女子美術大学

Drawing center

自由に「描く力」を全ての女子美生へ

女子美術大学にあるドローイングセンタ―です。女子美生が好きなときに来て制作できる場所です。基礎デッサン力アップしたい学生だけでなく、実践的にドローイング研究を行いたい学生はぜひ活用してください。モデルのクロッキー演習や企業・講師を招いての講演会も企画しています。


クロッキー演習

開催日時

・4月17日/ 24日 / 5月1日 女性モデル(ヌード)

・5月8日 / 15日 / 29日 男性モデル(ヌード)

・6月5日 / 12日 / 19日 女性モデル(ヌード)

・7月10日 / 17日 / 24日 男性モデル(ヌード)


場所 ドローイングセンター (相模原キャンパス10 号館2 階 1 0 2 6 教室)

時間 16:45~18:50 毎回水曜日に実施 ※16:45ポーズスタート

定員 30 名

教員 林 航(ドローイングセンター助教)

受付方法 ドローイングセンター1 0 2 6 教室で事前予約

問合せ 詳しくはドローイングセンターまで

※画材、用紙はドローイングセンターの常備品を使用することが可能ですが、

持参画材・用紙の使用も大歓迎です!


⼈物モデルクロッキーを通して、美術的⼈体構造理解の向上、

クロッキーの修練によって対象を短時間で観察し表現する⼒をつけます。

女子美生はどなたでも参加できます。


【終了しました】パステル色材講習会

パステル色材講習会

- 自分に合ったドローイング画材を見つける -



1月18日(木) 

ドローイングセンター 10号館2階 1026教室


16:40 ~ 18:40 (講演会・制作)


定員 30名


パステル、コンテ、クレヨン...これらのシンプルな画材は、ドローイングやクロッキーなどに適した機動性の高い描画材料です。このパステル色材講習会では、現在市販されているパステルや、同じようなステック状のコンテやクレヨンについて詳しく解説し、実際に使うことで理解を深めます。また、パステルを手製で作る実習を行い、作ったパステルを持ち帰りいただきます。ぜひご参加ください。


参加希望学生は下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶらでご参加ください。



主催:女子美術大学 ドローイングセンター 

協力:ホルベイン画材株式会社

教員:對馬和紀 平松博彦(ホルベイン画材)

林航(センター助教)  大森悟(センター長)


【終了しました】クロッキー演習

9月13日、20日 男性モデル(ヌード)  終了しました 

10月4日、11日、18日 女性モデル(ヌード) 終了しました 

11月1日、8日、15日 男性モデル(ヌード) 終了しました 

12月6日、13日、20日 女性モデル(ヌード) 終了しました 

1月10日、17日、24日 男性モデル(ヌード)終了しました 

開始時間 16:45〜 

場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

時間 16:45〜18:50   毎回水曜日に実施

定員 30名

教員 林 航

受付方法 ドローイングセンター1026教室で事前予約

問合せ 詳しくはドローイングセンターまで

※画材などはドローイングセンターの常備品を使用することが可能です。


★チラシ.pdf
sakura路上アート実施要領.pdf

【終了しました】さがみはらSAKURA路上アート

11月29日の説明会に参加できなかった学生でも、興味のある学生は是非参加してみてください。資料は上記から見ることができます。(PDFデータ)

来年の3月23日(土)相模原市役所前にて、『さがみはらSAKURA路上アート』が開催されます。この路上アート企画は、相模原市内の美大生やアーティストと、障がいのある方達との線や色彩によるアートコラボレーションを通して、子供達からお年寄りまであらゆる世代の皆さんと気楽にアートの楽しさを実感するひとときを作り出すイベントです。みなさんも似顔絵制作、ライブペインティング、作品展示販売で参加してみませんか?


さがみはらSAKURA路上アートでは下記のイベントを計画しています。

•「似顔絵制作」(販売) 障がいのある作家、画家、美大生による制作

•「ライブペインティング」上記の参加作家と来場者による共同画制作

•「作品展示・販売ブース」(参加作家ごとに1.5Mほどのスペース) 


主催 『さがみはらSAKURA路上アート』実行委員会

共催 相模原市

協力:女子美術大学 ドローイングセンター

ドローイングセンターについて

センターでは顔彩、水彩、鉛筆、木炭、Gペン、インク、コンテ、パステルなど幅広い描画材料を材料を取りそろえています。

すぐに描く事ができる環境が整っていますので、月〜金9:20-20:00の間の、授業時間の合間などに手ぶらで来て利用することが可能です。


ドローイングセンター

10号館2階1026/1027教室

開放時間:月曜日-金曜日 9:20 - 20:00

教員出勤日:月・水・木曜日

指導教員:ドローイングセンター助教 林


こんな学生は、ぜひ施設を利用してください!

