今、注目を集めている『生涯学習』。その中に、一生にわたり学び、制作活動を続けていくアーティスト(そしてその卵たち)を学術的に支援する『美術大学の通信教育』があります。
当展覧会は、北陸にゆかりのある大阪芸術大学・京都造形芸術大学・武蔵野美術大学の通信制出身者および在学生たちが金沢アートグミとコラボレーションした日本初の企画展です。
展示は、定年退職者や主婦に加え、SEやネイリストそして専業アーティストなど多様な方々の作品で構成されています。豊富なバックグラウンドが生み出す芸術を楽しんでいただければ幸いです。
【ワークショップ・イベントのご案内】
作品の展示だけでなく、期間中は各イベント・ワークショップを企画しております。
申し込みフォーム はこちらより。皆様の申し込み、お待ちしております。
12月15日(土)14:00-16:00
大阪芸術大学 副手・山下三佳による
「生きる絵画 ー私とあなたのコラボレーションー 」
現代美術作家の山下三佳が、参加される皆さんに”徹底的に遊んでいただく”ことをテーマに、水彩絵の具を使用したワークショップを行います。
【作家コメント】私が普段制作で使用している手作りの水彩絵の具を特別にお教えします!私が用意してきた大きな葉っぱ型のキャンバスに赤・青・黄で色を塗って、飾ってみましょう!会場内には、大阪芸術大学 美術学科教授の髙田光治先生もいらっしゃるので、大阪芸術大学の楽しげな雰囲気を体感できる機会になります。美術系の学校に進学することを考えている、中学生や高校生の方々を始め、幅広い世代に来ていただきたいイベントです。※完成サイズはおおよそ、は45㎝×67㎝となります。出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。
(参加費無料・定員15名)
12月16日(日)15:00-16:30
大阪芸術大学 高田光治×武蔵野美術大学 清水恒平×金沢美術工芸大学 真鍋淳朗
「通信制美術大学教授座談会」
現役の教授陣が集結し、通信制美術大学の可能性を語り合います。大阪芸術大学からは高田光治教授、武蔵野美術大学からは清水恒平准教授をお呼びします。ファシリテーターは金沢美術工芸大学の真鍋淳朗教授。どのような話が展開されるのか、ご期待ください。
【本展ディレクターコメント】通信大学の先生方が、大学の垣根を超えてトークをする、日本初のイベントとなります。通学生を目指している方には、大学の特色を伺う機会にもなりますし、通信制の大学を考えている方にとっても、冊子体だけでは分からない、生の声が聞けるチャンスとなります。通学と通信制の学生の違いは?メリットやデメリットは?通ってみないと、なかなか分からないことを聞ける絶好のタイミング。とっても素敵な先生方が登壇してくださるので、是非お越しください♪
(定員20名)
12月22日(土)14:00-16:00
武蔵野美術大学通信教育課程卒業生による
「格闘技×アート」
現役の格闘家である斉藤俊一さんが、格闘技とアートを融合したワークショップを開催します。当日は、シビサイ頌真選手も来てくださるかも…?どうぞお楽しみに!
【本展ディレクターコメント】総合格闘家であり、ブラジリアン柔術界でも活躍中の斉藤さんが、本展覧会に駆けつけてくださいます!養生した足の裏に絵の具を塗り、格闘技の型を教えてもらいながら、足裏でペイントしていきます。さらに、パンチグローブでもペイント!来年の目標や、今年の反省などを書いた書で締めます。斉藤さんのパワーを感じながら、一緒に作品を作っていきましょう!こちらも、ちびっ子も大歓迎です。【斉藤さんからコメント】「格闘技の英語訳は“martial arts”マーシャルアーツ。そう、アートという言葉が含まれています。技を磨けば武術と成り、人を魅了するものと成れば武芸となります。本来は人を倒すための技を絵画表現と融合させ、新しいアートに昇華させられるか実験してみましょう!」
(参加費無料・定員10名)
12月23日(日)14:00-16:00
大阪芸術大学短期大学部通信教育部出身者による
「粘土で彫像を作ろう」
FRP製品の造形家として活動している野田哲平さんをお呼びし、握りこぶし大の彫像を作ります。自分の顔を立体作品で作る楽しさを、一緒に味わいましょう。
【本展ディレクターコメント】およそ30年造形を作り続けている野田さんが、本展のためにワークショップを開いてくださいます。美術館や博物館で、彫像作品を見ることはあっても、自分で作ることは中々無いですよね。デッサンもそうですが、自分で手を動かしてみると、思っている以上に上手くいかなくてムズカシイ。でも、それが作ることの楽しさの一つでもあります。今回は、石粉粘土を元に作品を作っていきます。自分で手を動かすからこそ分かる楽しさを、一緒に味わいましょう。きっと、彫像作品を見る目も変わりますよ!
