メディアコミュニケーション学科

2019.04.17WED

「新聞活用プロジェクト」2年目がスタート 新入生と父母対象のガイダンスを開催―朝日新聞の渡辺社長が講演

 2019年度を迎え、「新聞活用プロジェクト」の2年目がスタートしました。今年度は対象者を1年生に加えて2年生の一部にも広げました。このほかにも新しいイベントなどを予定しており、一層、充実した内容になっています。

 4月6日(土)午後、白山キャンパスで新入生と父母を対象とする「ガイダンス」が行われ、日本武道館での入学式を終えたばかりの新入生ら約300人が出席しました。

 「ガイダンス」では、朝日新聞の渡辺雅隆社長が「新聞を読むことの大切さ」と題して講演し、その後、読売新聞教育ネットワーク事務局の鈴木美潮・専門委員と朝日新聞朝日学情ナビの木之本敬介・編集長が、新聞の意味などについて講演しました。

会場となった教室では配布された当日の朝日新聞と読売新聞を参加者が手に取って広げながら講演を聞きました。 

 朝日新聞の渡辺社長は「ネットの空間は互いに共鳴し合い気持ちがいい泡の中に入るようなものだ。一方、新聞には自分が思うことと違うものを発見するザラツキ感がある。それによって思いもよらぬ見つけることもある。4年間、新聞を読み続けると、今とは全く違う自分に生まれ変わることができるでしょう」と語った。

朝日新聞、読売新聞ともに100年以上の歴史を持つ日本を代表する新聞です。渡辺社長は「社会にある不都合な事実を掘り起こし読者に伝える。それは新聞だからこそできるのです」と新聞の役割を説明しました。

鈴木さんと木之本さんはトークショーのような雰囲気で話してくれました。鈴木さんは新聞紙面の基本的構成を紹介したうえで、「情報が洪水のようにあふれる時代の中で、必要な情報を見出し、抜き出していくことが重要だ」と話した。また、木之本さんは多くの企業が採用面接で時事問題について質問していると紹介し、「ニュースについて話せないと、採用してもらえない。日ごろからアンテナを広げて情報を得ていることが重要だ」と語った。