2025.06.03|TUE
2025.06.03|TUE
2025年5月31日、東洋大学白山キャンパスにて、「TGLプログラムを体験してみよう!」をテーマとしたTGLキャンプを開催しました。
今回のキャンプは、テーマの決定、ポスター作成、役割分担、広報活動など、企画・準備・運営のすべてを学生主体で行う形で実施されました。約2か月にわたる準備期間を経て、当日は学部・学年を超えて18名の学生が参加し、11名の学生ファシリテーターとともに、活発な議論と創造的なアウトプットが展開されました。
当日は、アイスブレイクに続いて、学生ファシリテーターによるTGLプログラムやワークショップの説明が行われました。学生自身の視点から、学生の言葉で語られた説明は、教員による説明とはまた異なる魅力があり、参加者にとって共感しやすく、身近でわかりやすいと感じられる部分もあったように思われます。
その後、参加者は5つグループに分かれ、「あなたがやってみたいTGLキャンプ」というテーマに基づいて、ディスカッションとポスター作成に取り組みました。今回生まれたアイディアには、「世界 lunch box 選手権」「異文化融合スポーツ大会」「そうだ、留学に行こう!」「世界がひとつだったらどんなファッションが生まれる?」「オリジナル国を作ろう」など、多様性と創造性に満ちた内容が並びました。
例えば、「世界がひとつだったらどんなファッションが生まれる?」では、やさしい英語とやさしい日本語を用いながら、多文化的な価値観を取り入れたファッションを構想するという、言語と創造の融合的なアプローチが印象的でした。また、「世界 lunch box 選手権」では、各国の弁当を味・見た目・栄養の観点から比較し、実際に作って食べて投票することで、食文化の違いを体験的に学ぶ工夫が見られました。
どのグループの発表も個性豊かで、異文化理解・創造性・協働といったSDGsとTGLの理念に沿った学びが随所に見られました。さらに、学生ファシリテーター自身が自ら考え、チームをまとめ、柔軟に対応しながらイベントを導いていた姿は、まさに「多様性の中で主体的に学び、リーダーシップを発揮する力」を体現していました。
国際教育センターでは今後も学生主体のTGL活動を継続し、より多くの学生にその魅力を届けてまいります。
(担当講師:陳秀茵)
今回初めて学生ファシリテーターとしてTGLキャンプに参加しました。準備にあたって最初は分からないことも多かったのですが、先生方や他の学生ファシリテーターの方々にサポートしていただき、楽しんで運営に携われたと感じます。 準備期間では他のファシリテーターの方々が出してくれたアイデアを取捨選択したり、作業を配分したりするのが難しかったですが、とても協働作業の練習になりました。TGLキャンプ当日は参加者が一体となって楽しんでいて、満足できる結果だったと思います。この経験を今後も活かしたいです。 TGLキャンプに携わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
国際学部国際地域学科 3年 森田楓果
初めてファシリテーター側として参加して、最初はとても緊張しましたが、毎週ミーティングをして顔を合わせるうちに緊張が解け、本番は本当に楽しんで活動することができました!また、個人的にはグループ活動の際にいいファシリテーションができなかったと感じ、ファシリテーション?グループ活動の難しさを学ぶことができとてもいい経験になりました。困難を乗り越えて、多くの参加者とファシリテーターから楽しかったと言ってもらえて本当によかったです!
社会学部社会学科 3年 菅野 里美
今回二回目のファシリテーターとして参加させていただきました。前回は受け身になるばかりで自分から案を出すことも少なかったですが、今回は前回の反省を活かし、積極的に案出しをすることができました。前回から成長できた点はあったものの、今回はファシリテーターの当日の動き方など、より発展した課題点が出てきました。次のファシリテーターを務めさせていただく機会には、今回の反省を活かしより細やかな事前準備に努めていきたいです。今回の題材は、「TGLキャンプでどのようなイベントを自分だったら企画するか」でした。この感想を見てくださっている皆様、ぜひ次は私たちと一緒にファシリテーターとして一緒に活動してみませんか?よりたくさんの仲間ができることを心からお待ちしております!
食環境科学部 食環境科学科 2年 神谷雫月
今回は、学生主体で企画・運営を行うキャンプであり、今学期開始と同時に会議を始め、議論を重ねてきました。過去の実績がある中、参加者を惹き付ける企画や宣伝方法等に困難を抱えながらも、最終的にはキャンパス間の壁を越え、多くの方に参加してもらうことができました。 全体を通し、皆様の参加度や発表に対するリアクションが本当に素晴らしく、今回のキャンプが円滑に進んだのも皆様のおかげだと確信しております。そして、最初は多くの不安があったものの、終わった時には参加者の皆様やファシリテーター、先生方と一緒に笑っている自分がいました。 自分達の力だけで0から1を作り、それを100にすることは非常に難しかったです。しかし、全員で協力し、尊重し合い、着実な一歩を進めていくことで、素敵なイベント開催の実現が叶うのだなと身を持って体感できました。 最後になりますが、国際教育センターの皆様、ご参加いただいた学生や関係者の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
国際学部国際地域学科 2年 和田 優芽