・デッサンやドローイングに興味がある

・基礎デッサン力を向上させたい

・就職活動にも活かせる描写力を獲得したい

・表現の幅を増やしたい

・人物クロッキー力を向上させたい

・授業に隙間時間がある


施設機材について

作品アーカイブやポートフォリオ等の制作機材、ドローイングや普段の制作にも応用できるスキャナやプリンタなど、学生が自由に使用できる機材をそろえています。

・スキャナ A3サイズまで  

・インクジェットプリンタ複合機 A3ノビまで、スマホからも直接プリントできます

・大判インクジェットプリンタ61cm幅x4Mまで、下絵などの手持ち資料からダイレクトで作品サイズへ拡大印刷も!

・作品アーカイブ機材  デジタル一眼レフカメラ、三脚、PC、ペンタブレットなど

ゴールデン学生サポーター制度について、対談記事を、ゴールデン【公式】ブログに掲載して頂きました。

ゴールデン学生サポーターの浜田さんと安藤さんのインタビュー記事になります。

【終了しました】油絵具 画溶液概説

油絵具 画溶液概説

-なぜ、溶剤は必要なのか?なぜニスをかけるのか-



12月14日(木) 

ドローイングセンター 10号館2階 1026教室


16:40 ~ 18:40 (講演会・体験制作)


定員 30名


油絵具をコントロールする上で、最も重要なキーワードは 『画用液』 です。

画用液の性質を知ることで、油絵の表現の幅が拡がり、描画テクニックも向上します。

「ターペンとリンシードだけで描いています。」「ペンチングオイルだけで描いています。」

これも間違いではありませんが、自分だけの画肌には到達できません。さまざまな画用液を調合し、自分だけのペインティングオイルをつくり、語りかける色だけなく、語りかける質感をマスターしてみませんか。

調合は、料理における秘伝のソースです。故にずばり割合が書いてある資料も少ないのが現状です。

今回の講座では、画用液の基本から、調合までおこないます。

油絵具の自由度を知る上でも、有意義な講座ですので、ぜひご参加ください。


参加希望学生は下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能。



主催:女子美術大学 ドローイングセンター 

協力:ホルベイン画材株式会社

教員:平松博彦 對馬和紀(ホルベイン画材)

林航(センター助教)  大森悟(センター長)


【終了しました】『INEI インスピレーション展』

INEI 富安健一郎先生「トップアーティストのしくじり人生」

講演会にご登壇された冨安先生の展覧会の情報となります。


開催概要

INEIインスピレーション展

展覧会サイト:https://tommy9496.wixsite.com/ineiinspiration


日時:12/2 Sat -12/16 Sat

オープニングパーティー:12/2 17:00~

大忘年会:12/16 16:00~

場所:レンタルスペース,キッチン EAT for E SHIBUYA

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町20−11 渋谷三葉ビル 地下1階

https://maps.app.goo.gl/hgSbj6AqAD3NfSLj7


【終了しました】生きてることは描くこと!路上アートのお誘い

生きてることは描くこと!路上アートのお誘い

「さがみはらSAKURA路上アート」参加者説明会


11月29日(水) 5限16:40〜


ドローイングセンター 10号館2階 1026教室


16:40~18:10 講演会

定員 30名

参加希望学生は下記QRの予約フォームから予約して下さい。

当日の飛び込み参加も可能です。

→ 

https://forms.gle/2QRtwzDsZ91pkc9f9



来年の3月23日(土)相模原市役所前にて、『さがみはらSAKURA路上アート』が開催されます。

この路上アート企画は、相模原市内の美大生やアーティストと、障がいのある方達との線や色彩によるアートコラボレーションを通して、子供達からお年寄りまであらゆる世代の皆さんと気楽にアートの楽しさを実感するひとときを作り出すイベントです。みなさんも似顔絵制作、ライブペインティング、作品展示販売で参加してみませんか?


