戒勢さん(よその子)に忠実な弟分
椿組では下っ端だが、実力は確かにあり侮れない
短気。本人は敬語を使って丁寧に接しようとしているが、口の悪さが隠せていない。
周りを見下すような態度をとっており、皮肉もよく言う、性格はとても悪い。
しかし自分に自信があるわけでもなく、自らをゴミと言っている。
「周りの奴らは馬鹿でゴミですね。まぁ俺もゴミなんで気にしなくていいと思いますよ」
と言った感じ。
可もなく不可もない日常を過ごしていた。
……支配者同然の宗教さえなければ平和な人生を送っていたはず。
親も周りも熱心な信者だったが、射十は宗教はよくわからないため、とスルーをしていた。
そんなある日、射十はその宗教の聖職者を名乗っている男に連れ去られそうになる。洗脳をかけられていないということがわかったのだろう。
射十はびっくりして反射的に突き飛ばした。
周りには人がいて、助けるのは愚か、周りはたちまち射十を悪者にした。
親がやってきたかと思えば殴られ、ゴミなどの罵声を浴びせられた。
「捨ててしまえ、あれは穢れだ、追い出すべきだ!」
親にゴミと言われ、周りからも捨てろと言われ、射十は怖くなり逃げ出した。
この出来事が彼の卑屈な部分を作っている。
やっとのことで命を繋ぎ、たどり着いたのは祭りの屋台。残飯を見つけ必死に食らいついた。
その屋台の男性に声をかけられ射十は助けられる。
その男性は戒勢さん、後に射十が想いを寄せる人物だった。
助けられた後、戒勢さんについて行き椿組に入る。
そして今でも変わらず戒勢さんの後ろを歩いている。
「怖いんですか?手伝いますよ!まず頭ぶち抜く方か首飛ばす方か選んでもらっていーですか?」
「ゴミはゴミと生きていくべきでしょ?なんでこのゴミと仲良くします。お似合いじゃないですか」
「可哀想とか言わないでください。嘘なのバレバレですから。別に俺みたいな人間どうでもいいでしょ? …あ、ゴミでしたね(笑)」
「へ〜!!すごいすごい!もういいですか?さっさとドタマぶち抜いて死んでください」
「さすがかいせーさん!早速実行しましょ〜!」
「俺みたいなゴミがあのお方と幸せになるなんて烏滸がましいですよ。分かりきってることじゃないですか。なんですか?同情でもする気ですか?傷抉ってるだけなのにそれを正義だと信じて疑わないその心、とっても羨ましいです。見習いたいもんですね」
「テメーには分からないでしょうね。こっちのことなんざ知ろうともしないでしょうね。俺の脳内もそんな綺麗な花畑になってほしいもんですよ(笑)」
戒勢さん(よその子)
弟分を演じて隠しているが、実は恋愛感情を抱いている。
こんなゴミがあの方を好きだなんて烏滸がましい、と思っており伝えられずにいる。
零夜さん(よその子)
蒼と紅を必死に守っている姿を見て馬鹿馬鹿しいと感じている。自分を犠牲にしてまで守る意味がわからない。
己刈
いいカモであり上手く利用している。それを知り感情を乱す千風を見ては笑っている。
組長
異様な雰囲気を持っているが、それより嫌悪が勝つ。洗脳などの類のものは大嫌いなため組長も大嫌い。
入れてくれたのはあいつ(組長)ではなく戒勢さんだと言っている。