メディアコミュニケーション学科

2022.08.24WED

「最先端メディア体感プロジェクト テレビ番組制作コース」第14回講義―完成作品の試写と作品評価―

ついにこの日が来てしまいました。7月22日、テレビ番組制作コース(TBSコース)での最後の講義です。「皆さんこの数か月間お疲れ様!」ということで、今回はお疲れ様会を…とはならず。最後の講義は各グループの完成した3分の映像作品を発表し、それをTBSコースのメンバーで点数を用いて評価する活動をしました。

今回の講義の内容を詳しくお知らせする前に、TBS陣の方からサプライズがあったので、まずはその内容を書かせてもらいます! なんと、スポーツを中心にアナウンサーをしているTBSアナの小笠原亘さんを今回の進行役としてお呼びくださいました! 教室に入ってきたときの学生の反応は小さく、小笠原さんが少ししょんぼりしていたように思うのですが…、学生の座っている側では「声がイケメン」とか「身長高い!」といったコソコソ話が結構聞こえてきていました。ちなみに、小笠原さんは東洋大学社会学部のOBです!

では、今回の講義内容の報告に入っていきます。

今回は映像作品試写会ということで、全5グループの作品をプロジェクターで投影し発表しました。各グループごとに、初めに完成作品を1回流し、次に作品のポイントや作品を通して伝えたいこと、制作にあたって苦労したことや頑張ったことなどを話しました。「エンディングのオチをどうするか悩んだ」とか、「構成の部分にあたる絵コンテを書き直したことが苦労した」、「インタビューの画角やアポ取りに苦戦した」というグループが多かったように思います。そして最後にもう1度完成作品を上映するという流れで進めていきました。どのグループの作品もそのグループらしさを残しつつ、今までの講義でTBSの講師の方や学生から指摘された部分を修正したり、表現の仕方を大きく変更してみたりと磨きをかけていました。

発表しているグループ以外の人たちは、その作品を見るだけではなく、“ストーリー性”、“オリジナリティ”、“エンタテインメント性”、“インパクト”、“完成度”、“技術力”、“表現力”という7つの観点からそれぞれ5段階で評価をしました。人の作品に点数をつけていくことが頭と精神を使う繊細な作業であることを実感できたように思います。

全グループが発表を終えたところで、毎回アドバイスや講評をしてくれるTBSの講師、丸山さんと藤井さん、そして西岡さんから最後の評価をしていただきました。ほめて頂いた内容などをここに書きたいのですが、毎回、授業時間が足りなくなるくらいたくさんのアドバイスをして、西岡さんに怒られる丸山さんと藤井さんは最後の授業でもとても多くの点について評価をしてくれましたので省略させていただきます。その代わり、と言ってはなんですが、西岡さんの最後のコメントを紹介させていただきます。

「テレビ番組の制作はコミュニケーションを広い範囲で行おうとすること。何かを知りたい気持ち、知らせたいと思う気持ちは、その何かに対する愛情を持つこと」

以上で、TBSグループでの最後の講義の報告を終わりたいと思います。TBSの講師の方々、東洋大学の先生方ありがとうございました。そして、TBSグループの学生のみんな、お疲れさまでした。

(筆者はメディアコミュニケーション学科2年の宮川雄輝さんです)