「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」のご購入は、
▷中村堂オンラインショップ
https://nakadoh.stores.jp/items/61c6ab31d5ffeb2d7c97a1fb
▷amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4907571801
▷Kindle(電子書籍)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09QKKLQCD/
▶全国の書店、ネット書店で。
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「『5分の1黒板』が、やっぱり対話・話し合いの鍵を握ってると思うんだよね」
「たかが、『5分の1黒板』と言われそうなんだけど、されど『5分の1黒板』なんだよね」
「『5分の1黒板』が授業観を変えるぐらいの可能性があると思うんだよね」
といった菊池省三先生の言葉をきっかけにして徳島支部の研究がスタートしました。
2020年の後半のことでした。
そこから全体の構想を考え1年半近く実践、執筆、検討を繰り返してきました。
菊池先生や中村堂の中村社長を交えた検討会は、対面で5回以上、オンラインで5回、支部メンバーのみの検討会は対面で20回以上行いました。
原稿締切までの最後の1か月平日は、毎日のようにオンラインでの検討会議を行い、50回以上を数えます。
「重厚感」をテーマに、全体の構成や文言の細部にもこだわりました。
検討会を繰り返す中で、支部としてのチーム力も高まります。
今回の1冊は、支部メンバーの叡智を集結した1冊です。
「5分の1黒板」から授業を変える!
これからの時代の新しい対話指導の道を切り拓きたい、そんな全員の本気の思いがこもった1冊です。
たくさんの方々にお読みいただきたいです。
そして、率直なご意見等をいただきながら、引き続き「5分の1黒板」について研究を進めていきます。
=先達の討論指導に学ぶ=
「先達の討論指導の成果に立ち、誰もができる新時代の白熱する教室のつくり方を示す」と帯に書かれている通り、先達の討論指導に学び、これからの討論指導を提案するのが本書のコンセプトの1つです。
特に、
・向山洋一先生の「指名なし討論」
・築地久子先生の「座席表カルテ」
・平成時代の「教室ディベート」
の3つの先達たちの討論指導を参考にしています。
そして、これからの時代の討論指導においては、「5分の1黒板」を活用することで、多様な子どもがいるどの教室でも確かな話し合いが成立し、白熱した討論の授業が行われると考えています(菊池、2022)。
今回の執筆にあたり、先に示した3つの討論指導について書籍や映像資料から学びました(写真参照)。
昨年の夏休み中は、先達の討論指導を学ぶことに多くの時間を割きました。
文面や映像から、当時の教育界の空気感や先達の討論指導への情熱を感じました。
そして、当時から今でいう「主体的・対話的で深い学び」をめざして、実践していたことを改めて感じることができました。
第1章(p.6‐p.9)では、「1令和時代の対話・話し合い指導とは」というタイトルで、先達の討論指導を学び、どのように菊池流の討論指導を確立していったかを述べられています。
その鍵となるのが「5分の1黒板」であることも書かれています。
第2章(p.34‐p.35)では、先達の討論指導の概要を簡単にまとめています。
紙幅の関係で、先達の具体的な実践について多くは書けませんでした。
詳しく知りたい方は、本書(p.196)の「【引用・参考文献】一覧」をご覧ください。
繰り返しになりますが、本書は先達の討論指導の成果に立ち、誰もができる新時代の白熱する教室のつくり方を示すものです。
本書をきっかけに、先達の討論指導へと学びを発展させていくこともできます。
これからの時代に、なぜ「5分の1黒板」が有効なのかが、より明確になるでしょう。
▲2021.09.17 オンライン原稿検討会議
▲他支部メンバーも参加しての公開原稿検討会議 (於:高知大学)
「5分の1黒板」は、黒板の左端5分の1に、価値語を示す指導です。
「5分の1黒板」の実践は、授業の中で教えながら育てることを「見える化」した、具体的な実践です。
学級づくりの時間を特別に確保しなくても、授業内外問わず繰り返し活用し、個や集団の成長を促すことができるのが大きな特徴です。
そして、討論・話し合い授業成立に必要な、
〇学び合い、つながり合うための学習規律
〇安心感を生み出す温かい関係性
〇対話に必要な態度や技術
〇一人も見捨てない個や集団の価値付け
を日々の授業の中で育てていく指導です。
■価値語とは
「高段の芸」と言われた討論の授業を先達の指導の成果に立ち、だれでもできる新時代の指導として全面開示します。
菊池道場オリジナル実践「5分の1 黒板」を徹底解説!!
