西9号館2階コラボレーションルーム(1日目)
石川台2号館318号室(2日目)
岡山188cm望遠鏡は、平成29年度をもって国立天文台による共同利用観測が終了し、平成30年度からはユーザー主体の運用へと移行することが決まっています。共同利用から外れることによって柔軟な時間の割り付けが可能になり、集中的な観測や連続的な観測など、共同利用の枠内では困難だった新しい観測研究を始めるチャンスが訪れるとも言えます。
本ワークショップでは、平成30年度以降に同望遠鏡の利用を希望するユーザーが集い、今後の観測研究の展開とそれを実現する方法、体制等について議論します。近年盛んに行われてきた系外惑星観測を主軸としつつ、岡山を拠点とした太陽系惑星、恒星、突発天体などの新しい観測研究の可能性も追究していきます。特に、自動化される同望遠鏡の機動性を活かした観測や、柔軟な時間割付を活かしたモニター観測、全球的なネットワーク観測など、新たに可能になる観測研究の提案を歓迎します。また、望遠鏡・観測装置の運用に関する議論への積極的な参加を期待します。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
1日目(2018年2月22日)
9:00 佐藤文衛(東工大) Opening remark
9:10 福井暁彦(国立天文台) 多色モニター観測に向けたMuSCATのキュー観測化の進捗
9:35 川内紀代恵(東工大) 高温のホットジュピターにおける昼夜境界層のTiO/VO検出
10:00 平野照幸(東工大) 188cm望遠鏡によるトランジット惑星系のキャラクタリゼーション
10:25 休憩
10:40 佐藤文衛(東工大) 188cm望遠鏡とHIDESによる新たな系外惑星探索
11:05 大宮正士(ABC) 岡山視線速度サーベイで狙うソーラーツイン周りの惑星探索
11:30 議論 MuSCATの運用
12:00 昼食
13:00 原川紘季(国立天文台) 高金属量星周りの系外惑星探索(観測戦略立案自動化を視野に入れて)
13:25 宝田拓也(東工大) プレアデス星団における惑星探索
13:50 長谷川椋(東工大) ヨードセルを用いた視線速度精密測定について
14:15 泉浦秀行(国立天文台) HIDESの高安定化と高感度化について
14:40 休憩
15:00 稲場肇(産総研) HIDES-Fへの光コムの導入の現状
15:25 吉岡孝高(東京大) 固体レーザーによる可視天文コムの製作と試運転
15:50 神戸栄治(国立天文台) HIDESでテスト中の天文コムのスペクトルについて
16:15 休憩
16:35 議論 HIDESの運用
18:30 懇親会(もつ鍋らく)
2日目(2018年2月23日)
9:00 竹田洋一(国立天文台) 岡山188cm鏡を用いた恒星研究の半世紀
9:30 野津湧太(京都大) 188cm望遠鏡を用いたスーパーフレア星のモニタ観測
9:55 野上大作(京都大) 3.8m望遠鏡と188cm望遠鏡で迫る突発天体・現象
10:20 休憩
10:40 前原裕之(京都大) HIDES-F向け自動観測システムを用いた突発天体の高分散分光観測
11:05 生駒大洋(東京大) ドップラー振動撮像装置を用いた木星表面振動観測計画
11:30 議論 HIDES、JOVIALの運用
12:00 昼食
13:00 福田尚也(岡山理科大) 岡山188cm望遠鏡の教育研究利用
13:25 縣秀彦(国立天文台) 岡山188cm望遠鏡を用いた教育・アウトリーチ事業の提案
13:50 議論 教育、アウトリーチ
14:20 休憩
14:30 川端弘治(広島大) 広島大1.5m主鏡のアルミ再蒸着の今後
佐藤文衛(東京工業大学)
泉浦秀行(国立天文台)
成田憲保(東京大学)
福田尚也(岡山理科大学)
和田武彦(宇宙科学研究所)
東京工業大学理学院系外惑星観測研究センター