〜多様性と普遍性〜
会期:令和8年12月13日(日)
主催:宮城県作業療法士会
第26回宮城県作業療法学会
学会テーマ「作業療法士のいる風景〜多様性と普遍性〜」
主催:一般社団法人宮城県作業療法士会
開催日:令和8年12月13日(日)10:00〜17:00
会場:仙台青葉学院大学 長町キャンパス
住所:仙台市太白区長町4−3−55
開催形式:対面開催
大会長:大内義隆
宮城県作業療法士会 会長
第26回宮城県作業療法学会を,仙台青葉学院大学長町キャンパスにて開催できますことを,大変嬉しく思います.今回のテーマは 「作業療法士のいる風景 〜多様性と普遍性〜」 です.
私たち作業療法士が関わる領域は、この数年で驚くほど広がりました. 医療・介護の現場はもちろん、学校、地域づくり、司法、就労支援など、社会のあらゆる場面で作業療法士が必要とされています.まさに“多様性”そのものです.
しかし、どれほど領域が広がっても、私たちが大切にしてきた根っこは変わりません. それは、「その人が、その人らしく生きるための作業を支える」 という普遍的な価値です. 多様な実践が広がる今だからこそ、この原点を改めて見つめ直す必要があると感じています.
本学会では、皆さまが日々の実践で得た知恵や工夫を持ち寄り、互いの視点を重ねることで、作業療法の未来をより豊かに描ける場にしたいと考えています. ご参加いただく皆さまにとって、学びと刺激に満ちた時間となることを心より願っております.
副大会長:髙橋慧
仙台青葉学院大学
このたび,本学会の副大会長を務めます,髙橋 慧です.私は現在,仙台青葉学院大学において,作業療法士を目指す学生の教育に携わるとともに,研究や宮城県作業療法士会の活動を通して,作業療法の魅力や可能性を伝えることに取り組んでいます.臨床,教育,研究,地域活動など,作業療法士が活躍する場や役割は多岐にわたります.それぞれが異なる場所で経験を重ねているからこそ,互いの実践や大切にしている価値観に触れることは,自分自身の作業療法を改めて見つめ直す貴重な機会になると考えています.今回の学会が,所属する領域や経験年数,立場を越えて多くの方々が集い,学び,つながりながら,さまざまな「作業療法士のいる風景」に出会える場となることを願っています.副大会長として,大会長ならびに実行委員長,実行委員の皆様と力を合わせ,実りある学会となるよう準備を進めてまいります.多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております.
実行委員長:高野恭平
おそうじ革命宮城仙台南店 代表
この度、本学会の実行委員長を務めます髙野恭平です.私は現在,病院の勤務やおそうじ革命宮城仙台南店、居酒屋めろーばーどの運営などを通して,多様な立場を往還する日々を送っています.その経験から強く感じているのは,作業療法の視点や価値は,私たちが想像する以上に,さまざまな場面や社会の中に息づいているということです.今回の学会は,活躍の場や領域,世代を越えて交流し,互いの実践や価値観に触れながら,「作業療法士のいる風景」を改めて見つめ直せる場にしたいと考えています.沢山の皆様の思いや視点が集まる楽しい会にできるよう実行委員一同,準備を進めて参りますので,何卒よろしくお願い致します!
第26回宮城県作業療法学会は,士会員の皆さまをはじめ,各養成校に在籍する学生の皆さまを含む多くの方々に,気軽にご参加いただき,交流・コミュニティ形成の場となることを目指しております.その取り組みの一つとして,「お子さまと一緒に参加できる学会」であることを大切にしています.「お互いさまの気持ちを尊重し合う学会を目指して」というコンセプトのもと,運営を行ってまいりますので,参加予定の皆さまにおかれましては,趣旨をご理解のうえ,ご協力くださいますようお願い申し上げます.
お子様連れでの参加を検討されている方へ
会場内には託児スペースを準備しております(体調確認をさせていただきます).また,各会場は,お子様を連れて入室いただいて構いません(いつでも入退室可能です).お子様を抱っこしながら発表していただいても構いません.
9:00〜 開場
10:00〜10:10 開会式
10:15〜11:15 特別講演 テーマ「東日本大震災後の疫学研究から考える地域作業療法 ~健康づくり支援のための長期的展望~」
講師:高梨信之(岩手医科大学 衛生学公衆衛生学講座 助教)
11:30〜12:30 一般演題
12:30〜14:00 昼食
14:00〜15:30 シンポジウム テーマ「作業療法士として働くということ 〜広がるフィールド,多様なキャリアと人生〜」
座長:高野恭平(おそうじ革命 宮城仙台南店)
シンポジスト:淀川裕美(東北保健医療専門学校),佐藤里美(株式会社 わざケア),
高野恭平(おそうじ革命 宮城仙台南店),高橋慧(仙台青葉学院大学)
15:40〜16:40 教育講演 テーマ「多様性の奥にある作業療法の普遍性」
講師:齋藤佑樹(仙台青葉学院大学 リハビリテーション学部 教授)
高梨信之(たかなしのぶゆき)
岩手医科大学 衛生学公衆衛生学講座 助教(作業療法士)
1998年に作業療法士免許を取得.枡記念病院リハビリテーション室(福島県二本松市)勤務後,故郷の岩手県に戻り,盛岡市内の医療機関および陸前高田市の社会福祉法人に勤務.2015年より岩手医科大学に勤務し,複数の大規模疫学研究に従事している.
