2025.02.17|MON
2025.02.17|MON
2025年2月15日、TGLキャンプ「Discovering Yourself through Your ‘Oshi’」がオンラインにて英語で開催されました。
当日は11名の参加者が集まり、それぞれの「推し」を通じて自己理解を深めることを目的としました。また、異文化理解の視点を取り入れ、個々の価値観や文化的背景を探求する機会ともなりました。
オープニングとアイスブレイクキャンプ冒頭では、開催の趣旨の説明とアイスブレイクを行いました。アイスブレイクでは、「あなたの推しを一言で表すと?」という質問を投げかけ、自由に回答してもらいました。これにより、参加者同士がリラックスし、交流がスムーズに進むきっかけとなりました。
その後、各自が自分の推しについて考えた上で、小グループ内で紹介し、それがなぜ特別なのかを語りました。推しは必ずしも人に限らず、場所や物、概念など多岐にわたり、参加者それぞれが異なる視点から自己表現を行いました。さらに休憩を挟みながら、自分の推しをどのように構成して伝えるかを考える時間を設けました。推しとの出会い、どのように影響を受けたか、自己理解や異文化理解との関連などを整理し、最終プレゼンテーションに向けた準備を行いました。ここでは、参加者同士でフィードバックを交換し、より明確で伝わりやすい発表を目指しました。
また、少人数のグループに分かれ、それぞれが推しについて短いプレゼンを行い、質問を交えながら深く掘り下げていきました。このセッションを通じて、他者の推しに対する理解が深まるとともに、自分自身の推しに関する新たな気づきを得る機会となりました。また、異なる文化や価値観を持つ参加者との対話を通じて、自分とは異なる視点から推しを見つめ直すことができました。
最終的に、各参加者が準備した推しについて発表しました。発表では、自身が取り組んできたスポーツや、好きな音楽グループ、アイドルなど、様々な「推し」が紹介されました。また、推しとの関係性や文化との繋がりについても語ってもらいました。
発表後には質疑応答の時間を設け、参加者同士で意見を交わしました。推しに対する個々の情熱や、そこから得た自己理解・異文化理解の視点を共有することで、TGLキャンプ全体としての一体感が生まれました。
最後には、本TGLキャンプを通じて得た学びについて振り返りました。推しが個人のアイデンティティや人生観にどのように結びついているかを考えることで、新たな発見につながったことが印象的でした。
本TGLキャンプを通じて、参加者が自分の推しを深く掘り下げ、自己理解を深める機会を得ることができました。推しに対する情熱や関心を言語化することで、自身の価値観や人生観を整理する手助けとなり、また、他者の文化理解のきっかけにもなりました。
さらに、異なる文化や視点に触れることで、異文化理解の促進にもつながったと考えられます。オンラインでの開催であったため、対面のTGLキャンプとは異なる課題もありましたが、参加者が積極的に発言し、活発な交流が生まれたことは大きな成果でした。
今後の課題として、より多くの対話を促進するための工夫や、グループワークの時間を増やすことなどが考えられます。今回のTGLキャンプは、参加者が自身の「推し」を通じて自己理解と異文化理解を深める貴重な機会となりました。推しは単なる趣味ではなく、個人の価値観やアイデンティティに密接に結びついていることを再認識する場となりました。
国際教育センターでは、今後もこのような機会を通じて、自己探求や異文化交流を促進していきます。皆さんの積極的な参加を期待しています。
(文:水松巳奈)