国際社会学科
2025.10.16|THU
2025年8月から9月にかけて、国際社会体験演習の全10コースのうち、宮城・気仙沼、福島・いわき、岩手・住田、長野・飯田の各国内コースが実施されました。
今年度初めて実施することとなった岩手・住田コースでは、岩手県住田町で植林・森林保全プロジェクトを行っている株式会社メンバーズのコーディネートの下、「多様性のある森づくり」や「循環経済(サーキュラーエコノミー)」といった、〈環境問題の最前線〉に触れることを目的として、植林体験、現地NPOによる講義、町役場訪問、町内まちあるき、ビジネスアイデアワークショップなどの活動を行いました。
普段、首都圏で生活する学生たちにとって、山間部の暮らしに触れることそのものが新鮮であり、自然に囲まれた生活の豊かな側面、不便な側面、そのそれぞれを体験する機会を得られたことが、まず一つ大きな成果であると考えています。
その上で、地域のローカルな課題が、グローバルな環境問題に結びついていることなど、フィールドでの学びを通して社会のダイナミズムの一端を肌身で感じる、その第一歩となったと考えています。