「5分の1 黒板」の目的、可能性、技術、授業実践、Q&Aなど、その全てを1冊に凝集しました。
菊池省三道場長は、第1章で次のように書かれています。
「何年も実践を繰り返しながら、私なりの対話・話し合い指導、そして「白熱する教室」にたどり着いたのです。その鍵となるのが、本著で示す「5分の1黒板」の指導なのです。(中略)討論・話し合い授業成立に必要な、「学び合い、つながり合うための学習規律」「安心感を生み出す温かい関係性」「対話に必要な態度や技術」「一人も見捨てない個や集団の価値付け」を日々の授業の中で育てていく指導が、毎時間の「5分の1黒板」の指導を通して可能であり最適であることに確信がもてたからなのです」
関係性豊かな白熱する教室をどのように作っていくかとのテーマを、徹底的に掘り下げています。
▼ 「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」のプロモーションビデオを作成しました。
第1章 「5分の1黒板」で授業に革命を起こそう ~これからの時代の白熱する教室のつくり方~
~本著に寄せて~
第2章 「5分の1黒板」が“ 授業観” を変える ~白熱した対話・話し合いの授業をめざして~
第3章 白熱する教室をつくる「5分の1黒板」の全体像
第4章 「5分の1黒板」の価値語はいつ、どのように書くのか
第5章 「5分の1黒板」を活用した実践記録
第6章 「5分の1黒板」Q&A10
第7章 「5分の1黒板」に書く価値語辞典
【引用・参考文献】一覧
おわりに
▼ 「もくじ」の詳細は下の写真をご覧ください。
第3章「白熱する教室をつくる『5分の1黒板』の全体像」について紹介します。
第3章では、なぜ「5分の1黒板」が白熱する教室をつくるのか、その全体像を描いています。
全体像を描くために、次の3つで章を構成しています。
①「タックマンモデル」で1年間の学級の成長過程を示す
4つの成長段階ごとに、「5分の1黒板」をどのように活用すればいいのかを書きました。
②白熱する対話・話し合いの授業をつくる「5分の1黒板」価値語表(※QRコードでA4版のダウンロード可能)
価値語を4つのカテゴリーに分け、各学習活動でキーワードとなる価値語をまとめました。
③白熱した対話・話し合いの授業の核となる4つの学習活動について
「自分の考えをもつ」「ペア・グループ学習」「自由な立ち歩きによる話し合い」「白熱した話し合い」の4つの学習活動ごとに、「5分の1黒板」をどのように活用するのかをまとめました。
ぜひ、②の価値語表をダウンロードいただき、図と往還しながら読み進めてください。
また、②の表に「自分だったらこの価値語を書くかな」と書き込みしながら、自分なりの価値語表を作っていくこともおすすめです。
第3章を執筆するにあたって、過去の菊池先生のご著書やタックマンモデルを含むチームビルディングの書籍等を参考にさせていただきました。
本文中にも、引用や参照等の記述をしています。
▼以下、堀井支部長の「カテゴリー表」についての説明
このカテゴリー表は、検討会のたびに姿を変えてこのかたちに辿り着きました。
この表と第3章以降はリンクしています。
第3章では、白熱する話し合いをつくる各学習活動のねらいや「5分の1黒板」の活用について解説しています。
また、最近話題のタックマンモデルと関連させ、全体像を描きました。
第5章の実践記録に出てくる価値語は、カテゴリー表とリンクしています。
第4章「『5分の1黒板』の価値語は いつ、どのように書くのか」について紹介します。
「5分の1黒板」を先生方に紹介すると、
「いつ書いたらいいのですか?」
「どのように書いたらいいんですか?」
という質問をよく聞きます。
第4章は、そのような問いに答えたものです。
「5分の1黒板」に書くタイミングは、【事前】【事中】【事後】の3つを基本としています。
