国際社会プロジェクト演習 多文化共生コース
2025.12.20|
12月20日、今年度5回目の多文化クラブを実施しました。今回は年末にみんなで楽しいことをしたいと思ってゲーム大会をすることにしました。当日はさまざまな国にルーツを持つ子どもたち15名、おとな3名、学生4名と教員とアシスタントが参加しました。
今年度の多文化クラブでは、年度のはじめに教員とアシスタントで各回のテーマを決めました。ただ、今年度は授業としてプロジェクトを実施していません。春学期はなかなか学生と事前に準備をすることができませんでしたが、10月からは学生も慣れてきてアシスタントの私と学生で事前の打ち合わせを行うようにしました。
今回は、まず私が、「スリーヒントゲーム」「ジェスチャーカードゲーム」「わたしはなあに?ゲーム」など、いくつかのゲームを選びました。これらは、楽しみながら日本語に触れられるゲームです。とくに、ゲームを通して学生と子どもたちがコミュニケーションをたくさんとれるようなものを探しました。
例えば、「わたしはなあに?」というカードゲームでは、1人がおでこにかざしたカードに描かれている絵について、周りのみんなでヒントを言い合います。お題が「いちご」の場合は、「最近いつ食べた?」「どのくらいの大きさ?」「白いのも食べたことある?」などと、みんなで会話をしながらヒントを出していきます。
事前の準備では、ゲームを学生に試してもらって、どのゲームが良いかを選びました。話し合いのなかでは、「このゲームは、ルールが難しすぎると思う」「このゲームなら、小さい子でも楽しめると思う」という意見も出て、学生ならではの視点から当日におこなうゲームを決めることができました。
その後、学生同士でのゲームのルール説明や、ゲーム中の子どもたちのサポートについての打ち合わせもしました。
当日、学生は事前にしっかりと話し合ったこともあり、落ち着いて子どもたちと関わることができました。とくに、ゲーム中は子どもたちの様子を見ながら、みんなが楽しめるように声がけをしたり、学生同士で考え、臨機応変に使用するゲームを変更したりしていました。子どもたちは、わからないことがあると学生に質問するなどして学生を頼りにしながら、ゲームを楽しんでいました。
活動後、学生からは「はじめは人見知りでなかなか話してくれなかった子も、段々話しかけてくれるようになり嬉しかった」「普段は小さい子と関わる機会が少ないので、良い経験になった」といった感想が聞かれました。また、「いろいろな学年の子がいると、学生同士でやったときとは全然違かった」という、事前準備をふまえた声もあがりました。
このように、事前準備を学生自身が主体となって行うことで、一人ひとりがより積極的に活動へ参加できるようになっています。
私自身も、学生の意見や活動中の様子から多くの気づきを得ており、今後の活動について考えたり、日常生活を異なる角度から見つめ直す機会となっています。今回の経験が、学生の皆さんの今後の学びを深め、日々の景色を少し違った視点で見るきっかけになれば嬉しいです。
(文責:明石ひなた)