メディアコミュニケーション学科

2022.04.20WED

次の時代のメディアの姿を学ぶ 「最先端メディア体感プロジェクト」がスタート

日ごろ、私たちが接するマスメディアの世界は今、加速度的に変化しています。新聞、テレビ、雑誌の世界は数年後には大きく変貌し、想像がつかないような姿になっているかもしれません。そんなメディアの世界を学生が直接、体験する「最先端メディア体感プロジェクト」が、2022年4月、いよいよスタートしました。

このプロジェクトは東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科の中心となるプロジェクトです。朝日新聞、TBS、中央公論新社の第一線で活躍する現役の記者やカメラマン、編集者のみなさんの直接指導のもと、学生はメディアの今を経験することができます。また総務省の幹部の方が、電波や通信の世界の将来像などを説明してくれます。

4月15日(金)に、第1回目の授業が行われ、60人の学生が参加しました。冒頭、プロジェクトの今後の予定や注意事項の説明などのガイダンスがありました。その後学生は「記者サロンコース」(朝日新聞)、「テレビ番組制作コース」(TBS)、「ファッション誌制作コース」(中央公論新社)の3つのグループに分かれて、それぞれ自己紹介や課題の発表などを行いました。

「記者サロンコース」

「記者サロンコース」は、朝日新聞のネット討論番組を作るコースです。この日、学生はSDGsの達成に向けた課題解決のアイデアを募集した「大学SDGs ACTION! AWARDS 2022」でファイナリストに選ばれたコンテンツ12件の中から、各自が最も関心のあるものを選びその理由について報告しました。それを受けて、学生の人気の高かった「世界初 花酵母を用いた新感覚カクテルブランド「Hanabi」」と「あさがおプロジェクト「朝から子供たちと1番の笑顔を!」」がグランプリに選ばれました。また、授業にはこのコースを担当する朝日新聞の北郷美由紀さんも参加し、「学生の発言内容のレベルが高かったので今後が楽しみです」と語っていました。今後は「SDGs」についてさらに具体的な事例や体験を共有しながら番組作りを進めていきます。

「テレビ番組制作コース」(TBSコース)

「テレビ番組制作コース」(TBSコース)はドキュメンタリー番組を作るコースです。すでに春休み中の2月22日、TBS担当者の方々とミーティングを行い、「あなたの知らない東洋大学」というテーマで、学生が1人1つ、3分間の番組の企画を考える課題が出され、全員が企画案を提出しました。

新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が続いたこともあって顔を合わせるのは初めてという学生ばかりだったため、初回の授業は互いを知り合うため全員がテレビについてのエピソードを交えた自己紹介を行い、それに対し質問をするというリレートークを行いました。それぞれが自分の好みのテレビドラマや俳優、音楽番組などについて語り、対面授業らしい和気あいあいとした時間を過ごすことができました。

「ファッション誌制作コース」(中央公論新社)

「ファッション誌制作コース」(中央公論新社)は、文字通りファショナブルナ小冊子を作成するコースです。このコースも春休み中に「映画『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年製作/110分/フランス 原題:Coco avant Chanel 配給:ワーナー・ブラザース)を観て、「ファッションは時代を映す鏡」というテーマで、強く感じたことを1,600字程度のレポートにまとめる課題が出され、全員が提出しました。

初回の授業では、担当教員がどのように本授業に臨むべきかを話した後、各自が自己紹介をするとともに、コースの内容などについて簡単な議論をしました。全員がファッションに高い関心を持っているわけではなかったが、関心領域の広い学生が多いことから今後の取り組みが期待されました。