全て、望ましい行為や態度を促すために活用する点では、共通しています。
詳細は、本をご覧ください。
どのように書くのかについては、菊池先生の実際の授業記録を基に述べています。
主には教師のパフォーマンス術です。
授業展開と場面ごとの実践記録、そして、菊池先生のパフォーマンス術をコマ撮りしたものの3つで紹介しています。
特に写真のコマ撮りでは、菊池先生の非言語の微細技術が一目でお分かりいただけると思います。
第4章をお読みいただくことで、「5分の1黒板」の活用イメージを広げていただけると思います。ぜひ、実践を通して、実感をともなった理解へとつなげていってください。
第5章には、9本の実践記録が載っています。
ここでも、第3章の「白熱した対話・話し合いの授業をつくる「5分の1黒板」価値語表」が登場します。この表に載っている「自分の考えをもつ」「ペア・グループ学習」「自由な立ち歩きによる話し合い」「白熱した話し合い」の4つの活動を2本ずつ載せています。
それに加えて、特別支援学級での実践が1本掲載されています。
実践記録は、「タックマンモデル」の4つの成長段階ともリンクさせています。
各実践記録の冒頭のタイトル部に、どの段階かを書いています。
それぞれの段階で、
①「5分の1黒板」のねらい
②実践記録
③「5分の1黒板」の広がり
という構成でまとめています。
「5分の1黒板」を活用するタイミングや、子どもたちの反応、変容等を実際の授業の事実を基に書きました。
第1章から第4章と往還しながら、読み進めることをおすすめします。
また、価値語の意味を知りたい方は、第7章「「5分の1黒板」に書く価値語辞典」をご覧ください。実践記録に出てくる価値語は、こちらに全て掲載されています。
5.の「もくじ」でも紹介しましたが、第6章では、「5分の1黒板」について10の質問に答えています。
実践を始めた段階で誰もがいだく代表的な10の疑問について、丁寧に解説しています。
Q1 「5分の1黒板」に書いた価値語はいつまで残しておけばよいのですか?
Q2 1学期の初めはたくさん書いていたのに、途中から書かなくなってしまいます。
Q3 「5分の1黒板」に同じ価値語を何度も書いてよいのでしょうか?
Q4 学習規律的な価値語ばかりになってしまいます。
Q5 「5分の1黒板」に書いた価値語を消さずに残しておきたいのですが、何かアイデアはありませんか?
Q6 1学期に書いていた価値語を3学期になってもまだ書いています。
Q7 全ての授業で「5分の1黒板」を使わなければいけないのでしょうか?
Q8 「 5分の1黒板」は、なぜ左端のスペースに書くのですか?ほかの場所に価値語を書いてはいけないのですか?
Q9 価値語には難しい言葉が多いですが、低学年でも実践できますか?
Q10 教科担任制でも「5分の1黒板」は活用できますか?
■第6章の構成について
本章は、1つの質問への回答を見開きにまとめています。
はじめにQ&Aの概要を吹き出しにまとめ、その後に回答を詳述しています。
また、これまでの章と関連させながら読むことができるように、注釈を入れています。
各章の内容と往還しながら読むことで、実践のイメージが鮮明になってくるでしょう。
本章を読む際に気をつけたいのは、ここでの回答が絶対の答えではないということです。
■第6章おすすめの読み方
本章のおすすめの読み方は、「自分の回答を本の中に書き込む」です。
質問だけ読んで書いてもいいですし、回答を全て読んでから書き込むのもいいでしょう。
本章の回答は、菊池道場のメンバーで検討してまとめたものです。
ここに書かれた回答がすべてではありません。
ご実践されながら、ぜひご自身の最適解を導いていってください。
第6章は読み方次第で、大きな学びの場にもなり得ると考えています。
私も実際にやってみましたが、なかなか楽しいですよ!
