国際社会学科
2025.02.10|MON
2025年2月1日〜8日、国際社会学科1年次必修科目「国際社会体験演習」としてフィリピン共和国で現地研修を行いました。1年生18名が参加しました。
研修はルソン島北部山地の中心地であるバギオ市で行いました。バギオ市は、先住民のアートや工芸が盛んでユネスコの創造都市にも登録された世界的に注目されている街です。多数の先住民が集まるバギオ市は、国内外の観光客を惹きつける豊かな自然と文化に恵まれた観光地であり、また多数の大学がある国内屈指の学園都市でもあります。
参加学生は、市場や商店街や近郊村落などの巡検、多様な出身の大学生との意見交換、小学生との交流、先住民の竹細工の楽器を使った民族音楽の体験などの活動に参加し、自分が見つけたバギオの魅力を自由な発想で文章や絵画や動画などの形にまとめて発表しました。
学生たちには、この研修で出会ったフィリピンの人びとの暮らしや考え方、生き方を自分自身のものと比較して共通点と相違点を見いだし、多様性に寛容になるためには何が必要であるのか考えつづけ、学科での学びを広げてもらいたいと思います。
以下は、参加した学生の感想の一部です。このプログラムが大学での学びを深める貴重なきっかけとなったことがうかがえます。
・8日間人生で1番レベルで充実していました!本当に楽しかったです!!!
・5月のアンケートでフィリピンを希望して、このプログラムに参加して本当に良かったです。最初から最後までずっとずっと楽しくて刺激的で最高な旅にしてくれてありがとうございました!!
・英語にもともと自信が無かったけど、話さなくてはならない状況に置かれたことで、意外と英語できるかもって自信がついた。
・夢を諦めていたけど、もう一度頑張ろうと思えました。どのような形であれ、世界をもっと見てみたいので恐れないで飛び込もうと思います。
・今回の体験演習が人生で1番大切な思い出になりました。お別れの時に、涙が流れる、そんな素敵な空間を味わえて幸せでした。
・最初から最後までずっとずっと楽しくて刺激的で最高な旅にしてくれてありがとうございました!!
・フィリピンは道行く人が挨拶をしてくれたりみんな常に笑顔でとても明るい気持ちになったので日本でもなるベく笑顔でいたいと思ったのと、フィリピンと日本の文化の違いを沢山感じて新しい価値観を得たことも大きな学びだったと思います。
・この研修を通じて「ありのままの自分」でいることの楽しさを知った。すごくすごく楽しかったし、いままで取り繕っていた自分がどれだけ苦しかったかがわかった。また、周りの仲間が素直にいい所や感謝を伝えてくれる人達で、大好きになったしこういう関係を築き上げたいと思った。フィリピンに行ってみて、世界には知らないことが溢れていることを知った。世界史で勉強して知った気になっていたけれどそれは歴史の一部だけで、どんな生活を送っていたりどんなことに興味があるのか、どういう悩みがあるのかを何も知らなかった。偏見を捨てて彼らと会話を交わすことで新しい価値観に出会えたし、日本とは異なる地で暮らす彼らがキラキラしているように見えた。もっともっと、いろんな世界を知りたいと思った。