2026.06.22|MON
2026.06.22|MON
2026年6月20日、東洋大学白山キャンパスにて、TGLプログラムの一環として「多文化共生を描く―地域に広がる多言語サイン―」をテーマとしたワークショップを開催しました。本キャンプでは、多文化共生社会における情報伝達の重要性に注目し、身近な環境にある「多言語サイン」を題材に、その役割や課題について考えました。
ワークショップの前半では、多文化共生や言語景観の考え方について学んだ後、学生たちはグループごとにテーマを設定し、キャンパス内のサインや地域の公共交通機関・観光地・防災情報・医療情報などを調査しました。当日は悪天候のため、一部の活動についてはオンライン調査も活用しながら実施しました。
後半では、調査結果をもとにグループごとにスライドを作成し、発表を行いました。発表では、大学構内のゴミ箱表示や非常ボタン、食堂のメニュー表示、駅やバス停の案内、神社や観光施設におけるルール説明、防災ポータルサイトや医療機関のホームページなど、多様な事例が取り上げられました。
参加者は、「日本語のみの表示では外国人には理解が難しい」「英語だけでは十分とは言えない」「情報量が多すぎると必要な情報が見つけにくい」といった課題を指摘しました。一方で、写真やイラスト、ピクトグラムの活用、多言語表記、やさしい日本語、QRコードを利用した情報提供などが有効な改善策として提案されました。
発表では、「多言語化」に加え、写真やイラスト、ピクトグラム、QRコードなどを活用した改善案が多く見られました。また、キャンパスや地域のサインだけでなく、防災サイトや医療機関のホームページなどを取り上げるグループもあり、情報提供の在り方についてさまざまな視点から考察していました。
今回のTGLキャンプでは、学生たちは普段何気なく見ているサインや案内表示を、日本語が十分にわからない人の立場(「外」の観点)から見直し、その課題や改善点について考えました。発表では、「日本語だけでは伝わりにくい」「英語だけでは十分ではない」「ピクトグラムがあるとわかりやすい」といった意見が多く見られ、身近な環境における情報提供について改めて考える機会となりました。
今後も国際教育センターでは、学生が異なる視点から社会や地域について考えることのできる学習機会を提供していきます。(担当講師:陳秀茵)