この企画について、さがみはらSAKURA路上アート実行委員会、フェースofワンダー代表の金子光史さんから、

アールブリュットの作家、作品との素敵な出会いや、路上アートについてお話しをして頂きます。

興味のある学生は、ぜひ説明会にご参加ください。


さがみはらSAKURA路上アートでは下記のイベントを計画しています。

•「似顔絵制作」(販売) 障がいのある作家、画家、美大生による制作

•「ライブペインティング」上記の参加作家と来場者による共同画制作

•「作品展示・販売ブース」(参加作家ごとに1.5Mほどのスペース) 


主催 『さがみはらSAKURA路上アート』実行委員会

共催 相模原市

協力:女子美術大学 ドローイングセンター



【終了しました】アクリル絵具とメディウム 概説

- 透明・不透明の違いから、専用メディウムまで

アクリル絵具とメディウムを全てを試す! -


11月22日(水)

ドローイングセンター 10号館2階 1026教室


16:40 ~ 18:40 (講演会・体験制作)

定員 30名


アクリル絵具とメディウムを全てを試してみましょう!

透明アクリル絵具に始まり、不透明で鮮やかな発色が魅力の不透明アクリル絵具(ガッシュ)や、

牛乳のようなゆるさをもつフルイド絵具、液状でマーカーにも充填できる液状アクリルインクに、

見る角度によって色が変わる偏光絵具など、アクリル絵具には幅広い色材が揃っています。

メディウムと呼ばれる効果材には、ツルツルからザラザラまで個性のある下地材や盛り上げ材、

ツヤをだしたりマットにしたり、くっつけたり、エッジを利かせたりと、平面のみならず立体にも応用可能な色材です。

まずは、基本となるメディウムで効果見本を作成し、後半は自由に材料をお使いいただけます。


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで


主催:女子美術大学 ドローイングセンター 

協力:ホルベイン画材株式会社

教員:平松博彦 對馬和紀(ホルベイン画材)

林航(センター助教)  大森悟(センター長)


【終了しました】水彩絵具 概説

10月26日(木)

ドローイングセンター 10号館2階 1026教室

16:40 ~ 18:40 (講演会・体験)

定員 30名


水彩絵具は、水と紙があればすぐに描画することでき、簡単且つ手軽で愛用者も多い絵具です。

作品はみずみずしく、大胆にも繊細にも表現の幅に広く対応でき、優雅さも兼ね備えた絵具です。

さらに水彩絵具は、水彩画のみならず、デザイン・版画・工芸と様々な分野で使用され、今や色材として必要不可欠なものとなっています。

近年では、不透明水彩絵具『ガッシュ』の需要が、世界的に増加しており、色材として再注目されていますが、

今回の講座では、水彩絵具の基本からガッシュ、水彩絵具の画用液と位置付けられる『水彩メディウム』 に加え、

水彩紙・筆など、裾野を大きくしてご説明いたします。

講座後半は、紙による表現の違いを体験していただきますので、ふるってご参加ください。


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで


主催:女子美術大学 ドローイングセンター 

協力:ホルベイン画材株式会社

教員:平松博彦 對馬和紀 (ホルベイン画材)

林航(センター助教)  大森悟(センター長)


【終了しました】美術治癒 アートセラピー 

10月21日(土・女子美祭) 

ドローイングセンター  相模原キャンパス10号館2階 1026教室

時間 11:00〜12:00 13:00〜14:00(2回開催)

定員 各回とも20名

感情には、喜び、悲しみ、怒り、あきらめ、驚き、嫌悪、恐怖というように、様々な異なる性質の気持ちが存在します。

作品が生まれるその時、作家がどのような気持ちで作品と向かい合っていたのか、どのような感情を抱いていたのか、それぞれの作品から紐解いていきます。

また、ワークショップを通して、どんな表現方法が最も自身と相性がよいのかを探してみましょう。例)色で心を表現するのか。形で表現するのか、など。

アートセラピーに興味がある方はもちろん、「そもそも、アートセラピーって何だろう?」 と思われた方にもお勧めいたします。

自分自身をもっと知りたい。

他の人と会話する時間を大事にしている。

最近、悩みがあって元気がない。

時間の流れに任せたい...などなど

どなたでも大歓迎!