「価値語辞典」は、「そもそも、価値語をあまり知らない」という方のために、カテゴリー表に出てきた価値語や、各学習活動に必要な価値語の意味や「5分の1黒板」の活用のポイントをまとめたものです。
辞典は、4つの学習活動に分類されています。
1. 自分の考えをもつ
2. ペア・グルーブ学習
3. 自由な立ち歩きによる話し合い
4. 白熱した話し合い
各4ページ合計16ページの中に、62語の価値語が示されていて、実用的価値の高いページです。
以下、堀井支部長の言葉です。
「4つの学習活動別に話し合い指導に必要だと判断し、厳選した価値語を書き出しました。価値語の意味や、『5分の1黒板』に書くタイミングはもちろんですが、他の章との関連を書いたり、参考にしたい菊池道場の書籍(中村堂)の紹介をしています。
ほかの書籍も併せてお読みください。学びがつながることと思います。
今回の書籍発刊にあたり、各章の引用・参考文献も書き出しています。
引用・参考文献へと学びを広げることで、より「5分の1黒板」の価値を実感していただけると思います。
■「『5分の1黒板』で書く価値語辞典」誕生の経緯
本章は、徳島支部の検討会の際に
「価値語の説明を丁寧にした方がいいのではないか」
「価値語を知らない人にとって分かりやすいページが必要ではないか」
という声から誕生しました。
『価値語100ハンドブック』(中村堂)との差異を出すために考え合い、
「『5分の1黒板』で書く価値語辞典」というかたちに決まりました。
■価値語辞典を構成する4つの学習活動
本章は、
1.自分の考えをもつ
2.ペア・グループ学習
3.自由な立ち歩きによる話し合い
4.白熱した話し合い
の4つの活動ごとに価値語の意味や活用法を説明しています。
■価値語の意味の紹介や解説について
本章の価値語は、対話・話し合いの授業では欠かせない言葉を厳選しています。
1つひとつの価値語は、①~③の3つの説明が書かれています。
【価値語】
①価値語の意味
②使う時(効果的なタイミング)
③ポイント
■本章のおすすめの読み方
本章に書かれている価値語は、
第3章の図「白熱した対話・話し合いの授業をつくる『5分の1黒板』価値語表」や
第5章の「『5分の1黒板』を活用した実践記録」に出てくる価値語とリンクしています。
価値語の意味を確認しながら読むこともおすすめです。
また、価値語辞典内に本書や他の書籍にも学びをつなげられるように注釈を入れています。
ぜひ、他の書籍と関連づけながらお読みください。
きっと、価値語への理解が深まるだけでなく、白熱する教室に必要な価値語であることがお分かりいただけると思います。
写真は、今回の執筆にあたり参考や引用をした主な書籍をまとめたものです。(順不同)
※一部掲載できていません。
菊池省三先生の著書をはじめ、先達の実践等から多くの学びを得ました。
それらを、各章ごとに一覧にして掲載しています。
各章をお読みになる際に、気になる文献があれば参考にしてください。
「社会を生きぬく力は 小学校1時間の授業にあった」(コミュニケーション科叢書②)では、菊池省三先生の授業動画視聴特典付き(読者限定YouTube)で大きな反響をいただきました。
今回の「5分の1黒板」では、「めざす『対話・話し合いの授業』」の一つのゴールイメージとして、菊池省三先生の秘蔵授業映像の内、「ディベート的な話し合い(54分51秒)」と「子ども熟議(31分24秒)」の動画視聴特典付き(読者限定YouTube)です。
■菊池学級の授業動画【特典オリジナル動画視聴】
「討論の授業は、教師がイメージできなければ創ることはできない。授業は、教師のイメージに規定される。
(中略)
討論の授業をするには、自分の目で見ることが第一番である」(向山,2003,p.116)
“白熱する教室”の具体的なイメージをもっていただけるように、
第2章(p.36)のQRコードから菊池学級での授業動画を見ることができます。
■特典映像「菊池学級の白熱する教室」
白熱する教室をつくる核となる2つの実践の授業動画です。
・「ディベート的な話し合い」(54分50秒)
・「子ども熟議」(31分24秒)
2本の授業動画を視聴した後に本書を読むことで、「5分の1黒板」を活用して白熱する教室をめざす過程が鮮明になると考えます。
■“「白熱する教室」の具体的な行為像55”
また、第2章(p.32―p.34)には、“「白熱する教室」の具体的な行為像55”を掲載しています。
これは、菊池学級の「やまなし」のディベート的な話し合いの映像(上の特典映像)での子どもたちの姿をモデルにしたものです。
特典動画と合わせてお読みください。
「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」は、「コミュニケーション科叢書」の第三弾です。
「コミュニケーション科叢書」は、今の時代の学校教育に必要な『コミュニケーション科』の実現をめざす、菊池道場による本気の提案です。
「コミュニケーション科」について、菊池 省三先生は、【叢書①】の中で次のように書かれています。
----------------------------------------