(参加費500円・定員10名)
1月5日(土)14:00-15:30
金沢21世紀美術館 島館長が聞く
「通信制美大のギモン」
金沢21世紀美術館館長 島敦彦さんをファシリテーターに迎え、各大学1名づつ壇上に上がり、通信制大学の魅力や、大学で学ぶことの意義を考えます。
【本展ディレクターコメント】現代美術館として日本一の来客数を誇る、金沢21世紀美術館の島館長がゲストです。現代美術や、金沢21世紀美術館についても詳しく聞きたい所ですが、今回は、「通信制美術大学」について、島館長ならではの視点で質問を投げていただきます。通信制美術大学の疑問点の他に、どのように日々の創作活動をブラッシュアップしていけば良いのかなど、学ぶことに対する普遍的なお話も伺えると思います。是非お越しください。【登壇予定者】井出温美/木村涼子/高下雅子/小坂考志/伏黒由利子
(定員20名)
1月6日(日)14:00-15:30
大阪芸術大学短期大学部通信教育部卒業生による
「レジンで根付を作ろう」
高円宮殿下記念根付コンペティション受賞者の高下雅子さんが、レジンを使用したワークショップを開催します。手のひらに収まる可愛い世界、自分だけの根付を楽しんでみませんか?
【本展ディレクターコメント】近年流行しているレジン作品。実は、ジェルネイルと同じ技術を用いることを、知っていましたか?本ワークショップの講師となるのは、現在白山市にてArtis Nail Design主催している、高下雅子さん。レジン作品の技法について、あれこれと聞きながら作品を作っていきます。ハンドメイドに興味がある!細かい作業が好き!という方に、是非来ていただきたいイベントです。
(参加費500円・定員8名)
1月12日(土)14:00-15:30
京都造形芸術大学通信教育学部卒業生による
「自由に書道を楽しもう」
書家の小坂孝志さんと一緒に、 崩し字による書を書きます。枠にはまらず、自由に書くことで、筆を動かす楽しさを体感しましょう。
【本展ディレクターコメント】書道には、隷書・草書・行書・楷書など、決まった型がありますが、このワークショップは、「筆を動かす」という体感的なことに重点を置いたワークショップとなります。小学生時代の書き初めでは、型にはまった美しい字が評価されていましたが、ここでの評価は違うかも。みんなでのびのびと楽しみましょう。
(参加費500円・定員10名)
1月13日(日)14:00-15:30
金沢美術工芸大学 大高亨×金沢大学 井出明
「日常における美の涵養と創造への意識」
美大に通学できなくても、美意識や創造力は日常の中で育むことが出来ます。地元金沢の大学から教授をお招きし、日々の暮らしの中での「美」への接し方と「創造」への転換方法などをお聞きします。
【本展ディレクターコメント】通信学習(自宅学習)が多い通信制の美大生に向け、地元大学の教授陣が、日々の暮らしの中での「美」への接し方と「創造」への転換方法をレクチャーします。この講義を聞けば、作品作りへ挑む目が養われるかも?どうぞお楽しみに!
(定員20名)
お問い合わせは、当展覧会専用メールアドレス(3bidai20181215@gmail.com)までお願いします。