講師:イム アラム先生(HOLBEIN KOREA)


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

 https://forms.gle/9EB1vprkErY7hw7P8


手ぶらでお越しいただけます。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで


主催:女子美術大学 ドローイングセンター 

協力:ホルベイン画材株式会社

講師:イム アラム先生(HOLBEIN KOREA)

【終了しました】女子美祭/ドローイング実践

女子美祭期間中、学内外どなたでも自由にドローイングセンターで絵を描いていただけます。

期間限定の不思議で楽しいモチーフをセットしてお待ちしていますので、お気軽にお越しください。


持参用具なしで参加可能!

画用紙・鉛筆・木炭・コンテ・水彩など、各種描画材料をご用意して

いますので、手ぶらでご利用いただけます。


開放時間

10/20(金)10:00~17:00

10/21(土)15:00~17:00

10/22(日)10:00~17:00

(所要時間約10分〜お好きな時間で自由に制作ができます)

センター講師が在室していますので、ドローイングやデッサンの指導や相談なども可能です。見学のみも大歓迎!


1026教室で洋画専攻絵画コース3年生夏季課題制作『お天気日誌』も展示中!

ドローイングセンター

10号館2階1026/1027教室

ゴールデン学生サポーター採用者

GOLDEN 学生サポーターの採用発表をいたします。

結果は以下の通りです。採用者及び入賞者の皆様、おめでとうございます。


学生サポーター:

安藤瑚夏さん      浜田優花さん


ドローイングセンター賞:

石井萌さん     大泉風歌さん     王潔茹さん     藤木優衣奈さん

ゴールデン学生サポーター採用者ドローイングセンター賞受賞者  審査員コメント

安藤瑚夏さん

絵画の窓やその境界は、私たちの置かれた現実社会について物語っている。だから普遍的なテーマであり続けているのだ。現代を生きる私たちが窓のない世界を想像するのは容易ではない。


しかし、安藤瑚夏の絵画作品の窓は何処にでも存在して、寧ろ窓が整然と据え付けられていること自体が不自然だと感じるようになってゆく。そして、その小さな窓のように括られた境界内には詩的な絵画の世界がはまり込み、その周りを手触りしたときの感覚を想起させる日常的な表情が覆っている。 

安藤のステートメントにもある装置的な働きを私は窓と言ってみたのだが、この窓は人間としての生活を近づけつつも便宜的な機能を超えて、瞬時に現れ、固定され、括られた世界になることで観念的な均質化を起こして消失するような矛盾と調和の往来をしているように感じられたのだ。

その窓は常に開閉を繰り返していて、なかに見えた世界は一度作品から目を離して、もう一度見たときには消失してしまっているのではないかという不安がよぎるほど情緒的で暗示的な何かを表現しているのではないか。


応募理由にも記されているがマチエールや透過性のある表現を探究していて、画材の幅をさらに広げることで現実的な世界と非現実的な世界のコントラストについても再考して、よりオリジナリティのある表現を展開してくれることを期待して選考いたしました。

オリジナリティは、案外自らが探して手に入れるということは難しく、周りから、外部から、与えられていくものだと思います。「その時」まで待てるかを考え続けて制作してほしいです。 (大森)


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浜田優花さん

先に育ち、先に枯れる。季節のずれは排他的でありながら、生命の緩やかな重なりをさらに彩り豊かに気づかせてくれることがある。


浜田優花は、幼少期から続く目の前の景色と体験を絵画として表現している。

浜田の作家ステイトメントには「薄いビニールハウスのような脆弱な構造物は弱い体・不自由な体で生きている不安感・行き場のなさに寄り添うモチーフであると考える。・・・・女性と妊娠・出産・加えて生命に深く関わっていると感じ温室を描いている」とあるように自身のモチーフについて触れ、原体験と共に新たに生み出される感覚と感情にについても述べているのだ。ビニールハウスは「shelter/greenhouse」や「dome」という作品にもその支柱パイプの表情を現すが、万物を内包するように緩やかに連結され続けて、そのパイプの表面を覆っているビニールを透過して照射される昼の日差しをいくらか緩和して内部の植物を豊かに色付かせる。


