ゾルヴェ

「ゾルヴェ、とでも呼んでくれ。……ああ、そう、俺の名前だからね」

「……何か、違和感を感じるんだ。上手く言葉には出来ないんだけど……」

「始ようか、Dooms dayを！」

「どうかした？そんな顔して……俺でよければ話を聞くよ。そんな大層なことは言えないと思うけどさ」

「悪だと指差したいのなら、差しもらって構わない。実際そうだろうからね」

「お前は充分良い人だ。良い人なのに、こんな酷い目に遭い、今じゃ悪役となっているなんて、居た堪れないな」