2024.04.22MON

イギリス・オランダ短期研修が行われました

2024年2月12日から29日まで、国際教育センターの小早川裕子准教授引率のもと、本学学生15名がイギリスとオランダを巡る短期研修を行いました。

本研修の目的は、イギリスとオランダに進出している日本企業を訪問し、海外で事業を遂行する意義や海外展開する日本企業が求める人材、日本と海外で働く場合の共通点、相違点、将来の展望などを学ぶこと、またこれらについて、海外協定校の学生たちとのディスカッションを通して文化の違い等について考察することです。

最初の訪問地は、本学の協定校のひとつであるイギリス・プレストンのセントラル・ランカシャー大学。School of Psychology and Humanitiesの副学部長Dr. Ed Griffith氏からのウェルカム・スピーチの後、Global Opportunities TeamのShirley Rosso部長からプレストンの文化についてご紹介いただきました。温かいおもてなしのお礼に、本学学生による、日本の大学生生活や日本文化の紹介を行いました。

Griffith副学長のウェルカムスピーチ

学生による東洋大学紹介

参加者集合写真

ロンドンでは、日本貿易振興機構(JETRO)ロンドン事務所にてJETRO内に創設された日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)代表の久世あおい氏にレクチャーいただき、ご自身の就職面接や現在のお仕事について語っていただきました。

Japan Societyでは、英国らしい伝統的な建築物の中で、日本文化・日本語を学ぶ学生たちとの交流を楽しみました。

また、海外ビジネスに携わる個人や組織をサポートするAUN Communication代表、八木 徹氏のレクチャーでは、失敗を恐れず挑戦することの大切さを伺いました。 

JFOODO久世氏の講義

JETROにて記念撮影

Japan Societyにて日本の大学生活を紹介

Japan Societyで現地の大学生とディスカッション

AUN Communication八木代表の講義

八木氏のお話に聞き入る学生たち

イギリスでの駆け足ながらも充実した5日間の日程を終えた後はオランダ・アムステルダムへ。セントラル・ランカシャー大学同様、本学の協定校であるアムステルダム応用科学大学を訪問しました。同大学で教鞭をとる三角千絵先生の多大なるご協力のもと、研修を行いました。同大学から参加した学生15名と連日活発な意見を交わし、最終日には両大学の学生同士で作成した発表スライドを用い、発表役を引き受けて堂々と発表を行う学生の姿が見られました。

セッションの様子

盛り上がる最終発表会

発表会を終えて記念撮影

次に訪れたワーヘニンゲン大学では、同大で研究活動を行う3名の日本人研究者(経済産業省の蓑原氏、クボタの浅井氏、そして、日本大学農学部の梅田先生)のレクチャーを受講しました。
またアムステルダムでは、キッコーマン・オランダ、ヤクルト・オランダ等の企業も訪ね、それぞれの会社の歴史、世界展開戦略、研究活動など多岐にわたる興味深いお話を伺いました。

ワーヘニンゲン大学

キッコーマン・オランダにて

ヤクルト・オランダ訪問

本研修では、学生たちが現地学生と議論を交わし、発表する場面が多く組み込まれていたため、現地学生のレベルの高い発表に当初は研修参加者たちも驚いていました。ですが、現地学生との交流や彼らの堂々としたのびやかなプレゼンテーションに触れ、彼らのように発表したいという思いを強くした参加者たちは、研修最後の発表の場でそれぞれの思いを表現していました。

2か国での充実した日々を終え、多くの学びを得て帰国した学生たち。今後の大学生活をいかに過ごすか、数々のヒントを得た研修となりました。

本研修は、文科省による「世界展開力強化事業」プロジェクトの一環として行われました。