社会活動(作業療法士)
第37回東北作業療法学会 学会長(2027年7月3-4日・盛岡市)
岩手県作業療法士会 副会長・学術教育局長,日本作業療法士協会 会員福利厚生委員会 副委員長、地域社会振興部 地域包括ケア推進班
テーマ「東日本大震災後の疫学研究から考える地域作業療法 〜健康作り支援のための長期的展望〜」
10:15〜11:15
東日本大震災から15年が経過した現在も,東北大学・岩手医科大学による「東北メディカル・メガバンク計画 地域住民コホート調査」や,岩手医科大学による「RIAS研究」など,大規模疫学研究が継続されています.これらの研究から,発災直後にはメンタルヘルスの悪化や身体活動量の低下,喫煙・飲酒など生活習慣の変化が生じたことが明らかとなりました.一方,復興期には「社会参加」と健康との関連が注目され,仮設住宅や災害公営住宅でのコミュニティ形成や地域の互助を育む活動が,被災者の心身の回復や長期的な健康づくりに寄与することが示されています.さらに,長期追跡研究では,社会参加の維持・促進が身体的・精神的健康の維持につながることも報告されています.
地域作業療法においても,社会参加は災害時だけでなく平時の地域づくりや健康づくりを支える重要な視点です.作業療法士が地域の人と人とのつながりをどのように支え,社会参加を促進できるのかについて,さらに議論を深める必要があると考えています.本講演では,災害疫学研究の成果と被災地支援の経験をもとに,社会参加と健康,そして地域作業療法が果たす役割について,参加者の皆さまとともに考えます.
齋藤佑樹(さいとうゆうき)
学校法人北杜学園 仙台青葉学院大学 リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 副学科長 作業療法学専攻 専攻長 教授
2000年 作業療法士免許取得.太田綜合病院附属 太田熱海病院,学校法人こおりやま東都学園 郡山健康科学専門学校,学校法人共済学院 日本保健医療大学,学校法人北杜学園 仙台青葉学院大学を経て2024年より現職
テーマ「多様性の奥にある作業療法の普遍性」
15:40〜16:40
作業療法士の活躍の場は,医療,介護,福祉,教育,就労支援,地域づくり,司法,産業,予防などへ広がり,実践の形もかつてないほど多様になっています.この広がりは,作業療法が社会の変化と人々の多様なニーズに応答してきた成果であり,専門職としての大きな可能性を示すものです.一方で,対象,領域,方法が異なる実践を,同じ「作業療法」として結びつけているものは何でしょうか.
本講演では,1970年代以降,日本の作業療法界で繰り返し論じられてきた「作業療法の核」をめぐる議論を振り返ります.作業は目的か手段か,心身機能への介入をどのように位置づけるか,他職種との違いを何に求めるか,成果をどのように説明するか.こうした問いが,作業療法の歩みのなかでどのように論じられてきたのかをたどります.そのうえで,作業科学,作業療法理論,国際的な実践概念などを手がかりに,現代の知見から普遍性を再構築することを試みます.
さらに,その普遍性を未来へつなぐために,日々の実践をどのように記録し,共有し,検証し,社会に伝えていくのかを考えます.作業療法の歴史から現在地を見つめ直し,これからの作業療法士が何を継承し,何を更新し,どのような知識と価値を次の世代に残していくべきか.作業療法の多様な可能性の奥にあるものを探りながら,私たちのこれからの使命を共に構想する講演です.
テーマ「作業療法士として働くということ 〜広がるフィールド,多様なキャリアと人生〜」
14:00〜15:30
近年,作業療法士の活動領域は,従来の医療・介護・福祉分野にとどまらず,地域,教育,司法,産業などへと広がりをみせています.また,所属する領域の多様化だけではなく,複数の領域を横断して活動する作業療法士や,専門性を基盤として新たな活動の場を創出する作業療法士など,その働き方やキャリアのあり方も多様になっています.こうした変化は,作業療法士が自らの専門性をどのように捉え,どのように社会のなかで発揮していくのかを改めて考える契機となっています.
本シンポジウムでは,このような背景を踏まえ,「作業療法士の多様性」を単に「さまざまな領域で働くこと」として捉えるのではなく,働く場,専門性の活かし方,キャリア形成,さらには生活と仕事との関係を含む,より広い視点から考えます.