「現時点では、『温かい人間関係を築きあげる力を育て合う教科』と定義づけておこうと考えています。技術指導を全面的に指導するのではなく、民主主義の考え方に立ち、
・学級の人間関係をよりよいものにするため
・学級の学びの絆を強いものにするため
ということを第一に考えて指導するということです。
具体的な授業時数は、各学年年間35時間を予定しています」
----------------------------------------
豊かなコミュニケーションが全国の教室にあふれる日をめざして、菊池道場は、実践と研究を進めます。
【叢書①】
温かい人間関係を築き上げる「コミュニケーション科」の授業
《紙の書籍》
●中村堂オンラインショップ
https://nakadoh.stores.jp/items/60486827243860788b08eafb
●amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4907571739
《Kindle(電子書籍)》
https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZMWKJR8/
【叢書②】
「社会を生きぬく力は 小学校1時間の授業にあった」
《紙の書籍》
●中村堂オンラインショップ
https://nakadoh.stores.jp/items/6126ff3c8a45720519012ed7
●amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4907571771/
《Kindle(電子書籍)》
https://www.amazon.co.jp/dp/B09F92CGGC/
【叢書③】
「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」
《紙の書籍》
●中村堂オンラインショップ
https://nakadoh.stores.jp/items/61c6ab31d5ffeb2d7c97a1fb
●amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4907571801/
《Kindle(電子書籍)》
本書のカバーの折り込み部分に、執筆メンバーの名前と似顔絵(このイラストは、執筆メンバーの一人である冨浦みさきさんに描いていただきました)を掲載しています。
【徳島支部メンバー(原稿掲載順)】
堀井悠平/原内さやか/森下竜太/佐藤みなみ/林大葵/村岡陽平/大西志帆/村上功洋/冨浦みさき
企画の立ち上がりから、1冊の本にまとまるまでの徳島支部の取り組みの詳細は、「月刊菊池道場 第6号」の後半(10分36秒以降)で、堀井悠平支部長を中心とした支部メンバーに語っていただいています。
●堀井悠平
「変わらない。こっちから、こっちに変わらないんですよ」
映画『教師×人間 菊池省三 ―挑む 第三部―』の予告編で菊池先生がつぶやいた言葉です。ちょうど、第2章を執筆し始めた頃、この言葉が飛び込んできました。
「変わらないんですよ」という言葉が、自分の中に強く残りました。
と同時に、「授業観を変える」という部分を書こう!と決意が固まりました。
授業観が変わらない限り、「5分の1黒板」という手法だけを持ち込んでも、旧来依然とした授業と何ら変わりのないものになってしまいかねません。
これからの時代の対話・話し合いの授業を成立させるためには、根本にある授業観を変える必要があります。
では、どうすれば授業観は変わるのか?
その切り口の1つに、今回提案する「5分の1黒板」があると考えました。
詳しくは、書籍に譲りますが、自分自身「5分の1黒板」を通して、授業観が変わっていったことを実感しています。
第2章の執筆にあたって「自分自身の授業観はどうか」を常に問いながら書き進めました。
教壇に立っている時も、様々な場面で同じ問いを繰り返していました。
書くことで、これまで以上に授業観について考えることができました。
本書をお読みになる方は、ぜひ第1章や第2章をお読みいただいてから、それ以降をお読みください。
また、他の章と往還しながらお読みいただければと思います。
●林大葵
今回執筆という貴重な機会をいただいて『自由な立ち歩き』についてたくさんの先生からご指導いただきながらかなり深く学びました。
(『自由な立ち歩き』についての詳しいことは本著をお読みください。)
学びながら「これまでの自分がやってきた『自由な立ち歩き』の指導は何だったのか」と情けなくなりました。
『自由な立ち歩き』は子どもたちの関係性を意識しながら,学び方や対話の指導を日々の授業の中で取り入れていくと,子どもたちは自分から学ぼうと動き,充実した時間になります。以前の自分は「見るべき視点」を学ばないままに子どもたちに甘えて,『自由な立ち歩き』を進めていました。途中で価値づけができなくなりました。それは,ゴールイメージをもてておらず「見る視点」がなかったからです。学びにむかっていく子どもの貴重な姿を捉えることができていませんでした。そんな風に続けていくと,子どもたちは目指すべき姿が見えなくなり,成長への意欲が下がり,動きが遅くなっていきました。それは,「子どものマンネリ化」ではなく「教師の頭打ち」だと今回の学びの中で思いました。教師が学べば,子どもたちの姿も変わるからです。
