空気清浄機/加湿器の丸洗い清掃クリーニング
空気を綺麗にする空気清浄機や部屋を加湿する加湿器の中を見た事ありますか?
空気清浄機
空気清浄機は空間中のホコリや菌、ウィルスなどを吸い込んでくれて、様々な方法で濾した空気を再び空間へ戻す便利な家電です。空気を清浄化させる方式に様々なタイプがあります。
最も多いフィルタ式の空気清浄機を使っている場合はフィルタの交換が必要です。
加湿器
加湿器は乾燥した空気中に湿度を与えます。ウィルスは高温多湿に弱いため加湿器は、冬場にとても重宝すると思います。
今は加湿させる方式が何タイプもあります。
熱で水蒸気を起こす加熱式
超音波で水を揺らし水蒸気を作る超音波式
水を自然放散させる気化式
昨今は大きな加湿器が人気でファンが搭載されている機種も増えています。
説明書にも定期的に拭いたり、掃除機でホコリを吸うなどの手入れを推奨する内容が書かれていますが
それでも、十分ではないです。だいたい2年間使うと、汚れが本体内に蓄積しています。
(毛を持つペットを飼われている場合は1年)
実際に分解した状態は、以下の画像の様な汚れが本体内にあります。
空気清浄機の回転ファン
空気清浄機はモーターでファンを回転させて空気を送り出します。ファンの茶色に見える所がホコリです。ビッシリ付いています。
空気清浄機の中
家庭で使用中の空気清浄機を分解しました。ホコリが本体内に積っている事が分かります。これでも使い続けますか?
気化式加湿器の回転ファン
とても綺麗に使われていた加湿器でしたが中のファンは水分でカビ汚れが付着しています。
加湿器の吹き出し口
気化式の加湿器の吹き出し口を撮影しました。水分を含んだホコリが吹き出し口に付着していますね。
私どもは、使用して汚れた空気清浄機や加湿器を分解して研究してきました。
そこで加湿器や空気清浄機には3種類の汚れがある事を把握しています。
●チリ、ホコリ、異物類
●カビ、水垢
●静電汚れ
それぞれの汚れの除去の仕方は、異なります。私どもは以下の洗浄方法で加湿器や空気清浄機をクリーニングして綺麗にしています。
<STEP1>パーツごとに高圧洗浄機で汚れを弾き飛ばします。
細かいチリやホコリは手作業で拭いたり、エアダスターで吹き飛ばす事でも洗浄可能ですが、取り残す事もあるという欠点があります。
私どもは確実に洗い落とすために高圧洗浄機でパーツごとに分けて、こびり付いたホコリやチリや異物を洗い落としています。
※ただし電子基板やモーター、センサー類が付いているパーツは高圧洗浄機を使用できないため手洗いになります。
<STEP2>蓄積されたカビや水垢は、とても頑固なので薬剤を使います。
蓄積されたカビや水垢は、高圧洗浄機だけでは落ちない事が多いです。いったん、薬剤につけてから、高圧洗浄機で洗い流します。
※この作業は加湿器または加湿機能がある空気清浄機にのみ実施します。
※水垢がプラ素材と合わさって石化している場合はプラが破損するため落とせません。
<STEP3>静電汚れを手洗いで落とします!
画像の▲で示している黒く煤のようになった静電汚れ。
分解したパーツを高圧洗浄機で洗う事で、あらゆる汚れが無くなり綺麗になりますが、静電汚れだけは残るので目視で汚れの箇所が特定できるようになります。あとは、それを手作業で擦って落とします。
あまり使っていない空気清浄機のファンです。洗浄前のファンにはチリがいくつも付いています。私どもの高圧洗浄機にて洗浄前後は、チリも付いていない綺麗な状態になりました。
大型の気化式加湿器の水トレー。依頼を受けたときは、加湿器は、全体的にかなり汚れた状態でした。ここに薬剤を投入し、丸2日かけて汚れを溶かしていきました。幸い、まだ水垢が石化していなかったので洗浄後は見違えるほど綺麗になりました。