シェルターというイメージを生産し、また同時的に人間と自然との出会いの場でもあり、空間性や時間性に歪みを作り出していることに注意深く考えを向けさせる作品展開を高く評価しました。戦後の人類にとってのシェルターの意味と意義はなんなのか、いわゆる第一次産業を通して見えてくる環境はなにかなど、私たちが考えるべき問題に対して初歩的な自覚を促している点も「アーティストの表現を通しての批評性」として重要だと考えました。


また、技術的にも筆のストロークと絵具の彩度の調整などに関して実験的な制作研究を行っていて、さらにメディウムなどの使用方法で油絵具以外の可能性を探っているタイミングでもあり、GOLDENのアクリル絵具を実践的に試してイメージしている豊かな色彩を絵画作品として表出させてくれることを期待できる学生であるため採用することに決定いたしました。 (大森)

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石井萌さん 

作者はこの世界における自分の存在、今自分が存在しているこの世界とは何かを考えながら、家族写真や古写真をモチーフに記憶を掘り起こすように絵の具を使って絵画にするシリーズを続けている。

描かれた人々、時に立体作品で作り出された形は、表情がある作品、ない作品が混在しており、一貫して個人の主観を削ぎ落としたかのように情報がニュートラルに扱われているからか、描かれた作品群からは、一見すると暖かい日常の一コマの景色に見えるものの中にも、作者の記憶に対する興味や分析するような冷たい視点があり、作品内からは特有の温度を感じた。


油絵では、絵の具の物質感を生かした筆致が巧みで、心地よいリズムを生んでいる。

また、家族写真や古写真がモチーフということもあり、作品の中にはゆったりとした光が充満していて、その魅力を強く感じる。

メディウムや下地研究も重なっているとのことで、ぜひ引き続き自身の表現に合う絵の具の研究も行なってほしいです。今後に期待しています。(林)

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大泉風歌さん

作者はドローイングを繰り返しながら、時の移り変わりに関する想いを画面の上に表している。

「時の移り変わり」について面白いことは、変化に気づいた頃には前に戻ることができず、目に見えずゆっくりと動き続けていること、と作者はいう。

至極真っ当なことなのだが、改めてそうだな。と感じた。


ファイル内に、辛いことが積み重なって疲れ切った時に、解決してくれたのは誰かの言葉より時間だった。という文がある。

過ぎ去る時間の流れ、輪郭を描いたという作品「時の移り変わりおかわり」からは、鮮やかな色彩に乗り、生き生きと動く時を感じた。

画面の内外に登場する飛翔するもののかたちや鳥のかたち、おそらく本人なのであろう女性の髪のなびく様相、草木の揺れが、作品画面に風を呼び、移ろう動きとなって、作品内に更なる時間性と躍動感を与えている。

また、作者の作品からは一貫して、物事を俯瞰してみている視点を感じ、作者自身も作品の中では客体化された存在として扱う事で、あらゆる事象を冷静にみている姿勢が見受けられた。

GOLDEN講習会にも参加して、いろいろな描画材料を試し、それらを自身のドローイングへ活かす為の熱心な研究意欲があります。今後に期待しています。(林)

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王潔茹さん

作者は、世の中に生きている「繋がり」について研究を行っている。作者にとっての「繋がり」とは、目に見えないイキモノのような存在で、その繋がりは人と人、人と自然とが関係しあっているうちに生成され、すべての物事はお互いに繋がっているという。

「繋がり」を研究している留学生の作者にとって、日本における祭りや、八百万の神への畏敬の念などについては、特異で興味深い研究対象なのであろう


作品は、油彩画をベースとした絵画展開をしており、ジェッソや硅砂などを用いた画肌が非常に面白く、写真からもそれが十分に伝わってくる。

画面には、着座している人物の下半身の形、樹木や家屋のような形に、川や水流のような形が交差し、相まって複雑な表情を作り出していて、

木炭やインクで描画された線も、それらに重層して、切なさや哀愁を伴う抒情的な印象を受けた。

私はこれが、作者のいう「繋がり」なのだろうと解釈した。

作者はドローイングセンター主催のクロッキー会を毎回受講して、非常に熱心に勉強を続けています。今後に期待しています

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藤木優衣奈さん

「作品を作るときは、自分の脳に素直に手を動かすことを大切にしている」と作者のステイトメントにある。また、「私はカオスなアートを作り続けるエンターテイナーになりたい」とも作者はいう。

