国際社会プロジェクト演習 多文化共生コース

2023.03.10FRI

2月15日(水) 国際社会プロジェクト演習2022年度活動報告会を実施しました

2023年2月15日(水)、国際社会プロジェクト演習多文化共生コース「多文化共生の地域社会をつくる域学連携教育プロジェクト」2022年度活動報告会を行いました。報告会には、北区区役所、独立行政法人UR都市機構や日本語学校の職員、活動を行っている各団地の自治会・市民団体の方々をお招きしました。また、コメンテーターとして、愛知県立大学多文化共生研究所協力研究員の神田すみれさんと、芝園団地自治会事務局長の岡﨑広樹さんにお越しいただきました。

 

まず、矢口悦子本学学長と桐生正幸社会学部長からご挨拶いただき、フィールドにおいて自ら見聞し調査をやり遂げた学生たちに対してお褒めの言葉と温かい励ましを頂戴しました。

その後は、学生たちが1年間を通して2つの団地で実施した調査や活動について発表し、次年度の活動構想について発表しました。11月のライフデザイン学部山本美香先生との合同ゼミで得られた報告の反省と課題を踏まえ、緊張の面持ちながらも、3か月間何度も改稿と改編を繰り返し練り上げた発表資料を、自信をもって報告することができました。

コメンテーターのお二人からは、大学生として社会調査と活動報告という研究の一端を担ったことに対する労いのお言葉をいただくとともに、今後も調査や活動を継続して、若者ならではの視点とフレッシュな発想・行動力で、地域の発展の礎となる人のつながりを築いていってほしいという期待もかけていただきました。最後は教員や会場にお越しいただいた方々全体で自由闊達な意見交換が行われました。フロアからも貴重なご意見やご質問を頂戴し、地域の現状に対する課題認識や連携して課題解決に向けて軌を一にすることができたのではと考えています。

来年度4月より、本プロジェクトは新しい局面へと展開していきます。2022年度の調査や活動で浮かび上がってきた地域の抱える課題や解決の可能性を基に、地域の方々や市民団体、自治体などと協働して、つながりの一部を創り出していきます。

学生たちには、「社会学を学ぶ」だけではなく「社会学する」ことがいかに活動へとつながり展開するのか、その醍醐味を知ってもらいたいと思っています。

(文責:山本佳奈)