EPPねじり主翼搭載 ブレリオXI-2(2007.12.23) BleriotXI

  • モーター:Waypoint2205/36 / ペラ:GWS7035

  • アンプ:フェニックス10A / リポ: E-MAX500mA2セル

  • 重 さ:195g / 翼長:800mm / 翼形:単板キャンバー

  • サーボ:4ch3サーボ /ラダー両引き1サーボ・エルロンねじり主翼1サーボ

  • 目 的:EPPの弾力性を活かしでねじり主翼機構を搭載し、温故知新の模型を製作する。

  • 仕上げ:EPPへのバンパープライマー塗装後、ラッカー塗装

  • 備考:両引き線はPEライン

主翼は3mmEPPより切り抜き。エッジを出すように良く切れるカッターで切る。スパーは0.5×3mm幅のカーボン板。そのカーボンをはさむように両側にEPPを接着する。胴体はカーボンキュアシートで補強。


尾翼は主翼と同じように製作ののち、カーボンキュアシートをカッターでEPPと厚みを同じにして埋め込み。ヒンジは接着剤で加工。動きが悪いようなら点線状にカッターを入れて動きをよくする。

脚部は1.5mmベニアをマイクログラス補強。瞬間接着剤で貼ったので簡単にできた。ちなみにここがモーターマウントになる。

胴体中部。EPPとカーボンキュアシートのため、弱いが主翼の接着とサーボベッドの補強が入るため、組み後は所要の強度が出る。合理的な設計をめざしたが、元設計ブレリオのよさをあちこちに感じる。

主翼裏面。リブは最低2ヶ所あれば大丈夫と考えた。あまりたくさん入れるとねじり強度が出すぎ、動作に影響がでるため、最低限とした。EPPのねじり剛性のなさを逆手にとってねじることを前提とした設計である。

前スパーとセンタースパーはスパーは0.5×3mm幅のカーボン板。リア側は1.8mmロッドとした

張り線はスパーセンター裏表一周。

リア側はエルロンコントロールサーボへ導入している。補強支柱カーボンがちょうど滑車の役目をするので無理なく胴体内へ両引きのPEラインを導入できる。

●飛行について

さて早速初飛行をしてみました。癒し系の高揚力飛行機なのでスロー飛行が得意です。この手の機体はエレベータよりスロットルをうまくコントロールすることで高度と姿勢を調整できます。またスローな飛行機は一般的にエルロンが効きにくいですが、ねじり主翼を採用しているために、クイックにしかも自然な効きが感じられました。心配されたアドバースヨーもなく、大変素直な操縦性に大満足の初飛行でした。

EPPねじり主翼も、もしかしたら曲技機にも採用可能かもと思ったほど素晴らしい低速での効きでした。

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初飛行の様子およびねじり翼の動作様子の動画