国際社会プロジェクト演習 多文化共生コース

2022.11.24THU

11月23日(水)ライフデザイン学部・山本美香ゼミと合同ゼミを実施しました

2022年11月23日(水)、ライフデザイン学部生活支援学科・山本美香先生とゼミ生のみなさんを白山キャンパスにお招きし、合同ゼミを行いました。

 

前半では、山本先生とゼミ生のみなさんが発表され、充実した活動内容と秀麗なプレゼンテーションに大いに刺激を受けました。

小グループに分かれた意見交換でも、豊富なご経験や知識を基にした意見が大変勉強になりました。

山本ゼミでは、2014年より都内の団地をフィールドとして「孤立を減らし、コミュニティを創る」という目的の下に、継続して活動されています。アンケート調査や自らの足を使って高齢者の自宅を戸別訪問し聴き取りを行って、生活実態を探られてきたそうです。課題解決の一プロセスとして、コミュニティカフェ「フラット5」や「団地文化祭」を企画運営し成功を収めるとともに、新たな課題も浮き上がってきたとご指摘されています。コロナ禍で活動が縮小されたこともあった一方、団地の中で様々な形態と方法で活動する団体や個人が存在していたことに気づき、各主体と連携・協働を模索するきっかけを得ることもできたとおっしゃっていました。

 

後半では、プロジェクト演習の学生たちが、現在行っている活動や調査について発表しました。それぞれ緊張しながらも、北区の多文化の実態と区の方針、豊島五丁目団地でのステークホルダーへのインタビュー、西が丘三丁目団地での多文化クラブの活動と自治会の方々へのインタビューについて、精一杯報告を行いました。

「自らの行っている活動や調査の成果を、外部に向けて発信する」という研究の基本の一部を体験し、準備の大変さを実感するとともに、聞き手からフィードバックを得て、今後の調査研究に活かす重要性について気づきを得ることができました。年度末には一年を通したプロジェクト演習の成果報告会を予定しています。当日に向けて自信を持って報告できるよう、入念に準備していきたいと思っています。

(文責:山本佳奈)