「アディクションとスティグマ」

大嶋栄子=著

『生き延びるためのアディクション

――嵐の後を生きる「彼女たち」へのソーシャルワーク』(金剛出版)

公開合評会

開催主旨

2019年に刊行された、大嶋栄子=著『生き延びるためのアディクション』の公開合評会を開催いたします。自助グループと障害者運動との接線、ハンナ・アーレントとの想像上の対話、親密圏の新たな可能性、救いとしての当事者研究、スティグマとジェンダー/セクシュアリティの問い、そして社会変革の問いへ……ひとつの読解がさらなる読解を呼び寄せる『生き延びるためのアディクション』に触発された問いの数々を、3人の登壇者たちの語りによって会場と共有していきます。


開催概要

日時:2020年1月12日(日)13:00~16:00[開場:13:00/開演13:30]

登壇:熊谷晋一郎+上岡陽江+大嶋栄子

会場:東京大学先端科学技術研究センター・4号館・2F・講堂

※会場までのアクセスはURL(http://touken.org/access/)をご覧ください。なお、同施設の「正門」は常時開門しておりますが、「東門」および「西門」はいずれも12:45~13:45までの開門となりますのでご注意ください。

主催:公開合評会実行委員会

共催:東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野

運営:金剛出版


タイムテーブル

◆講演①「親密圏を問う・社会を変える――アディクション・スティグマ・当事者研究」

演者=熊谷晋一郎(13:30~14:00)

◆講演②「しらふで生きるための当事者研究――女性依存症者たちの日々」

演者=上岡陽江(14:00~14:30)

◆講演③「2つの講演への応答」

演者=大嶋栄子(14:30~15:00)

◆休憩(15:00~15:15)

◆ディスカッション/熊谷晋一郎+上岡陽江+大嶋栄子(15:15~15:45)

◆質疑応答:15:45~16:00


参加方法

募集人数:80名(定員に達し次第、募集を締め切ります)

参加費:2,000円(参加費は会場にてお支払いいただきます)

申込方法:下記「申込フォーム」に必須事項を記入して送信してください。受付後、自動返信メールをお送りいたしますので、こちらをもちまして申込が完了となります。

連絡先:「生き延びるためのアディクション・トークイベント実行委員会」(金剛出版内[112-0005 東京都文京区水道1-5-16/E-MAIL:addiction.survival@gmail.com/TEL:03-3815-6661])


登壇者

熊谷晋一郎(くまがや・しんいちろう)

東京大学先端科学技術研究センター准教授。主著『リハビリの夜』(医学書院)、『発達障害当事者研究――ゆっくりていねいにつながりたい』([綾屋紗月との共著]医学書院)、『みんなの当事者研究』『当事者研究と専門知』『当事者研究をはじめよう』(いずれも金剛出版)、『ひとりでがんばってしまうあなたのための子育ての本――「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』([上岡陽江との共著]ジャパンマシニスト社)ほか。


上岡陽江(かみおか・はるえ)

NPO法人ダルク女性ハウス代表。東京大学先端科学技術研究センター研究員。主著『その後の不自由――「嵐」のあとを生きる人たち』([大嶋栄子との共著]医学書院)、『生きのびるための犯罪』([ダルク女性ハウスとの共著]イースト・プレス)。『ひとりでがんばってしまうあなたのための子育ての本―「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』([熊谷晋一郎との共著]ジャパンマシニスト社)ほか。


大嶋栄子(おおしま・えいこ)

NPO法人リカバリー代表。日本医療大学講師、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員。主著『その後の不自由――「嵐」のあとを生きる人たち』([上岡陽江との共著]医学書院)、『嵐の後を生きる人たち』(かりん舎)ほか。