メディアコミュニケーション学科

2022.06.24FRI

「最先端メディア体感プロジェクト テレビ番組制作コース」第8回講義―リサーチの報告をし、画コンテを学ぶ―

テレビ番組制作コース(TBS)の2回目となる6月10日(金)の講義では課題であった「リサーチ」と「ロケハン」の発表を各グループ行いました。

各グループの発表の後には質疑応答の時間とTBSの方々からのアドバイスを頂ける時間が設けられました。質疑応答の際には他グループの学生からの鋭い質問がいくつも挙がりました。質問・疑問点を見つけることは少し難しいことではありますが、他者の視点だからこそみえるものを共有することで切磋琢磨しながら、各グループがよりよい作品を作っていけるのではないかと思いました。

 TBSの方々は各グループに対して、プロならではの視点からアドバイスをくださいました。番組のストーリーを作っていくうえで「誰に・何を伝えたいか」を決めることが大切であること、3分間という短時間の番組をより面白くするためにはどこにフォーカスを当てるかを決め、内容を絞っていくことが鍵であるということを教えてくださいました。 

次にリサーチとロケハンのポイントについて教えていただきました。リサーチは番組の構成を作っていくうえでのベースとなる部分であるため、番組の輪郭を掴める程度にし、取材対象と予定(誰を・場所・いつなど)を決めること、ロケハンでは撮影時を想定した準備(カメラの角度・ノイズ・照明など)をするための下見をし、実際にどんな画を撮れるのかを現実的にすることが大事であると学びました。

次回までの課題には、番組のストーリーを可視化するための「画コンテ」が出され、画コンテの説明をしていただきました。

今回の講義の感想を参加学生に聞いたところ、「リサーチとロケハンをした分だけ濃く、面白い内容の動画を作ることができるのだと感じた。」、「企画を進めていくうえで他のグループの学生からの意見やTBSの方からの鋭い質問でより良い作品を作りたいと言う気持ちになった。」と話していました。

自分たちで実践し、そのあとでポイントを教えていただくという講義形式は難しい点もありますが、自ら考える力と発想力の拡大に繋がるのではないかと感じます。グループ内の結束を強め今後も取り組めていけたらなと思いました。

(筆者はメディアコミュニケーション学科2年の高松莉奈さんです)