自作小型電動ファンフライ双胴機スクエア(2006.1.8)
(エレベーターフラップ連動)
初飛行後、モーター交換と機首カット改造をした機体
翼 長:1000mm/全 長:1000mm
重 さ:570g/モーター:エンルート
28ロング900→32ミドル1200アンプ:CC-25/リポ:
1320→1700mA/プロペラ:APC10×5E→9×4.5E操縦方式:4ch4サーボ/翼形:NACA10%対称
目的:エレベータフラップ連動の運動性能を実験。400クラスのスポーツファンフライを製作してみる。
工法:胴体:1~2mm航空ベニア骨+1mmスチレン・テープ補強/双胴部:バルサ芯1mmスチレン/翼:バルサリブ組→スチレン→テープ/尾翼:バルサリブ芯+スチレン
塗装:なし(色テープ仕上げ)
![](https://www.google.com/images/icons/product/drive-32.png)
◆ 飛行の様子 パワーアップ改造後の飛行
◆ 改造について
モーターをパワーアップするため機首をカットした。というのも外形28mmのモーターに合わせて機首をぎりぎりつくっているため、改造なしにはこれ以上大きなモーターはつかない。また重心位置が前すぎ調整も効かないので機首4cmカットとしモーターマウントを作り直した。モーターはエンルート28ロング900から32ミドル1200へ換装した。推力は1,000gを超え推力重量比は2に近くなった。
また抵抗のない飛行機がスピードを増すのであるから、さらに切れ味鋭い飛行特性に変化した。ちなみにAPC9×4.5Eでフルスロットル時10,100RPM 10V、17A、170Wであった。
飛行は無限垂直上昇が味わえ飛行機を『縦』に飛ばすのが楽しくなった。地上近くから点になるまで竜のごとく昇らせ、エルロンを切ってぐるぐる回しながらプロペラブレーキ(空転)を掛けておりてくる。なんとも楽しい飛行である。
◆ 飛行インプレッション
初飛行で不本意ながらエルロンの舵角過大で草むらに突っ込ませて小破させてしまった。エルロンをファンフライなみに45度を取っていたことが原因だった。それで舵角を1/3にして再トライで飛行に成功した。それでもかなりロールレートは速い。本来もっと過激に舵が効くと思っていたエレベーターは重心位置が前であったこともあり、割と大人しい感じだった。しかし仰角がなくても離陸できるのはフラップのおかげであるし、着陸時のフレアが大変良く効く。また宙返り後半の減速がいい。特筆すべきものはヨー軸で、サザンクロスで経験した強烈な水平ラダー旋回が再現されている。側面積の大きさがラダーでの旋回特性を上げている。またスピードを上げなくても安定して綺麗にナイフエッジが決まる。私はパターンを綺麗に決める腕はないが、ビデオからも性能の一端は伺えるだろう。前面投影面積が大変少ないこともあり、たかだか130Wで飛ぶ飛行機としてはまずまずのペラの引きである。
重心位置やパワーユニットについてもう少し検討の余地がありそうである。