フリガナ:ヤトビ カウラ
登場作品:キャラ単体創作
種族:人間
性別:男
年齢:23歳
身長:177cm
職業:始末屋
好き:酒(特に芋焼酎)、賭け事、脂肪分少なめの肉、楽しいこと
出身:一般家庭
一人称:俺、滓
二人称:お前、あんた、あなた様
始末屋、そして食人鬼の青年
裏社会の面々から気に入られており、秘密兵器のような扱いを受けている
一人称が滓であるが、自己肯定感はある程度高い。自分自身、人生そのものに自信がある。
取り入るのも得意で、裏社会の人物や組織とは多くの繋がりを持っている。
快楽主義、そして楽観的。倫理観もかなりずれている。
(3011文字)
幼少期に、退屈が故に真夜中に家を出たことが始まりとなった。
無計画に歩みを進めている最中に、ある暗がりに興味を持っていかれ、そのままそこへと向かってしまう。
周囲が見えなくなった矢先、背後から誘拐犯が現れ、出来事への理解も追いつかぬまま連れ去られてしまった。
目を開くと物置きのような、ゴミ溜めの部屋にいることに気づく。
恐怖感はなく、それよりも漂う異臭に意識を持ってかれた。次第に空腹感も襲ってきて、本能のままドアを強く叩き、叫び散らかし続けた。
それに耐えかねた誘拐犯は、部屋のドアを開け、刃物を見せつける。少年がその刃物から連想したものはステーキ。凶器を翳す行為は、まさに逆効果そのものになった。
誘拐犯は目にも止まらぬ速さでナイフを奪い取られ、身体は一瞬にして血に塗れた。理性が切れた状態の少年は、大人の男でさえ負かしたのだ。
欲望のままに死骸を貪っていると、部屋の向こうから何か声が聞こえてくる。男性で、数名いるだろうか。
その声の主である、借金取り立てに来たヤクザたちは、地獄絵図を目の当たりにした。
様々な反応をするヤクザたちの中で、一際目立ったのは、興味深くこちらを見つめてくる男。その男は手を差し伸べ、こちらに来ないかと声をかけた。
その手を握ってから十数年、少年はすっかり青年になり、裏社会にも溶け込んでいた。
その青年は数々の組織に取り入り、好奇心に身を任せ、彼なりの楽しい人生を謳歌している。
「名前は捌鳶華心って言うんだけどさ、よければ遊ばない?」
「だから言ってんでしょ?あんたの目の前にいるのは滓だって」
「不安定、信用しきれない、いつ死んでもおかしくない。それはあなた様もおんなじだ」
「彼女殺すの?すりゃすげえや。彼氏の方は?別に値上げとかはしないからさあ〜」
「お前さ、今から喰われるから意識手放しといた方が良かったのに。寝といたら?」
「じゃあここで化け札の登場としようか。残念だったな!」
「ねえねえ、お前呑んでね〜だろ。呑めや。んあ〜……この酒瓶全部呑め!あ?余裕余裕!じゃあ俺呑むもんね〜、もったいない!」
「幸せとか、正義とか、そんなん分からないけど、少なくとも楽しい!ここにいる滓はすっごく楽しんでる!ははは!」
はからんさん宅、夜鶴さん
夜鶴さんは刀の神で、それ故に人間を愛し、尽くしたがる。そんな彼を華心も愛しており、甘やかしたがりと甘えたがりでとても相性の良い2人。華心は少し孫っぽさもあったりする。