トロムソ大学(ノルウェー)

 ~ One-Of-A-Kind Study Abroad: Arctic Life in Norway ~ 


三上 雅輝さん(国際観光学部 国際観光学科 3年) トロムソ大学/ノルウェー

 

  留学前から留学を終えるまで 

留学することは私の一つの夢でした。近年は短期で色々なコースがあるので、以前よりも手が届きやすくなったと思います。そんな中でも私は平凡な留学はしたくなく、一番非日常を体験できる場所をと考えノルウェーを選びました。ノルウェーはアナと雪の女王の舞台になった国としても有名です。留学先は北極圏にあるトロムソ大学というところで、夏は白夜、冬は極夜やオーロラを見ることができます。これは日本や他の留学先では絶対に体験できないもので、勉学や異文化体験以上のものを体験できると私は感じました。留学前は重要な手続きや準備が多くて大変ですが、前もってその国だからこそ体験できることを調べておくと面倒な手続きや準備も楽しくなるかと思います。

初めての学生寮体験、一人暮らし、キャンプ、白夜、極夜、クロスカントリースキーetc…ととにかく初めてづくしの毎日でした。日常生活にも学びがたくさんあり、寮生と交流していく中で自分の意思疎通能力が飛躍的に向上するのを感じました。学校の授業形態は日本とあまり変わらず、受け身の授業とゼミのような少人数に区切っての討論が主です。放課後は友達と空き教室や図書館で勉強し、疲れたら森に入って探検したり木の実を集めて手作りジャムを作ったりしていました。ファンタジー映画さながらの生活を送っていましたが、いくつか問題もありました。中でも寮生に冷蔵庫の中身を盗まれたのは今となっては良い思い出です。

 

残念ながら留学はコロナの影響で残り3ヶ月の時点で中止となりました。突然の友達との別れで涙の帰国となりましたが、今でも当時の友達と連絡を取り合っています。帰国後は必修単位の修得と就活、卒論に専念していました。私のゼミは英語で行われていることもあり、卒業論文の執筆が英語だったので大いに留学の成果を発揮できたと思います。幸い就活面でも留学中の体験が話題になる場面が多々あり、コロナ下の就職難でも滞りなく終えられました。留学は私の人生の分岐点であり、留学に踏み切れていなかったら今頃全く別の人生を歩んでいたと思います。留学するに当たり支えてくれた家族や職員の方々には感謝の気持ちで一杯です。有り難うございました。

 

  これから留学を目指す学生へ一言 

私は身の回りのものを極力英語にするということを心がけていました。携帯の言語設定を英語にしたり、英語開講の授業を取ったり、英英辞書を使う等はすぐに出来ると思います。余裕があればメモを英語で書いたり、登下校中に頭の中で一人模擬英会話をしていました。日本語を介さず、英語を英語のまま理解する習慣づけをお勧めします。