材料の微視構造と巨視的変形挙動を有機的に連成させることにより、材料の多重階層構造を橋渡しする数理モデルの構築ならびにそれを用いた数値シミュレーション手法の開発を行い、材料の組織と強度に関するマルチスケール計算固体力学の発展、ならびに材料科学と固体力学のさらなる融合を目指しています。
本研究会では主に結晶塑性FEM解析、Phase-field法、分子動力学法などを用いて、材料内部の結晶欠陥や微視損傷などの挙動と材料の巨視的な変形・破壊挙動の相関を調査することで、材料に新たな力学機能を付与するとともに,未知の力学特性を解明することを試みています。