【東洋学研究所】2025年度第6回研究発表例会
【東洋学研究所】2025年度第6回研究発表例会
開催
2025年12月20日(土)14:00開催 於:オンライン(GoogleMeet)
概要
発表1
井上円了における宗教と哲学の概念とその影響
石井 慶太 先生 (客員研究員)
本発表は、井上円了における宗教と哲学の概念について考察するものである。先行研究では、井上円了が仏教を宗教と哲学から祖組織されるものだったと考えていたことが指摘されている。しかし、本来であれば仏教は宗教のカテゴリーの一部であるからこのことは一見奇妙に思える。本発表では、井上円了における宗教と哲学の語り方を再考し、それらがどのように結びついて論じられていたかを再考する。また、その語り方の影響について一部報告を行いたい。
発表2
『ヴァールシュネーヤ・アディヤートマ』における夢眠論
髙橋 健二 先生 (研究員)
古代南アジアの叙事詩『マハーバーラタ』(紀元前 2世紀半ば〜紀元後 4世紀末頃)には、古典期の諸哲学体系が確立される以前の様々な哲学思想が見られる。本発表では『マハーバーラタ』第12巻の『ヴァールシュネーヤ・アディヤートマ』に見られる夢眠論において、心と身体がどのような働きを担うと考えられているのかを分析し、さらに先行するウパニシャッド文献と比較することでその思想的位置付けを検証する。
お申込み
QRコードを読み込むか、もしくはクリックして、フォームよりお申込みいただけます。【申込期限:2025年12月19日(金) 23:59まで】
お問い合わせ
東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 TEL:03-3945-7483 ✉:toyogaku@toyo.jp