メディアコミュニケーション学科

2022.07.01|FRI

「最先端メディア体感プロジェクト ファション誌制作コース」第9回講義―インタビューの提案書のあり方― 6月17日(金)

第9回講義ではフリーライターであり、エディターもされている多屋澄礼さんにお越しいただき、「インタビューの提案書のあり方」というテーマで「ファッションライターの仕事」や「インタビューページ作成」についてお話ししていただきました。多屋さんは現在、フリーライターとしてインタビューページを担当されています。また、イラストレーターやファッションイベントでのDJも担当されるなど多岐に渡り活動されています。

フリーライターの多屋澄礼さん 

インタビューを行うにあたっての事前準備、インタビューの流れについて詳しくお話しいただきました。インタビューにおいて、文字起こしとライティングが1番重要であるそうです。その誌面でどのような写真を撮っているかを見て、インタビュー内容をイメージしていくことがポイントだと多屋さんはおっしゃっていました。自分だけでなく、その誌面に関わる方達との協調性が大事だと感じました。 

インタビューページ作成までの流れについて説明をする多屋さん 

その後、多屋さんが担当された『marie claire style』のインタビューの誌面イメージを基に、ライティングのポイントについて詳しくお話しいただきました。ライティングの際は、数字を入れて文を締めたり、盛り上がりを作ったり、深いところまで話を掘り印象に残った言葉などを見出しとして抜き出すとより効果的に仕上がるそうです。また、多屋さんは文字制約を考えて書いていくことが重要だとおっしゃっていました。 

実際の誌面を利用した具体的な説明 

多屋さんが最後に「好きなものの軸を持っているとぶれずに色んなことに生かせる」と仰っていたのが印象に残っています。これは雑誌という分野に縛られず、マルチに活躍されている多屋さんだからこそ実感されていることと思いました。最後に伊田さんから今週の課題と雑誌『the LIKE』の設計図についての説明がありました。今週の課題は3人一組でライター、モデル、ディレクターと担当分けをして、私たちの雑誌『the LIKE』のインタビューページ用企画書を提出することです。具体的にモデルのポーズを考えながら、伝えたいことが伝わるページを作成していきたいと思います。 

来週の課題を説明する伊田さん 

(文責 川崎ゆいな、浅野葉月)