整えることや隠すこと、装うことで本質を見失わないよう自由でありたいということである。

ポートフォリオ内に収められた作品からはそんなカオスで強い熱量のこもった作品が多く、とても驚いた。

平面作品はドリッピングやスクリブルなど、作者のアクションを感じる描画がされている。

支持体を切ったり繋いだり、コラージュで貼ったりしながら拡張された作品もあり、サイトスペシフィックなアプローチにも繋がっている。

幼少期からアクリルガッシュを平面作品はもちろんのこと、立体作品にも使用しているとのこと。

作者のいう破茶滅茶な元気パワーをしっかりと作品に定着させることを、絵の具が可能にしているのではないかと感じた。

立体作品は粘土やポリマークレイ、アクリル絵の具での着色、UVレジンを使用したりといった質の高い造形が施されていて、元気パワーを支えている確かな技術力の存在があります。今後に期待しています。(林)

PAST

【終了しました】顔料を中心とした色材展開

ドローイングセンター ハイブリッドドローイング演習


「顔料を中心とした色材展開」-紙やキャンバスと向かい合う前に、知っておきたい描画材料のこと②-



10月5日(木) 

時間 16:40 ~ 18:40 (制作)


場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

定員 30名


画材店へ足を運んでも 『絵具の種類が多すぎてどれがどれだかわからない』 『自分の使っている絵具だけでなく、他の絵具のことも知りたい』 など、絵具の材料や性質、透明/不透明といった仕組みまでを分かり易く解説するワークショップです。

【顔料(色の粉)】と、様々な【メディウム(糊)】を簡易的に混ぜ合わせて絵具を自製し、効果見本を作成します。

卵テンペラやフレスコといった、クラシックな絵具から、パステルのような利便性の高いものまで、一通り体験します。

(*9/21実施の絵具概説に続くワークショップですが、今回からの参加でも問題ありません。)


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで

drawing@venus.joshibi.jp


主催:女子美術大学 ドローイングセンター 協力:ホルベイン画材株式会社

教員:平松博彦(ホルベイン画材)林航(センター助教)大森悟(センター長)

【終了しました】ハイブリッドドローイング演習 特別講演会

「トップアーティストのしくじり人生」

株式会社INEI

9月27日(水)

16:40〜18:10 10号館2階1026 ドローイングセンター  

※女子美生はどなたでも聴講可能。下記より事前エントリーが必要です

https://forms.gle/2JHpwLEzT82zect86

(当日飛び込み参加も可能です)


特別講師 富安健一郎先生

プロフィール

株式会社INEI(陰翳・インエイ)コンセプトアーティスト/代表取締役

世界中のAAAコンテンツのコンセプトアートを手がけるINEIを牽引するコンセプトアーティスト。ゲーム、映画などのエンターテイメントにとらわれず、都市開発、プロダクト開発などにもコンセプトアートを提供し続けている。

代表作:実写版映画キングダムシリーズ、映画版転生したらスライムだった件、ファイナルファンタジー11、ドラゴンクエストX、メタルギアライジング、バイオハザードダムネーション等多数

講演会内容

映画やゲームの根幹を絵で表現するコンセプトアートのお仕事を紹介

コンセプトアーティストにどうやってなっていったのか

プロのコンセプトアーティストを育てているアトリエの紹介

質疑応答

【終了しました】絵具概説

ドローイングセンター ハイブリッドドローイング演習


「絵具概説」~ 紙やキャンバスと向かい合う前に、知っておきたい描画材料のこと ~



9月21日(木) 

時間 16:40 ~ 18:10 (講義)

   18:10 ~ 19:00 (混色ワークショップ)


場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

定員 30名


絵を描くために、当たり前のように使っている絵具。

フレスコ、テンペラといったクラシックな絵具から、見る方向によって色の変わる偏光絵具まで、種類は様々です。

今回の講座では、各種絵具の特徴はもちろん、『なぜ油絵具は乾くのか?』 『ガッシュとはなんなのか?』 といった、知っていそうでいないこと、また、『自分の使っている絵具を混色で再現する方法』 など、商品カタログや製品情報では知る機会の少ない情報をお伝えいたします。

