フリガナ:ジツイ ウルワ
種族:人間
性別:男
年齡:28歳
身長:179cm(+7cmのヒール)
出身:裕福な家庭
一人称:オレ
二人称:アンタ
美に執着している殺人鬼
死を最高の美としており、本人も死を待ち侘びているようだ
声のトーンが一定で感情が読み取りづらい。
基本穏やかだが、底知れぬ人物でもあり、どうも油断はできない。
物事を否定することは滅多になく、異なる思想や、批判してくる人物に対しても、怒ることも悪口を言うこともない。受け入れていると言うより、無関心や他人事に近いようだ。
美しいモノは護り、醜いモノは消す。それだけが彼の全て。
ある街に、豪奢で、煌びやかで、美しい一族が暮らしていた。
その一族は黒色をひどく嫌っていた。不潔だと、醜いと。
そこに生まれ落ちた兄弟。2人とも綺麗で整った顔立ちだった。
しかし、弟、後の時終麗は両親から忌み嫌われ、酷い扱いを受けることになる。黒い目、ただそれだけの理由で。
存在を否定され、罵倒され、やることなすこと馬鹿にされてきた。両親に対して、酷い嫌悪と恐怖感が芽生えるのもそう遅くはなかった。
そんな苦しい日々でも生きていけたのは、紛れもない、兄のおかげだった。
兄は鮮やかで綺麗な赤紫色の目を持っており、両親に可愛がられ、優遇もされていたが、弟の麗を見下すことは一切せず、大切な家族として接し続けた。兄は容姿だけでなく、中身まで綺麗であったのだろう。
そんな兄が大好きだった……否、今現在も、己が死ぬまで一生大好きな兄だと、麗は言う。
それとは裏腹に、表向きの美で飾り、嘘の顔を振り撒く両親が嫌いだ。美しいとは、なんなのだろうか。醜いのはどっちだろう。
虚像が美しいなど、麗には全く理解できなかった。それこそ、醜い。人間の汚い部分を露出しているだけではないか?
____美しくしてあげよう!
本当の母様、本当の父様を見せてよ。さあ、美しく咲いて散ってよ。
最期まで、最期こそ美しく在ろう!
愛しき人間様、美しき人間様。本当の貴方達を見たい。美しいその姿を見たい。
そのお手伝いをできるだなんて、大変光栄だ。
昨日まで在ったはずの景色は紅で満たされ、そこに、恍惚とした表情を浮かべる少年が1人、立っていた。
その少年の目にあの美しい兄が映り、少年は嬉しそうに、無邪気にも思える弟の顔で兄の元に歩み寄る。
「兄様。兄様はどう咲くのかな。もっと、もーっと綺麗で、忘れられない程なんだろうな。大好きだよ、兄様。じゃぁ……」
___兄は斬り裂かれ、命を落とした。命乞いなどまるで意味を為さず、無慈悲に腕を、足を、首を裂かれた。
紅に染まった床に座り、兄の生首を抱きしめ、弟は静かに、ただ幸せそうに微笑んだ。
「アァ……いいねェ…そう抑えなくていいのに。アンタも人間だ。足掻くンでもいいし、悲鳴をあげてもいい、それはアンタ次第だ。見てぇンだよ、アンタの美をサ…」
「俗悪だノ、悪趣味だノ、わかってないもンだナ、人間様モ。死と言うのハ…朽ちるというのハ、ソノ消える瞬間というものハ、生を謳歌する上で一番の快楽ってのを知らないらしイ。まぁ、イイ。可哀想な命、そいうもの程最期は美しく咲き乱れル…俺は知ってンだヨ」
「最期に綺麗に咲けるのなラ、ソレは最高の終末ダ。でモ、生きないとソノ最期は存在しなイ。生を持チ、始まることで最期は用意されル。だからとことん楽しもウ。最期を忘れずニ、咲く時を待ち侘びよウ」
「好きだヨ、そういうノ。アンタとても綺麗ダ、趣味も含め美で溢れていル。最期もきっト…綺麗なンだろうナ……。ハハッ、アンタの美しさが咲き誇る時を待つヨ」
「兄様は綺麗だっタ、何よりモ。あんなに美しい人は見たことがないシ、今後も現れないと思ってるヨ。綺麗ニ、ただ綺麗ニ、咲いタ。そして最期、美しく散っタ。そんな兄様が今でも大好きなんダ」
短剣と長剣の二刀流。
また、殺人(彼曰く美の開花)を行う際、決まって90°~ の角度で二つの剣を構えている。その姿はまるで11:45~を示す時計だ。
倶我霜月さん宅、久露野 義亜くん
麗が義亜くんの綺麗な容姿に目をつけ始め、今では義亜くんに好印象を抱いている。
どことなく、彼には美しくあってほしいと思っており、麗は度々気にかけた言動や行動を取っている。
※色置きは自分用なので参考程度でOK