株式会社アルファフォーラム

 

「我々は起業する」

エネルギー政策の下、エネルギーの信頼と安定供給のおかげで我が国の経済や地域経済は発展してきました。しかしながら、需要側がエネルギー源の選択ができなかった時代がながく続いたともいえます。2012年7月より再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が始まり、エネルギーの多様化を意識できるようになりました。エネルギー源の選択範囲が増えることは我が国の、そして地域が豊かになることであり、これに関連する事業に取り組むことは社会意義の高いことだと確信しております。

 エネルギーの歴史を振り返ると「森林資源」をエネルギー源とし、里山とともに生活を営んできた期間が長かったです。我が国で50億立米にも近いとされている森林資源は若齢木が少なく、二酸化炭素吸収力も効率が落ちていると言われ、若い木が育つ場所を作らなくてはなりません。このため効率的な伐採が必要であり、この伐採された木材を活かせる木質バイオマスエネルギーは持続可能な循環型地域形成に必要な視点であると整理しています。熱効率が25%程度の発電事業ではなく、熱効率が80%以上程度と考えられる「熱利用」に注目して事業化を検討することが重要です。

 一方で、木質チップ製造や流通を含む現在の木材産業は、原木造材・製材など課題が多く、荒廃農地や雑種原野を含む森林資源を余しなく有効に使いきっている状況ではありません。木質バイオマスエネルギーを利用した大規模発電所計画が数多く提案され、C材やD材の利用は大きく改善されることが期待されますが、真の意味での「地域活性化」には木質燃料の適量と安定供給を一体として考える「中・小型木質バイオマスボイラーによる地域熱供給事業」の普及が必要です。

 我々は容易に普及ができる事業モデルを提案します。この事業参入と実践のためには、すべての課題においてこれまでの行動や考え方の延長で解を求めるのではなく、慣れ親しんできた発想や活動範囲の枠を破り、新たな価値創造を継続することになります。

 木材関連産業は川上から川下まで業態は多岐に渡り、また経営スパンも違います。ここで提案する新しい事業は川上から川下までを取り込んだ課題解決型一体事業です。新しい事業に向う姿勢とスキル、責任ある事業形態とは、森林所有者や需要家の合意形成プロセス、普及シナリオとマーケティング、広葉樹林の活かし方など、多岐に渡る立体的な情報整理を整理していきます。

地域の脱炭素にもつながる「森林資源フル活用事業」の起業パートナーとして未来を創ります。

よろしくお願いいたします。