人間を殺戮人形へと変え、それらを従えているマッドサイエンティスト
その中でもトガリを溺愛しており、傍に置いておくだけでなく体の関係も持っている
一見穏やかな研究者だが、倫理観や常識が過度にずれており、やる事成す事全てが非道。
自身にも手を加えており、普通の人体ではなくなっている。
実力も行動力もある厄介なマッドサイエンティスト。
過去に心から大事にしていた弟がいたが、その弟は今他界している。現在はトガリでその心の隙間を埋めているのかもしれない。
XIは元々頭脳も優れていて、且つ当時は理系だった。
そんなある日、白衣を着たXIを見た弟は目を輝かせこう言った。
「お兄ちゃんかっこいい!研究者みたい!」
「そう?」
「研究者なお兄ちゃんかぁ、それなら俺も研究者になって、一緒にすごいことやってみたい!」
当時のXIは将来の夢がハッキリしていなかったのだが、その弟の言葉をきっかけに研究職を目指すことに。
弟には勉強もよく教えていたし、面白そうな実験を見つけたら二人でやっていて、とても仲良しな兄弟だった。
しかし弟は生まれつき病弱で、当時から入退院を繰り返していた。
………まぁ、治るだろう。
ハッピーエンドを期待していた…というより、そうなるだろうと勝手に信じ切っていた。
悲劇とか、絶望とか、そういうのは無縁で、誰もが想像するような普通の日常がただ流れていくはず…、……
………。
そうだ、そうに決まっている
弟は死んでいない
何を言っているのだろうか
ちょっと寝ているだけだろう
あ、そうだ
弟が起きた時に驚かせてしまおう
何がいいかな
…すごいことをやってみよう!
さぁ、見ててご覧。
前代未聞で、楽しくて、歴史に名を残す程のすごい実験の開始だ!!
この名前は本名ではなく、研究者になってからつけた名前。
本名は勿論、なぜ名前を偽っているのかも教えてくれない。
元は171cmだが、現在はトガリと同じ身長にしている。つまり自身を魔改造している。
身長以外にもたくさん手を加え続けているようだ。