四宮 大貴

鬱で根に持ちやすいタイプで理想が高い

目の下のクマを消したり見た目を整えたら案外美形だが、死ぬ予定なので放置している

常に死ぬ計画を練っている

たまにギャグを言うが全然笑えない

  中学を卒業するまで合唱団に所属していた。

  しかしそこでいじめに遭い、教師からも見捨てられ辛い日々を送ることになる。

  中学3年の12月、突然何かが覚醒したかのように外へ飛び出した。

  揺らぐ視界、見え続ける幻覚、止まらない幻聴。この幻聴は人の声で、自身の声に似ている気がした。

  恐怖に包まれ、逃げて、逃げてただ逃げて＿＿＿＿＿＿

  いつしか彼は倒れてしまった。

  翌日、病院のベッドの上で目を覚ます。

  親が迎えに来て無事に家に帰った。

  そして、それ以降何故かいじめはなくなっていた。

  自分の中にもう一つの人格がいるということは、22歳になった今も知らないままだ。