2026年度
日本理学療法教育学会サテライトシンポジウム
診療参加型臨床実習の
評価を“運用”する
— 評価から実践、そして協働へ
2026年度
日本理学療法教育学会サテライトシンポジウム
診療参加型臨床実習の
評価を“運用”する
— 評価から実践、そして協働へ
3月1日 2026年度日本理学療法教育学会サテライトシンポジウムのホームページを開設しました。
臨床実習教育の質の保証は、理学療法士養成の根幹を成す重要な課題であり、評価指標を整えるだけでは十分とは言えません。求められているのは、評価を“運用”し、教育者・臨床教育者(Clinical educator;CE)が共有する「学びの循環」を実現することであり、その循環が臨床現場での教育実践の質を高めていくことだと考えています。しかし、現状では評価結果がCEの指導計画に十分に反映されず、また施設ごとに指導体制や教育文化が異なるため、質の標準化が途切れがちである点が課題として挙げられます。
本シンポジウムでは、前回大会で議論された「理学療法教育における臨床実習前後の評価を再考する」を踏まえ、評価を指導現場でどう活かし、教育実践に橋渡ししていくのかという“運用”の核心に迫ります。実習前評価を活用した個別課題の設定、実習中の形成的評価とフィードバックの質向上、実習後評価の教育体制改善への反映など、教育者・CEが協働して学びの質を高めるプロセスを具体的に共有します。
特別講演では、臨床教育で培われた学びを新人教育・院内教育といった“臨床教育の後半段階”へとシームレスに接続する視点を提示します。学生期から新人期・若手期へと継続する学習者発達の道筋を描き、理学療法士としての専門性形成を支える教育システムのあり方を展望します。この連続性の確保こそが、臨床実習の成果を職場全体の実践力向上へと繋げていく鍵となります。
本シンポジウムを通じて、評価・実践・協働、そして臨床教育の連続性を統合した新たな臨床実習教育モデルの構築をめざし、明日からの教育現場で活かせる具体的方策と実践知を参加者と共有していきたいと思います。