執筆期間の学びの中で「白熱した話し合い」というゴールイメージ(堀井先生の資料でより具体化された)ができ,子どもたちに目指すべき姿や方向性を徐々に示せるようになりました。それらを示していく方法が本著で中心となる「5分の1黒板」です。「5分の1黒板」を使うことで学級経営・授業・教育観が変わります。
本著で「5分の1黒板」について学んでいただくことで,きっと教室の子どもたちが明るく成長していきます。
たくさんの人に読んでいただけると嬉しいです。
●大西志帆
わたしは特別支援学級での実践を書かせていただきました😊
今年初めて特別支援学級をもって、戸惑うこともたくさんありましたが、温かい徳島支部メンバーに支えてもらいながら、実践を重ねることができました!!そして、「5分の1黒板」の捉え方をもう一度考え直すことができました☺️
ここから徳島支部みんなでさらに「5分の1黒板」を極めていきます。
ぜひ!全国のみなさまに読んでいただきたいです。
●佐藤みなみ
私は、ペア・グループ学習における「5分の1黒板」の活用について実践を書かせていただきました。
たくさんの先生方の話を聞きながら、そもそもペア・グループ学習は何のためにするのか、どのような姿を目指すのかということをたくさん考えました。その中で、これまで具体的なゴールイメージをもたず、自分の感覚や主観で指導していたのだと深く反省することばかりでした。教師の見る目の大切さを痛感しました。
今回、主にペア学習において、"温かい空気をつくる"ということを意識して「5分の1黒板」を活用し、全員が安心して学び合える教室を目指してきました。子どもたちとの楽しいやりとりを通して、話すことが苦手な子も笑顔で参加できるような空気を作り、子どもたちをほめていくこと、そしてその経験を何度も何度も積み重ねていくことで、子ども同士の関係性も築かれていくのだと実感しています。その中で「5分の1黒板」の価値語が子どもたちにとって本当に意味のある言葉になっていくのだと思います。
この本を多くの方に読んでいただき、「5分の1黒板」を活用してほしいと強く願っています。教師が学び、授業観を変えることが、子どもたちの成長につながっていくはずです。
●原内さやか
私は、第5章の実践記録を書かせていただきました。鍵となる価値語は「一人一人違っていい」です。自分の意見をもつ場面は、教育活動の中で何度もあると思います。その時、書くことに困っている子、書けない子を目にすることがあるのではないでしょうか。
第5章①では「5分の1黒板」をつかって「安心感」を生み出し、子ども達が楽しく学ぶ姿を未熟ながら書かせていただいています。読んでいただけると嬉しいです😊
私自身、これまでは、書くことを子どもに任せっぱなしで、事前のフリや事後のフォローがきちんとできていなかったなと反省しています。「5分の1黒板」で見える化し、何度も立ち返って確認することで子ども達に浸透し、雰囲気を作り、安心感が生まれるのだと感じました。
この本を1人でも多くの先生方に手にとっていただけることを願っています😄
●冨浦みさき
先日、担当している教室で、ある先生が話してくれました。
「『空気』って大事やね。なんでも言いやすい空気っていうか。そういう空気をつくっていきたいね」
うなずくしかありませんでした。
日々不安定で、変化する社会。
そんな中で、目の前の子どもたちの安心感や教室の温かい空気は、確実に構築していきたいと思います。
「5分の1黒板」の授業について考えることから、「安心感」や「空気感」の大切さを学ばせていただきました。
ありがとうございました。
まだまだこれから学ばせていただきます。
●福岡県教員
菊池道場徳島支部の皆様
この度は、素晴らしい本 『「5分の1黒板」からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方』 の出版、誠におめでとうございます。
今日、大型書店にいって早速購入させていただきました。
一言でいうと、「素晴らしい本」で、あっという間に読了しました。
これからまた、繰り返し読み込みたいと思います。 皆様の「熱意」「子どもたちや菊池先生、実践に対する真摯さ」「本質追究欲」などが、言葉や資料の端々から伝わってくる熱い本でした。いい意味で、自分も負けられないと感化させていただける本でした。素晴らしい刺激をいただき、感謝しております。
以下、具体的に感想を述べさせていただきます。 菊池先生のいう「5分の1黒板」の実践とは何かについて、その価値や機能がとてもよくわかり ました。本質的であり、具体的、実践的な本でした。1年前に、私が徳島のサークルで一緒に学ばせていただいたときは、私自身、「価値語を植林する」「学び方(型)を押さえる」など、私は、それらの機能や言葉がよく分かっていませんでした。 なぜ、そこまで菊池先生が「『5分の1黒板』のメソッド」にこだわっておられるのか、真意もよくわからないまま、ふ~んという形で、参加させていただいていました。 今回、この本を手に取り、勉強させていただくと、「5分の1黒板」の機能、目的、活用場面、植林する価値語の内容などすっきり整理されており、すーっと心(頭)の中に入ってきました。この背景には、菊池道場徳島支部の先生方の膨大な時間と努力があるのは間違いありません。
