この度、商工会青年部愛知県大会が本市で開催されますことに、稲沢市を代表して歓迎の意を表します。
商工会青年部の皆様は、日頃からそれぞれの市町村において、元気なまちの顔として頑張っていらっしゃることと思います。本市におきましても、今回、本大会の幹事を務めております平和町商工会、そして稲沢を代表する「イチョウ・銀杏」の地をエリアとする祖父江町商工会の2つの商工会があります。特に青年部の皆様には、「へいわさくらまつり」「そぶえイチョウ黄葉まつり」をはじめ、様々なイベントにおいて地域の皆様にも楽しみにしてもらえる活動を展開され、親会に負けない程、御活躍いただいております。
県内商工会青年部の皆様にお越しいただく稲沢市は、このほかにも、4月下旬の「植木まつり」、6月には「あじさいまつり」、8月には木曽川河川敷の公園サリオパーク祖父江で花火を行う「稲沢夏まつり」、10月には同じく木曽川の砂丘を使った「サンドフェスタ」、国府宮の参道ほかで開催する「稲沢まつり」、そして「国府宮はだか祭」と、多くの方にお越しいただき楽しんでいただけるイベントが盛り沢山のまちです。産業面では、農業から工業、小売・サービス業まで広く揃っており、昨年11月1日には、商工会や経済団体の皆様からの提言を受けて「稲沢市中小企業振興基本条例」を制定いたしました。条例に基づく振興会議を設置し、条例の実効性を高めるよう取り組んでおりますが、これからも2つの商工会には、特に小規模な事業者の皆様の大きな支えとなっていただけることを期待しております。
大会では、県内各商工会青年部の皆様から、地域に対する熱い想いについて発表があり、参加される皆様との交流会が開催されると伺っております。この会議においては、御参加の皆様の活発な意見交換等が行われ、それぞれの地域においてどう進んでいけるか、日々の活動へのヒントをつかんでいただけるものと考えております。
この大会を機会に、稲沢市にお立ち寄りいただき、稲沢市を知っていただけることをとても嬉しく思っております。皆様のお越しを心からお待ちしております。
平成17年4月1日に稲沢市、旧祖父江町、旧平和町が合併し、新しい稲沢市が誕生しました。
天下の奇祭として有名な「国府宮はだか祭」で知られる稲沢市は、濃尾平野のほぼ中央に位置し、かつては尾張国の政治・文化の中心地として国衙が置かれていた歴史あるまちです。
江戸時代には東海道と中山道を結ぶ美濃路の宿場町としてにぎわいました。
そのため市内各地には、かつての稲沢の隆盛を今に伝える史跡や文化財が数多く残されています。
市域の西に接する木曽川によって堆積された肥よくな土壌と温和な気候を生かし、植木や苗木の産地として発展してきました。現在は住宅地や工業団地の開発などを進め、名古屋都心から交通至便な場所として注目を集めています。