熊本地震(2016年)
(2階パソコン室壊滅のため,リビングのPCからの発信です)
明治22年熊本地震については,「明治熊本震災日記」をもとに,本ホームページで3回取り上げましたが,そこに書かれている以上の経験を自分自身がするとは微塵も思いませんでした.直前まで通常と変わらない平穏な生活が一変することは日本のどこに居ても起きうることを知ってほしいと思います.
前震
4月14日の午後9時26分に起きた震度7(益城町)の地震は,16日午前1時26分本震が来襲し,「前震」に訂正されました.
物凄い揺れでした.前震の時は書斎(パソコン室)にいましたが,PCが足元に転がり落ち,周辺のものも床に散乱しました.
棚から落下したガラクタ
本震
本震(M7.3,最大震度6強,益城は震度7)は4月16日午前1時25分,就寝中に起こりました.
前震とは比べものにならない長さとエネルギーを有する激震でした.
0.8マグニチュードの差ですが,エネルギーは16倍とのことです.
何も置いていない部屋で寝ていたので,事なきを得ました.前震後とりあえず片付けた書斎(パソコン室)はめちゃくちゃです.前震では落下しなかったものもすべて落下しました.
寝室には何も置くべきではないという先人の忠告は正解でした.軽量の壁掛けがその時の揺れを物語っています.
参考までに
家は平成5年築の鉄骨フレーム系二階建て屋上付き住宅です.外壁は80ミリ厚のセラミック製です.
当時,1987年千葉県沖地震で倒壊しなかったということでした(住宅メーカー).新屋敷3丁目付近は地盤が緩いため、地盤補強工事が必要でした.
今回の地震では,家全体が船のように揺れ動きましたが,住宅自体は大丈夫でした.
家具は天井突っ張り方式にしていたため,倒れることはありませんでしたが,引き出しはあけた状態になっていました.
冷蔵庫は前震で北側へ移動しました.前震では動かなかったピアノが本震では10センチ南側に移動しました.
屋上の大型物置コンテナは前震で北側へ10センチ,本震で西側へ30センチ程移動しました.
威力を発揮した天井突っ張り方式
一見,うっとうしく思えた天井突っ張り用具の採用,天井吊り下げ電灯の撤去(天井直付への交換)は地震対策に必須,天井接触面は広い方が効果的.
2階書斎の突っ張り棚は無事でしたが,棚上の物品は本震ですべて落下しました
和室の吊り下げ照明も洋式の直付に変更していました.
台所も直付けに変更していました.
資料