2025.07.04|FRI
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2025年7月2日、東洋大学は、国際大学協会(IAU)から国際化戦略に関する助言サービス(HEIAS)を受けるにあたり、来日中のHEIAS専門家パネル4名のご協力を得て、国際化に携わる職員を対象としたStaff Development(SD)を実施しました。対面およびオンラインを合わせて、約40名が参加しました。
このSDは、国際化に関わる事務職員が抱える課題をHEIAS専門家パネルと共有し、それに対するグッドプラクティスや今後の改善につながる具体的な提案を得ることを目的に実施されました。参加者からは、効果的なオンライン国際交流プログラムの実施方法、派遣・受入学生に対する合理的配慮、国際業務に対する心理的負担や抵抗感への対策、効果的な留学生リクルート方法、留学生のインターンシップ、戦略的パートナーシップの構築など、多岐にわたる課題が提示されました。
これらの課題に対し、専門家パネルからは、海外の実践例や課題解決に向けた具体的な方法、組織として取り組みを推進する際の考え方など、示唆に富んだフィードバックが寄せられました。SDを通じて、本学が直面している多くの課題は、日本の他大学や海外の大学とも共通していることが明らかとなりました。国際化を推進するための1つの「万能な手段」や「答え」というものはなく、東洋大学として何のために国際化を推進するのかという目的に何度も立ち帰り、様々な状況や条件を踏まえながら、戦略的に進めていく必要性が再認識されました。
また、HEIAS専門家パネル長であるエヴァ・エグロン・ポラック氏は、本学がこのようなSDを企画・実施し、多くの職員が積極的に参加している姿勢を高く評価されました。そして、「国際化に携わる人は、謙虚であり、様々なことに好奇心を持ち、オープン・マインドであることが大切である」との言葉が参加者に強く印象づけられました。
今後も国際課は、大学内の他部署の国際課兼務者等と連携しながら、大学全体の国際化の更なる推進および学生の国際交流の促進に積極的に取り組んでまいります。