椿組の若頭であり、速水蒼の実の兄
過去のせいか酷い劣等感と憎しみを抱えている
そしてその負の感情は弟の蒼にぶつけられることとなった
残酷、極悪非道。
……と言っても、劣等感からこうなっているだけで、実際は寂しがり屋な人物。
ただ愛されたいだけ、温もりが欲しいだけ。
弟の蒼は椿組の組長”椿様”にとても気に入られており特別な扱いを受けていた。
兄である紅は弟と遊ぶことも許されず、ずっと離れ離れ。そして扱いも雑でみんな蒼のことばかりだった。そこから劣等感を抱えるようになる。
その劣等感は消えるのは愚か、増していくばかり。
十数年後、蒼が逃げ出した。
これで自分も見てもらえるようになる、と思ったのも束の間、蒼を連れ戻せと命令が降る。
結局自分は道具だった。
……いや、あいつを連れ戻して功績を手に入れればいいのでは?
__そしたら、きっと
独りではなくなるんだ。
速水 蒼
実の弟。
しかしあまり遊んだことはなく、悲しい記憶ばかり思い出す。
零夜さん(よその子)
世話係を務めてくれている彼との思い出はしっかりと残っているが、今は余裕がない上に、組長らがいい風に思っていないため、話すことも近寄ることも避けている。
戒勢さん(よその子)
どこか異質に感じている。
椿組がそもそもおかしいが、何か、それとは違うような。しかし他に縋るものがなく、手助けをしてもらっている。
組長
素顔すら見たことがないが、組長に認められたいと思っている。そのためならなんだってしてきたし、今後もするつもりだ。