フリガナ:カシミ アマト
登場作品:キャラ単体創作
種族:人間
性別:男
年齢:26歳
身長:177cm(+2cm)
職業:出張菓子屋
出身:一般家庭
一人称:[菓子屋]僕、私 / [素]俺
二人称:[菓子屋]君、貴方 / [素]お前、あなた
出張菓子屋を営む青年
品揃えが良く、中には怪しいお菓子もあるそう……
いつも笑顔で穏やか。明るく社交的だが、少し気分屋でマイペースな一面もある。
一見愛されキャラだが、恋愛が関わると豹変する。所謂ヤンデレ。
恋敵ではなく、愛してる相手に攻撃を加えてしまうタイプ。頭を使った攻撃をしてくるため、かなり厄介。
樫実甘都、という名前は偽名だ。仕事柄、この名前の方が都合が良いからなのだが、理由は他にも存在している。
———過去を忘れたいからだ。
甘都がまだ本名を名乗っていた頃、彼女がいた。その彼女は人気者で、甘都自身も誇らしかった。元気で、ちょっと危なっかしいところもあるけれど。
そんな彼女は来る者を拒まず、差別もせず色んな人と仲良くしていた。どうりで人気も出るはずだ。彼女の周りには、いつも人がいて。自分がいない時も、誰かがいて。自分が———
———。
夜、彼女を待つ。ちょっとした特別な料理を作ったのだ。
甘都は昔から料理が得意で、彼女にも振る舞っていた。いつも食べてくれて———たまに、残すかな。
そんな時、ふと浮かんだのが、見た目も楽しめる料理だ。美味しいだけでなく、見た目もこだわった方が良いだろう、損はない。そう思い、いつもの盛り付けと変えてみたのだ。
———この食材は鮮やかな色だから、ここに置こう。
———この色は、馴染んでくれるかな。
———これ、少し邪魔だな。
まぁ、多少はいいだろう、と少々特殊なモノを料理に活用した。害はないし、実際食材に色をつけるなどよくあるやり方だ。
22時。食卓にいるのは甘都のみだ。自身の作った料理を、ただ眺める。たまに、玄関の方に目を向けつつ。
「ただいま〜」
聞き慣れた、待ち侘びた声が聞こえた。彼女だ。
遊びが長引いたのだろうか———?
「あ、ご飯だ!ありがと〜」
その言葉を放ち、すぐに自室へと向かった。一応感謝しておこう、というニュアンスで。
———そうなんだね。
甘都はこの時、何かを察した。今までの言動、今夜の出来事、全てが繋がった。
”善人の皮を被った邪悪め”
ただ、本当に好きだった、まだ諦められずにいる。
ゆっくり、ゆっくりと日々の料理に”薬”を仕込む。それは、幸せになれる薬。そう、2人で幸せに。
———
——————
甘都が仕込んだのは、いわゆる惚れ薬だ。ただ、その彼女は今はいないらしいが。
いなというのは、この世界にそもそも存在していない、ということだ。
「恋人?ん〜、あ、そうだ!僕が作ったお菓子、食べてよ!試作品で良ければ、なんだけど」
元恋人が飼っていた兎。
本来の名前は覚えていないため、甘都が『コットンベリィ』と名付けている。
一般的な兎と比べると、だいぶ賢い方に分類されるだろう。甘都にはあまり懐いていない。(しかし世話は必要なので着いて行ってる)
[菓子屋]
「あま〜いおかしはいかが?ふふ、甘さ控えめのものもあるよ」
「これが欲しいの?嬉しいな〜、これは僕の自信作なんだ。見た目も可愛いでしょ?」
「この子はコットンベリィ!可愛い名前だよね、なかなかいい名前をつけられたよ。ああもちろん、見た目も可愛いよね」
[素]
「俺さ、お前のことが好きなんだ。そう、比べる必要も無いほどに、誰よりも大好き」
「いやいいよ、俺も悪かった……ねぇ、それであの人は結局誰?」
「ははは!いやいいんじゃない?はは、ちょっと面白いけど、馬鹿にはしてないよ。ほんとほんと」
はからんさん宅、レイラちゃん
色恋沙汰を全くしてこなかったレイラちゃんに安心しており、だからこそ余計に他者に汚されたくないという感情も持っている。
全てにおいて強い彼女だが、だからと言って油断は大敵だというのが甘都の思想である。