登場作品:異端者は暗影で嗤う
種族:人間
性別:男
年齢:26歳
身長:180cm
職業:元料理人、現処刑人
出身:一般家庭
一人称:僕、私
二人称:貴方
元高級料理店のシェフ
彼が作る料理は、書いて字のとおり、死ぬ程美味しいものであった
いつも薄ら笑っていてどこか怪しげだが、実際は正義感が強い善人である。
しかし、常識や固定観念に囚われている一面もあり、視野が狭いのが難点だ。
それに気づいたのなら、彼は直そうとするだろう。
彼の出身は可もなく不可もない、普通の一般家庭だ。
食べることが昔から好きであり、子供の頃から調理にも手を出していた。その頃から天才と言えるほどに美味しい料理を作っており、盛り付けも綺麗だった。彼が料理人になるまで、そう苦しい道ではなかった。
———ただ、本番はここからである。
自分の料理で人が笑顔になってくれたら幸せだ、という彼の思いは無事に届き、彼の料理を食べた者は皆笑顔になった———死ぬ程の刺激を浴びても、笑顔のままだったのだ。
程なくしてツォールは気味悪がられ、店のためにも、と追い出されてしまう。
現在、ツォールは死刑囚の最後の食事、ラストミールを提供する処刑人となっている。
最期はどうか笑顔でいられますように、と美しい料理を振る舞うのだ。
「私はツォール・ミストーラです。ここで料理人をさせてもらっております。貴方のお口に合う、最高の料理を提供してみせましょう」
「僕は料理が好きだ、それは国を問わずね。食事をすることも好きだし、その素晴らしさを少しでも感じてもらえたらと思うんだよ」
「私の作ったっ料理を食べた者は皆死にます。ええ、それはもう幸せそうに、ね」
「嘘言え、僕は歴とした料理人だ。料理を作って提供してなんぼじゃないか」