登壇する4名は,司法領域という新たなフィールドで活動する作業療法士,医療・地域・企業など複数の領域を行き来しながら専門性を発揮する作業療法士,医療・福祉の枠を越えて多様な場や対象に作業療法の視点を展開する作業療法士,そして臨床から大学教育へとキャリアを広げ,家庭生活と仕事の両立を含む女性作業療法士のキャリアについて研究する作業療法士です.それぞれ異なる立場と経験から,作業療法士としての働き方とキャリアについて話題を提供します.
4名による話題提供とディスカッションを通して,「どこで働くか」という活動領域の多様性だけでなく,「どのように働くか」,「作業療法士としての専門性をどのように活かすか」,「どのようにキャリアを築くか」,そして「自らの生活や人生と仕事をどのように重ねていくか」といった,多面的な視点から作業療法士の多様性を考えます.本シンポジウムが,参加者一人ひとりにとって,自身の専門性やこれからの働き方,キャリアの可能性を捉え直す機会となることを目指します.
淀川裕美(よどかわひろみ)
学校法人 日本コンピューター学園
東北保健医療専門学校
1997年に作業療法士免許取得後,JA長野厚生連リハビリテーションセンター鹿教湯病院,医療法人社団東北福祉会 介護老人保健施設 せんだんの丘,訪問看護ステーションすぽっと,在宅支援チームフォーレスト等における勤務を経て,2011年より現職に至る.地域のフィールドの中で「その人らしさ」を尊重する意義とその多様性を感じ,その思いがOTを探求する原動力となっている.司法は新たな領域と感じる一方,「その人の特性に応じた自立への後押し」はOTの普遍的要素であり,広く共通する.当日はその実践についても紹介したい.
佐藤里美(さとうさとみ)
株式会社わざケア
(非常勤)
2005年に作業療法士免許取得後,一般社団法人脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院・南東北春日リハビリテーション病院,公益財団法人宮城厚生協会 泉病院・坂総合病院,医療法人寶樹会 仙塩総合病院での勤務を経て,2022年より訪問リハビリテーションに従事.その傍ら,子どもの活動・参加の場づくりや,働く女性・支援者を対象とした地域活動にも取り組む.2023年より株式会社わざケアにて健康経営支援事業の立ち上げに携わり,現在は訪問リハビリテーションにも従事している.また,県士会活動を通じて,学童保育や地域支援の場への作業療法士の派遣・実践にも携わっている.医療から生活の場,地域,企業へと活動のフィールドを広げながら,人と環境,作業の関係を捉え,その人らしい活動・参加を支える作業療法の可能性を探求している.
髙橋慧(たかはしさとし)
学校法人北杜学園
仙台青葉学院大学
作業療法士免許取得後,医療法人てちがわら内科での勤務を経て,2020年より現職.老年期領域を専門とし,キャリアデザイン,職業アイデンティティ,作業機能障害などの研究に取り組んでいる.宮城県作業療法士会学術部部長および太白ブロック代議員,岩沼市介護認定審査会委員を務めるほか,一般社団法人MOOTOでは,脳性麻痺児に対する水泳支援や,HEMS児に対するフレームランナー「ペトラ」を活用した陸上競技大会への参加支援に取り組んでいる.また,10月に青森県で開催される全国障害者スポーツ大会の水泳競技において,宮城県選手団のコーチ・役員として帯同する予定である.
高野恭平(たかのきょうへい)
おそうじ革命 宮城仙台南店
代表
作業療法士免許取得後,特定医療法人松涛会 南浜中央病院に勤務し,主に精神科領域における作業療法に従事.退職後に起業し,現在は事務職員として病院の当直業務に従事しつつ、「おそうじ革命宮城仙台南店」および居酒屋「めろーばーど」を運営するなど,医療・福祉分野にとどまらない多様な活動を展開している.精神科領域での臨床経験を基盤に,清掃業や飲食店経営という異なるフィールドで,人の暮らしや地域とのつながりに関わっている.医療機関を離れた後も,作業療法士として培った経験や視点を持ちながら社会のさまざまな場で活動を続けており,その実践は,作業療法士としての働き方やキャリアの多様な可能性を示している.
仙台青葉学院大学 長町キャンパス
住所 仙台市太白区長町4-3-55
JR長町駅から徒歩8分.地下鉄南北線長町駅から5分です.
駐車場がありませんので公共交通機関をご利用ください.
第26回宮城県作業療法学会では,一般演題を広く募集いたします.事例報告,実践報告,研究報告 等,ジャンルは問いません.沢山のエントリーをお待ちしております.
応募資格について
筆頭演者として発表する場合は,宮城県作業療法士会の会員であることが条件となります.また,演題登録までに,令和8年度までの会費( 日本作業療法士協会,宮城県作業療法士会)が納入されている必要があります.
第26回宮城県作業療法学会の参加申し込みを受け付けています。
参加申込受付:9月5日(土) 開始
参加申込は Peatix からお願いいたします。
Peatixの申込ページから参加チケットを選択し、必要事項をご入力ください。
▼ 参加申込はこちら
※参加区分・参加費・申込期限等の詳細は、Peatix申込ページをご確認ください。
会員の皆様には公式LINEでも情報をお送りします
主催:宮城県作業療法士会