メディアコミュニケーション学科

2022.04.28THU

「最先端メディア体感プロジェクト」第2回講義―通信の世界の変貌は止まらない―総務省の飯村由香理さん

 「最先端メディア体感プロジェクト」のゲストによる講義が4月22日(金)に始まりました。初回の講師は総務省事業政策課市場評価企画官の飯村由香理さんで、テーマは私たちにとって身近なパソコンやスマホなど通信の分野です。 

講師の飯村由香理さん 

飯村さんはいわゆる国家公務員です。冒頭に国家公務員の仕事の内容、さらにあまり聞きなれない「総務省」という役所の担っている業務分野などについて説明していただきました。

それからお話は通信の世界に移りました。携帯電話などの電気通信事業は影響力も大きく、私たちの社会生活にとってなくてはならない社会基盤となっています。飯村さんは、その電気通信事業やモバイル市場の歴史、電気事業法などの法律や制度、政府が行ってきた政策、そして、将来像などについて詳しくお話してくださいました。

またインターネット環境の発達に伴い生じる違法有害情報に対応した政策についても、具体的なトラブルの事例を踏まえながらご説明いただきました。

講義を聴講した学生からは以下のような感想がありました。

「今回の講義を通してMNO(Mobile Network Operator=「移動体通信事業者」)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator=「仮想移動体通信事業者」)という重要だが専門的な言葉の意味や違いなどこの分野の基本を理解できました。電気通信業界の売上はこれからも上がっていくと思うので、メディアコミュニケーション学科の学生として、このような情報はこれからも仕入れていきたいと感じました」

「非常に充実した内容でした。私たちは普段ニュースなど政府が今取り組んでいる様々な政策などについて情報を得ていますが、お話を伺ってみて報道されている情報量は非常に少ないということを知りました。私たちと密接に関わり、自由に利用できている電気通信サービスは、総務省の方々による細やかな対策、目標のもとに成り立っていると知り、改めて感謝の意を伝えたくなりました」

活発に質問する学生たち 

私自身も、通信の自由化が導入されて以降、日々刻々と変化する通信環境に合わせ、次々と制度を整備しなければならない現状を知って、常にアンテナを張ってついていなければならないという印象を持ちました。

(筆者はメディアコミュニケーション学科3年の大石彩加さんです)