後半は、水彩絵具を使って、混色塗り絵を体験していただきます。

線画が用意されておりますので、割合にしたがって混色し、色を再現するワークショップですので、気軽に参加ください。


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

→ 

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで

drawing@venus.joshibi.jp


主催:女子美術大学 ドローイングセンター 協力:ホルベイン画材株式会社

教員:平松博彦(ホルベイン画材)林航(センター助教)大森悟(センター長)

【終了しました】外国招聘特別講師による講演会

女子美術大学の外国招聘特別講師として、カナダのOCAD大学ドローイング&ペインティングプログラム担当のニコル・コリンズ准教授をお迎えすることになりました。女子美術大学とOCADUは、2021年に学術交流協定を締結しました。同年、ニコル・コリンズ准教授とリンダ・デニス教授(女子美術大学)による初回の合同授業がオンラインで実施されました。今回のワークショップシリーズは、女子美 x OCADU初の対面授業です。今回、相模原キャンパスのドローイングセンターにて、コリンズ准教授による学生を対象とした、ドローイングパフォーマンスにおける全身の使い方と表現における物質性の考察に焦点を当てたワークショップを開催します。また、リサーチ・ドローイングをテーマに、コリンズ准教授とデニス教授の共同ワークショップも開催される予定です。

7月4日(火) 13:20~14:50 *英日逐次通訳付き

対象:女子美術大学学生

場所:ドローイングセンター (10号館2階1026)

先着:10名(申し込み制)

Performative Drawing Workshop 

パフォーマティブドローイングワークショップ

伝統的なドローイング技法の多くは、手、手首、肘、そしておそらく肩まで使います。このワークショップでは、それぞれの可能な範囲で、体全体を使って絵を描くことに取り組みます。材料はこちらで用意します。


7月5日(水)12:30~13:30

ニコル・コリンズ先生と学生との懇親会

軽食を囲みながらニコル先生と交流していただく機会でどなたでも参加可能です。

ニコル先生の活動や、OCAD大学のことを聞いてみましょう。

会場:国際センター(10号館 2 階)


7月6日(木)13:20~14:50*英日逐次通訳付き

対象:女子美術大学学生

場所:ドローイングセンター(10号館2階1026)

先:10名(申し込み制)

Making and Unmaking Painting 

エンコースティック絵具作りワークショップ

エンコースティック絵具は、顔料を固定するつなぎに溶かした蝋を 使用します。非常に強く弾力性があり、その証拠にエンコースティ ック絵具を使用した2000年以上前の絵が存在しています。

しかし、変幻自在で、再加工や再形成が限りなく可能な絵具でもあります。このワークショップでは、自分で作ったエンコースティッ ク絵具を表面に塗り、変化を与える様々な技法を探ります。材料はこちらで用意します。

いずれもエントリーは下記より

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSetAQue5tjrXXWjo5ui5p0N6yoGpIdy02Zp75xjqWD2aVo3lA/viewform?usp=send_form

【終了しました】ゴールデンアクリリック講習会 メディウム編

7月6日(木) 

時間 16:40〜18:10   講習会/テストピース制作

   18:10〜19:00 作例制作(任意参加)


場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

定員 30名


ジェッソで支持体に地塗りをして描きやすく!

ペーストで画面に様々なマチエールを!

ジェルメディウムを絵の具に混ぜて粘度や艶の調整を!

メディウムで絵の具をコントロールしてみましょう。画材メーカーさんにお話を伺いながら表現研究演習を行います。


参加者は紙肌ペーストを試せます!

キャンバスや木、ガラスなどに塗布し、アクリル絵具から透明水彩絵具、鉛筆まで描画が可能。

試したい学生は塗りたい物を持参して下さい!


参加希望学生はドローイングセンターにて事前予約、または下記の予約フォームから予約して下さい。

https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8

【終了しました】ホルベインの奨学制度と若手作家の生存戦略

開催日時:6月29日(木) 3・4限(13:20〜16:30) 2号館224

本講演会では、ホルベイン画材株式会社が作家を支援するため活動しているー奨学制度「ホルベイン・スカラシップ」と「ゴールデン学生サポーター制度」について、ホルベイン画材株式会社の担当者とホルベイン・スカラシップ奨学生となった若手作家を招き、説明会を行います。

