被験者であり、国家の成功作
国家の元で”神の子”として扱われてきた
物腰柔らかだが、とても素直で物事をはっきりいうタイプ。
そしてかなりの自由人。
被験者になる前の記憶はないが、成功作となってからは”神の子”と言われ特別な扱いを受けてきた。
しかし、自分が神の子と言うのなら、その神、親はどこにいるのか疑問に思い、同時に会いたいと思うようになり脱走した。正直、ETAの人々は嫌いではなかったが好きでもなかった。
後にゾルヴェと出会い、彼こそが神なのだと狂信するようになる。
「…え?ダメですか?私はこれがいいのですけど……うーん、わかりました」
「神、ゾルヴェ様の導くまま動きます。私の使命です。…お父様と呼んでもいいのですが、なんだか照れ臭いです。血が繋がっている根拠もありませんしね」
「ええ、覚えていますよ。あの時はお世話になりました。私は無事に神を見つけることができましたので、安心してください。それより、神を信じて、そして私を神の子としてくれて、その恩返しをしたく思いここにやって来ました。神曰く、この施設と貴方たちを殲滅するべきとのことです。さぁ、天に帰りましょう」
はからんさん宅、メルヴィルさん
ネジュはゾルヴェを神としているが、特に一神教の様な考えではないため、神祖とされるメルヴィルさんを受け入れる。
もう1人の神、信仰対象というには何か特別な、そんな感情を抱きつつも無自覚だ。
彼の傍にいたい、寄り添いたい、これらの”特別”は、きっと恋情と成り得るものだろう。