2025.03.6|THU
2025.03.6|THU
2025年2月22日~3月2日、本学協定校であるイタリアのボローニャ大学と共同でToyo Bologna Winter Program2025を実施しました。
ボローニャ大学と本学は、2018年に包括協定及び学生交換協定を締結以降、長期の交換留学を含む活発な学生交流及び教員交流を行っており、同大学は2022年に文部科学省より採択された「世界展開力強化事業」の本学プログラムの参画校の一つでもあります。
このような活発な交流の中で、2019年度と2022年度にはボローニャ大学で開催されたWinter Programに本学教員及び学生一行が参加しました。そして、第3回目のWinter Programは東洋大学で開催されることとになり、2月下旬からボローニャ大学教職員4名と学生9名が来日しました。
本プログラムは、ボローニャ大学の学生9名と本学学生14名が、本学教員とボローニャ大学教員による“Politics, Society, and the Environment in the Classroom”をテーマとした授業を受け、教室内で学び合いと相互交流を行うとともに、ボローニャ大学一行が宿泊しているAI-Houseに本学学生も滞在し教室外でも国際交流を行うことができるような内容にしました。具体的には、イタリア人学生向けの日本語の授業、アカデミックテーマに関する両大学教員による授業、AI-Houseでの日本料理体験及び浅草へのフィールドトリップや伝統的な紙漉き体験などを両大学の学生が共に行いました。
授業内での学び合いやAI-Houseで宿泊を共にする授業外での交流により、両大学の学生の間で密度の高い異文化交流を実現することとなりました。東洋大学の参加者からは「英語での専門的な授業など、国内にいながらまるで留学しているような、とても良い経験になった」「授業外の時間で、ボローニャ大学の学生達と一緒に日本の各所を巡ることで、日本人としての視点では気づかなかった事を見つけられたり、日本を見つめ直すことができた新しい経験だった」といった感想があり、本プログラム参加を通じて多くの学びがあったことが伺えました。
The third Winter Program between Toyo University and the University of Bologna represented the best points of international partnerships. In just one week, students could make new friends, learn the latest research from professors, and enjoy sightseeing and cultural activities together. The way the two groups of students cooperated and shared their thoughts and ideas with each other was inspiring. Each morning that we met, students from both universities were smiling and talking about the previous day’s fun activities. Bologna students learned a lot about Japan from their new friends at Toyo, who were truly ambassadors for international exchange.
Prof. Steven Green
Deputy director of the Center of Global Education and Exchange
東洋大学とボローニャ大学の間で行われた第3回ウィンタープログラムは、国際的なパートナーシップの素晴らしさを体現したものでした。わずか1週間で、学生たちは新しい友達を作り、教授たちから最新の研究を学び、一緒に観光や文化活動を楽しむことができました。両大学の学生たちが協力し、お互いに思いやアイデアを共有する様子は、非常に刺激的なものでした。毎朝の集合するときは、両大学の学生たちは笑顔で、前日の楽しい活動について話し合っていました。ボローニャ大学の学生たちは、東洋大学の新しい友達から日本について多くを学びました。イタリアの学生達に日本文化を身をもって伝えてくれた東洋大学の学生達は、まさに国際交流の大使と言っても過言ではないでしょう。
スティーブン・グリーン准教授
国際教育センター副センター長