メディアコミュニケーション学科

2019.11.18MON

「新聞活用プロジェクト」で読売新聞東京本社の吉池亮・教育ネットワーク事務局長が最新の米国メディア事情について講義

 新聞活用プロジェクトの一環で、読売新聞東京本社の吉池亮・教育ネットワーク事務局長が、11月7日、2年生ゼミで、米国のメディア事情について講義してくれました。吉池さんの前職はニューヨーク支局長で、読売新聞の紙面で「メディア 米国の今」というタイトルの連載をはじめ、メディアに関する多くの記事を執筆してきた記者です。講義では、米国が今、民主党支持者も共和党支持者も大半がメディアを信じていない異常な社会になっていること、ケーブルテレビ局が普及したこともあってメディアの中立性が損なわれ、極論がまかり通っていることなど、米国の現実を具体的な事例を交えて紹介してくれました。その結果、社会の分断が加速しているというのです。吉池さんは、「同じことが将来、日本でも起こりうる」と警鐘を鳴らしていました。 

「米国では今、まともな報道機関のニュースも信じられなくなっている」と語る吉池さん。 

米国社会の分断を様々なデータで説明する吉池さん。