日本言語学会

英文要旨作成WS 第2回 2021

趣旨・概要

日本言語学会では,英語による『言語研究』への投稿を促進するため,英語での執筆に関するチュートリアルをワークショップとして開催していくことになりました。昨年に続き今回も,学会発表申込要旨を英語で書くためのチュートリアルをおこないます。英語で書かれた要旨を,英語母語話者の研究者に校閲してもらい,英語で書く際の注意点を,現物を見ながら解説して頂きます。


本ワークショップは,言語学会として昨年度新規採択された科学研究費・研究成果公開促進費(国際情報発信強化)による活動の一環として、さらに新たに東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻との共催にておこないます。

ワークショップの参加について(オーディエンスとして)

  • 申し込みがまだの方にお心当たりがあれば、12月16日までに,こちらのフォームよりお申し込みいただくようお伝えください。

  https://forms.gle/oiBQPjZGvDAe1cD96

  • 参加者は2021年度年会費を納付した言語学会会員および共催組織のメンバーのみとします。

2021年12月18日 (土曜日)

プログラム

10:00-10:10

会長挨拶:福井直樹氏(日本言語学会会長・上智大学教授)

趣旨説明:佐々木冠氏(国際発信力強化小委員会委員長・立命館大学教授)

10:10-10:40

講演:「日本語方言研究者が英語で情報収集することの意義と情報発信することの意義」佐々木冠氏(国際発信力強化小委員会委員長・立命館大学教授)

発表スライド [ pdf ] :差し替え版 [ pdf ]

要旨:発表者は昨年度から日本言語学会の歴代会長の会長就任講演論文を英訳するプロジェクトに関わっており、今年はなぜか推進組織の委員長をしている。自分では不適切な人選だと思うが、自分のように英語が決して得意ではない人間も英語で情報発信をするプロジェクトに関わっていかなければならない情勢なのだと思う。英語で文献を読むことが研究テーマ設定に与えた影響と英語で情報発信することで得られる効果を中心に自分の英語との付き合い方を紹介する。情報収集においても情報発信においても英語を使うことで得られる効果は「ほどほど」であるが、有意義であることを示したい。

10:50-13:00

英文要旨チュートリアル [ slide ] :英文アドバイザー Michael Yoshitaka Erlewine
(Assistant Professor, National University of Singapore)



10:50-11:20 チュートリアル1:

要旨提供・吉田 遼 氏(東京大学)"Modeling Human Sentence Processing with Recurrent Neural Network Grammars" (第161回大会より)

[日本語要旨] [英語要旨] [コメント入り英語要旨]

11:20-11:50 チュートリアル2:

要旨提供・汪 敏 氏(東北大学)"Comprehension of Collaborative Incomplete Utterance in Japanese Indirect Refusal: An ERP Study of Native and Non-Native Speakers" (第160回大会より)

[日本語要旨] [英語要旨] [コメント入り英語要旨]

12:00-12:30 チュートリアル3:

要旨提供・李 慧 氏(東京大学)"An Analysis of Semantic Structure of “V1+V2” Compound Verbal Nouns" (第158回大会より)

[日本語要旨] [英語要旨] [コメント入り英語要旨]

全体ディスカッション

12:30-13:00 全体ディスカッション・質疑応答

本ワークショップは,言語学会として昨年度新規採択された科学研究費・研究成果公開促進費(国際情報発信強化)による活動の一環として、東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻との共催にておこないます。

主催:科研費研究成果公開促進費(国際情報発信強化)「Eジャーナルの刊行と国際研究ネットワークの強化による研究成果の国際発信」プロジェクト


共催:東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻


企画:日本言語学会国際発信力強化小委員会