まだまだ、道場の皆さんほどには、理解は深まっていないと思いますが、とても読みやすく分かりやすかったです。どのページも、とても分かりやすかったのですが、とくに活用しやすそうだと思ったのは、P41の図2のダウンロード可能な資料です。どの授業でもいつでもどこでもだれでも活用することができます。また、P69の具体的な、活動と5分の1黒板の活用の分析も、とてもわかりやすかったです。先生方の実践も、「懐かしいなぁ」とお一人お一人の先生方の顔を思い浮かべ ながら拝読しました。どの実践もとても具体的で、わかりやすい実践報告でした。さらに、第7章の 「価値語辞典」は、初心者にもとても分かりやすく、勉強になりました。そして、面白かったです。 Q&Aコーナーは、実践しながらみんな行き詰まる問題が書かれていたので、実践を続けるほど価値のある情報になっていると思いました。
とにかく、繰り返し、繰り返し読みたくなる、最高の本ですね。
堀井先生がかかれてあるように、真の「主体的・対話的で深い学び」へ導く一冊になることはまちがいないと考えます。私も、今後勉強し、活用させていただきます。
この本を制作された、堀井先生を始め、お世話になった菊池道場徳島支部の先生方に心から 敬意を表します。また、そのような素晴らしい先生方と出会い、一緒に徳島で勉強させていただけたことを嬉しく、誇りに思います。
私も子どもたちを幸せにするために、微力ながら、努力を続けていきたいと思います。
素晴らしい本の紹介をありがとうございました。
この本がたくさん売れて、多くの先生方の役に立たれることを祈っています。
今後もご活躍をお祈りしています。
●徳島県教員
書籍読ませていただきました。
価値語を黒板に残すという発想はなかったので、とても新鮮な気持ちで読むことができました。
私自身は菊池道場の先生方が大切にされている言葉を学級通信で価値づけているタイプでした。
学級通信と合わせて子供たちの言動行動を価値づけていくと、さらによりよい教室になっていくのかなと感じました。
素敵な本を書いてくださり、ありがとうございました。
●埼玉県教員
率直にすぐ思ったことは、堀井先生のどの原稿でも感じるのですが、堀井先生の学びの強さ、在り方=Beingの凄まじさを感じました。同時に私自身の学びの浅さを痛感しました。あの分量の原稿、内容の質の高さ、愛媛でお話をお聞きした覚悟を本からひしひしと感じました。
一読した時、学びの興奮が止まらず、友人に連絡したところ、友人も同じ気持ちだったらしく、すぐ『輪読しよう』という話になり、昨日の輪読会に至りました。
また、輪読を始めるにあたって、話し合いたくて深めたいページが多すぎて、どのページを読むか悩みました。
合ってるか分かりませんが、輪読していて、5分の1黒板は、授業のキーステーションだけでなく、菊池実践全体のキーステーションなのだと感じました。観から5分の1を経由して各実践に繋がる、そんなイメージをもちました。
菊池実践初心者の方に、まず何を取り組んだほうがいいか聞かれることもありましたが、今なら、この本を添えて、『5分の1黒板!』と即答すると思います。観が5分の1の効果を最大化する=観を磨くことが大切、となってもらいたいなと。
読み進めていて、じぶんが年間を通したゴールイメージ、プロセスイメージの解像度がまだまだ低かったと反省しました。第3章のタックマンモデルとの関わり、とても参考になりました。すぐに年間のグランドデザインをまた作り直そうと思いました。P41の価値語の4つのカテゴリーの表は、これだけでたくさん深めたいと思いました。AからDの4つに分類する視点、素晴らしいです!支部の学習会でもこの書籍からの学びに取り組みたいです。
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期間限定のこの機会にお求めください。
【地元徳島の平惣さんでの展開】
徳島の地元の書店「平惣徳島店」では、新刊コミュニケーション科叢書③「『5分の1黒板』からの授業革命~新時代の白熱する教室のつくり方」をはじめ、コミュニケーション科叢書①、②の3冊をセットにして展開していただいています。
「平惣」の八百原勝(やおはら・まさる)店長には、これまでもセミナー開催の前には店内に菊池省三先生の特設コーナーを作っていただいたり、セミナーと当日は会場で書籍を販売していただいたりするなど、支部の活動を積極的に応援していただいてきました。
徳島支部が地元に根差した活動をしていることが、このことからも伺えます。
▼以下、今回の発刊にあたり、八百原店長がFacebookに投稿された内容です。
菊池道場徳島支部の皆さま、出版おめでとうございます。
徳島の先生たちの情熱が1冊の本になりました。
「コミュニケーション課」を提案するシリーズ3冊平惣徳島店で絶賛発売中!
