2025.01.27|MON
2025.01.27|MON
1月25日(土)に朝霞キャンパスにて、学生ファシリテーターが企画・運営したTGLキャンプ「世界の3時(おやつ)~お菓子で世界を知ろう~」を開催しました。
学生ファシリテーターによるTGLキャンプは、今回で2回目です。1回目のキャンプで上がった学生たちの意見を取り上げて再び実現する事になりました。
朝霞キャンパスの五十嵐博久先生(健康栄養学科) と坂東貴夫先生(フードデータサイエンス学科) にもご協力をいただいて実現した今回のキャンプは、テーマが「世界のおやつ」である事から、健康栄養学科やフードデータサイエンス学科がある朝霞キャンパスで開催する事になりました。
TGLキャンプの開催は白山キャンパスに集中しがちですが、今回は朝霞キャンパスを知ってもらう良き機会となりました。また同時に、朝霞キャンパスからも学生ファシリテータとして参加してもらうことで、東洋大学の複数のキャンパスの学生同士が一丸となって、本キャンプを実現、そして、成功させた事にも大いなる意義がありました。
この報告で第一にお伝えしたいのは、学生ファシリテーターの素晴らしさです。
彼らは、数ヶ月前から毎週、時には、週2で会議を開き、今回のキャンプをどの様に運営したら学びが多く満足できるか話し合いました。日頃は何事にも受け身で参加している学生たちが、主催・企画・運営する立場となった事で、会議を調整することや伝達することの難しさ、話がまとまらない焦り、成功させる事に対する不安と責任感などの葛藤があったと思います。
彼らは、世界を地域別に分け、それぞれ担当地域の基礎情報(地理、天候、歴史、宗教、生活など)を調べた上で、おやつの種類を発表スライドにまとめました。各地域のおやつを集めるのも、中々大変です。特に中東やイスラム圏やアフリカは馴染みがありません。そこで、学生ファシリテーターは、代々木上原にあるモスクを訪問し、イスラム文化のレクチャーを受けた上で、モスクにあるスーパーで販売しているお菓子を購入・試食し、遠く離れた異文化の「おやつ」を味わいつつ、キャンプの運営方法に役立てました。
学生ファシリテーターの皆さん
当日は、参加者を地域別に8グループに分け、学生ファシリテーターが調べた各地域の“食”に関する基礎情報(地理、天候、歴史、宗教、生活など)の発表を聞きながら、実際に各地域の世界のおやつを試食し、その後、2つの異なる地域の特色を融合した新しいおやつの開発案をグループ毎に考えました。限られた短い時間でしたが、本当に実在したら売れるのではないかと思える独創的な案が発表されました。彼らのネーミングや着眼点や理由付けが素晴らしく、中には、レシピを材料の配合まで考えるグループも出るほどの熱心さでした。
今回のTGLキャンプで、新たに学生ファシリテーターになりたいと意思表示をする学生もたくさん出てきました。学生が主体となって活躍できる機会を作ることができたことに大変嬉しく思います。(文:小早川裕子先生)
学生主体で行うTGLキャンプは今回が二度目でした。私は、1回目のファシリテータの経験を生かすことと、それを後輩に伝えることを目標に活動しました。
今回は、ファシリテータの大半が下級生であり、所属キャンパスが異なっていたため、連携を取ることが難しかった半面、キャンプの運営を通して、予定調整やミーティング内容の共有など、自分から積極的に発言する力、下級生に役割を分担したり、的確な指示をしたりするリーダーシップ力を付けることができました。当日は、様々な学部の学生が数多く参加してくれて、やりがいを感じました。このキャンプが、異文化に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
今回の運営期間は、就職活動と重なり、ファシリテータを担うことへの迷いもありましたが、挑戦して得られたものは大きかったです。皆さんも、限られた学生生活の中で、少しでも興味があることには、ぜひ挑戦してください!今後も、学生主体のTGLキャンプが行われることを楽しみにしています!
関わっていただいた皆さんありがとうございました。
社会学部社会心理学科 3年 後藤暖笑
今回のTGLキャンプは、お菓子を食べて、実際に世界を旅しているような体験を通して、異文化理解を深めるといった新しい形でのキャンプでした。そのため、何より結果や成果を残さないとと焦る気持ちもありました。
また、今回は学生ファシリテーターの人数が多く、基本的にキャンパスを越えた会議だったので、「全体での1つの理解」が非常に難しかったです。しかし、数ヶ月間オンライン上でコミュニケーションを取っていた仲間と実際に当日会うことにより、私達自身もより楽しみながらキャンプを遂行することができました。また、参加してくれた学生からの「楽しかった」という声と笑顔が何よりも嬉しかったです。
加えて、自分たち主体で、同じ意志を持った仲間と1つの目標を達成するという体験は、非常に価値のあるものだと身を持って体験しました。またこのような素敵なイベントに携われる機会がありましたら、全力で取り組みたいです。国際教育センターの皆様、ご参加いただいた学生や関係者の皆様、本当にありがとうございました。
国際学部国際地域学科 1年 和田 優芽
私は1回目の学生主体のTGLキャンプに参加し、自分も参加者側ではなく運営側で参加することに興味を持ったので、今回の参加を決めました。
他キャンパスの方とは対面で会うことが難しく、全員が内容を把握出来ているか、伝え忘れていることがないかなど、当日まで不安なことが沢山ありました。しかし当日ハプニングが起きてもファシリテーター全員で力を合わせたことで、最後までやり切ることができ、大きな達成感を感じることが出来ました。一つのキャンプを完成させるためにどれだけの時間と労力がかかるのかを実際に学べたことは今後の自分の活動の成長に繋がると思います。
また、今回の活動を支えてくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
経営学部マーケティング学科 1年 吉田 栞
今回初めて運営側にまわり、今まで参加させていただいていたTGLキャンプの運営がどれだけ準備が必要で大変かを知りました。
数ヶ月間にもわたるミーティングでは慣れないこともあり、やり始めたばかりの頃は大変だと感じることも多々ありました。ですが今振り返ると、とても達成感を感じることが出来る良い経験であったと感じます。
今後TGLファシリテーターとして参加させていただく際には、より良いイベントになるように今回の経験を活かしたていきたいです。
朝霞キャンパス 英語サークル
生命科学部生命科学科 1年 森田真有
食環境科学部健康栄養学科 1年 上村愛
生命科学部生命科学科 1年 閑田佑子
生命科学部生体医工学科 1年 伊藤紅乃香
生命科学部生体医工学科 1年 内川拓人
食環境科学部食環境科学科 1年 神谷雫月
食環境科学部食環境科学科 1年 邉田涼香
食環境科学部食環境科学科 1年 里見奈砂