メディアコミュニケーション学科

2019.09.19THU

新聞活用プロジェクトで1年生14名が朝日新聞社で職場体験をしました

9月13日、「新聞活用プロジェクト」のイベントの一つとして、1年生の「職場体験」が朝日新聞東京本社(東京都中央区築地)で行われました。参加したのは、1年ゼミ7コースから選抜された14人です。


まず朝日新聞ジャーナリスト学校事務局長の南雲隆氏よりガイダンスを受け、会社案内のビデオを見た後、2時間余りの社内見学をしました。


印刷工場では、平版オフセット印刷の仕組みを簡単な実験で説明していただき、多数の巨大な輪転機が、その日の夕刊を印刷している様子を見学しました。工場内では、約30台のロボットが音楽を鳴らしながらひっきりなしにロール紙を運び、印刷機にそれを無人全自動でセットしていました。 

編集局では、ガラス越しに明日の紙面についてのデスク会議を見学したり、デジタル編集部の新しい試みの説明を受けたりしました。ゴーグルを装着してみる動物の3次元VR映像は、学生も大いに興味を示していました。朝日新聞社が開発したシステムで、リアルタイムにどのネットニュースが誰にどれくらい閲覧されているかが分かるデジタル指標分析ツール「Hotaru(ホタル)」も、たいへん興味深いシステムでした。


また社屋ビルの最上階16階に案内していただき、周辺の景色を展望しました。解体中の築地市場を見下ろすこともできました。 

その後、研修室では、朝日新聞のネットニュースサイト「withnews」の奥山昌二郎編集長より、「スマホでニュースを伝えるためには?」というタイトルで、ネットニュースの意義と課題について講義を受けました。講義後、奥山編集長には、学生からのさまざまな質問に丁寧に答えていただきました。 

今回の参加学生はすでに読売新聞社での職場体験を経験しており、ネットワーク時代における新聞というメディアの社会的な役割や課題について、より深く学ぶことができました。