ぜひ、お手にとってご覧くださいね。
■2022.2.2 堀井支部長からの報告
平惣徳島店さんのご厚意で「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」(中村堂)を徳島の本コーナーに陳列してくださっています。
昨日(2月1日)、高校時代の友人(高校教諭)から平惣さんで本を買ったと電話がありました。
「5分の1黒板」は、教師の“教えやすさ”ではなく、子どもたちの“学びやすさ”を実現するために活用します。
その点から考えると、校種関係なく活用することができます。
徳島県内の先生方にも手に届くことは、嬉しい限りです。
ぜひ、平惣徳島店さんでもお買い求めください。
よろしくお願いします。
【全国の書店に並ぶ「5分の1黒板」】 ※写真撮影は、各書店の許可を得て行っています。
■教育新聞(2022.6.27)
「教育新聞 2022年6月27日号)の書評欄で、「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方 (コミュニケーション科叢書3) 」(著:菊池 省三、菊池道場徳島支部/中村堂/2022年1月21日発売)が紹介されました。
「タブレット端末の配布やディスプレーの使用など、学校現場のICT化が進み、その必要性が疑問視されているが、黒板の有用性を再確認できるだろう」と書いていただきました。
https://www.kyobun.co.jp/comprehensive/s20220627_07/
■日本教育新聞(2022.4.4)
2022年4年4日付の日本教育新聞に、「『5分の1黒板』からの授業革命 新時代の白熱する教室のつくり方」の書評が掲載されました。
「本書は、菊池省三氏が実践してきた「白熱する教室」に憧れ、授業づくりに取り組む若い教師たちと菊池氏によってまとめられた対話・話し合い指導の指南書」と書いていただいています。
★ まとめは、以上です。
■菊池道場徳島支部facebookページ
これまでの本書の紹介は、facebook「菊池道場徳島支部グループ」でご覧いただけます。
また、本書を読んでのご感想をぜひ、こちらのページにアップしてください。
【更新履歴】 現在ver.15です。
2023.6.10 「Kindle版の月替わりセール」を追記しました。
2022.6.27 「書評」に追記しました。
2022.4.5 「書評」を追加しました。
2022.3.4 「13」を「全国の書店に並ぶ『5分の1黒板』」と改題しました。
2022.2.19 「本書購読者「特典動画」について」追記
2022.2.13 「執筆メンバーの思い」追記
2022.2.12 「各章について」内の「第7章」追記、「【引用・参考文献】一覧」追加
2022.2.6 「各章について」追記、「11.読者から寄せられた感想」追記
2022.2.5 「発行の経緯」と「『5分の1黒板』とは」に追記
2022.2.2 「地元徳島市書店『平惣』さんでの展開について」に追記
2022.1.31 「各章について」追記、「執筆メンバーの思い」追記
2022.1.30 「各章について」を新設し、全体の構成を変更、「読者から寄せられた感想」追記
2022.1.29 「読者から寄せられた感想」追加、 「執筆メンバーの思い」追記
2022.1.28 「執筆メンバーの思い」追加
2022.1.25 公開