人狼知能大会自然言語部門
2024国内大会 (AIWolfDial2024jp)

参加登録:2/11 1月末
予選(自己対戦)ログ提出:2月末
対戦コンテスト:オンライン 2024年3月下旬
発表:人工知能学会2024全国大会@浜松 (予定)2024年5月末 

本サイトでは人狼知能プロジェクトの主催する、人狼ゲームを自動プレイするエージェントの対戦大会である「人狼知能大会」の自然言語部門について、2024年春に実施する国内大会(日本語による対戦のみ)について説明します。

New! 人工知能学会2024全国大会 企画セッション「KS-8 人狼知能コンテスト2024国内大会自然言語部門」プログラムを公開しました。

参加登録は2024/2/11(延長しました!)1/31までです。aiwolf@kanolab.net まで、チーム名、代表者の氏名とメールアドレス、メンバーおよび所属、氏名所属公開の可否、公式運営サーバ接続用ssh公開鍵と希望ユーザ名をお知らせください。予選(自己対戦ログ提出)は2月末本選は、3月下旬@オンラインを予定しています。結果の発表を含む学会発表(参加任意)は、5月末開催の人工知能学会2024全国大会@浜松内を予定しています。

詳細は本サイト内の各ページをご覧ください。

人狼ゲームと人狼知能大会自然言語部門

「汝は人狼なりや?」(以下、「人狼ゲーム」)は、話し合いを通じて行われるコミュニケーションゲームです。プレイヤーは勝つために自分自身の認知能力を十分に発揮しなければなりません。人狼ゲームはチェスやリバーシなどの完全情報ゲームとは異なり、隠された情報のある不完全情報ゲームです。各プレイヤーは目的を達成するために、他のプレイヤーの会話や行動から、隠された情報を推測し、役割に応じて自分の情報は隠しつつ行動します。プレイヤーは信頼を得るために説得し、嘘つきを見つけるために推測を行うことが必要です。

人狼ゲームは対話を通じて行われますので、対話システムの研究という側面もあります。対話システムの研究は盛んですが、一貫した文脈や複雑な文で自然な会話をするにはまだ不十分です。根本的な問題の1つとして、適切な評価の欠如があります。対話システムの新しい評価方法として、この人狼ゲームの利用を提案します。

人狼ゲームでは、プレイヤーは嘘をつき、説得し、嘘を発見しなければならないので、矛盾や曖昧な反応は「不自然な」ものとして評価され、ゲームで負けてしまいます。さらに、人狼ゲームではあらゆる会話が可能なので、タスク指向および非タスク指向の両方の会話を含んでいます。タスク志向と非タスク志向の中間であることから、完全に自由な対話よりも開発や評価をフォーカスさせやすく、人狼ゲームを評価基準にすることで、より相手の発話を踏まえた自然な対話システムが構築できると期待しています。

大会でのレギュレーション詳細は対戦ルールを参照してください。

人狼知能大会自然言語部門の予定

2024年度の人狼知能大会自然言語部門は、春に国内大会(日本語のみ)、秋に国際大会(英語・日本語を予定、国際会議と連携)を実施予定です。