奨学制度の概要はもちろん、大学卒業後の作家活動や奨学生になったことでもたらされた変化など、作家から直接、制作活動について話を伺います。

ホルベイン・スカラシップ奨学生からお話を伺うのは、大学卒業後も作家活動を行う上で有益な情報となりますので、ゴールデン学生サポーターのエントリー希望者だけでなく、広く是非ご聴講ください。

【終了しました】プロイラストレーターの世界

開催日時:6月22日(木) 

3限:講演会13:20〜14:50 2号館224

4限:講評会・ワークショップ※15:00〜16:30 ドローイングセンター


イラストレーターの信澤収先生を特別講師としてお迎えして、3限の講演会では株式会社boxさんからのプロの仕事現場のお話しや、信澤先生の制作デモンストレーションを開催します。4限の講評会・ワークショップでは、皆さんから提出されたデジタルイラスト作品の講評と、課題を選択しての演習授業を行います。


※4限の講評会・ワークショップは事前エントリー及び定員制となりますが、3限はエントリーなしで聴講できます。



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信澤収先生:

イラストレーター

Craft Egg所属 Canvas代表

『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』 

キャラクターデザイン・アートディレクター

もちぷよとイラスト更新


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当日会場では、ワコム液晶ペンタブレットと板タブレットの体験用展示があります。

 女子美は「ワコムクリエイターズカレッジクラブ」の加入校です。ワコムクリエイターズカレッジクラブは、クリエイティブな領域の指導を行う大学専門学校・スクールおよび学生・教職員の方々を対象とした特別なプログラムです。


【終了しました】ゴールデンアクリリック講習会

ゴールデンのアクリル絵の具を試してみましょう。アクリル絵の具での表現の可能性を広げる講習会です。

ドローイングセンターでは、ホルベイン画材工業の協力のもと、各種画材の使用講座とワークショップを実施しています。

予約はこちら→ https://forms.gle/JhzXNnFVGX72u9Hn8

6月15日(木) 

時間 16:40〜18:10(講習会)

(18:10〜19:00自主制作 任意参加、延長制作や各自の表現研究)

場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

定員 30名

講習会では、このアクリル絵の具の特徴である粘度の違う3種の絵の具(ヘビーボディ、フルイド、ハイフロー)を中心に、使用方法やテクニックを学びます。玉虫色のイリデッセントカラーや蛍光色フルーレセントカラー、筆跡の残らない非常に平滑な色彩表現が可能なソーフラット マットなど、画材メーカーさんにお話を伺いながら表現研究していきます。

【終了しました】パンパステル講習会

この化粧品のファンデーションのようなパステルは、まさにファンデーションそのもの。粒子が細かく、純度の高い高級顔料がしっとりと、きめ細やかに支持体にのっていきます。従来の粉っぽいパステルに比べてアトリエもあまり汚れず、練ゴムで消すことも可能です。

5月11日(木) 13:20〜16:30

場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

時間 13:20〜16:30

定員 20名


ホルベインから画材提供がありますので手ぶら参加可能です。

問合せなど、詳しくはドローイングセンターまで

【終了しました】ゴールデン学生サポーター制度

「ゴールデン学生サポーター制度」エントリー受付終了しました。)

子美術大学ではこの度、ホルベイン画材株式会社の、ゴールデン学生サポーターを募集することとなりました。ゴールデン学生サポーターに選ばれると、ホルベイン画材株式会社より、ゴールデン製品10万円分の協賛を受けられます。

詳細については下記より確認し、エントリーシートは印刷して下さい。(ドローイングセンターにも置いています。)

GOLDENサポーター募集要項.pdf
GOLDENサポーターエントリーシート.pdf

【終了しました 2023年前期】クロッキー演習

・4月12日 ・4月19日 ・4月26日 女性モデル(ヌード)

・5月10日 ・5月17日 ・5月24日 男性モデル(ヌード)

・6月7日 ・6月14日 ・6月21日 女性モデル(ヌード)

・7月5日 ・7月12日 ・7月19日 男性モデル(ヌード)

場所 ドローイングセンター  10号館2階 1026教室

時間 17:00〜18:40毎回水曜日に実施

定員 30名

教員 林 航

受付方法 ドローイングセンター1026教室で事前予約

問合せ 詳しくはドローイングセンターまで

※画材などはドローイングセンターの常備品を使用することが可能です。