大会長挨拶

　このたび、日本解剖学会近畿支部学術集会を関西医科大学が担当させていただく運びとなりました。

　日本解剖学会には全国７支部があり、６ブロックに分かれて学術集会が開催されています。うち近畿支部学術集会は関東支部に次ぐ歴史を有し、今回で第101回を迎えます。本学術集会では、すべての演題を口頭発表にて実施いたします。全国学術集会や他学会との合同集会とは異なり、近畿支部所属の解剖学会会員の先生方より、顔の見える温かいコメントをいただくことのできる機会となります。特に若手研究者や大学院生、そして学部学生の方々の修練の場としてご活用いただければ幸いです。

　本学の最寄り駅である枚方市駅周辺では、現在、再開発が進められておりますが、皆様をお迎えする11月には完成が見込まれています。お昼の休憩時間には、再開発により整備された枚方市駅東改札口直結の「枚方モール」や、蔦屋書店創業の地として開業した「枚方T-SITE」等にて、ご昼食やディスカッションのひとときをお楽しみください。また、枚方モールの屋上広場からは、京阪本線と京阪交野線の両者を間近に望むことができるようになりました。今までにない視点から右へ左へと異なる方向に進む列車のダイナミックな姿は、鉄道ファンならずとも一見の価値があるものと思います。美しく生まれ変わったこの枚方の地にて本学術集会を開催できますことを、大変うれしく感じております。

　本学術集会が実り多きものとなりますよう、万全の準備を進めてまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

2025年8月

第101回日本解剖学会近畿支部学術集会 大会長

関西医科大学医学部解剖学講座

北田 容章