国際学部国際地域学科(2022年卒業)DHさん
在学中の留学経験について
✿在学中の留学経験✿
①1年次:国際地域学科 短期語学研修(University of San Carlos,セブ フィリピン)
②2年~3年次:長期留学 (University of Nebraska at Kearney, アメリカ)
✿語学力✿
入学時:TOEIC 685点 ⇒ 卒業時:TOEIC 940点
✿留学を目指すことになったきっかけ、留学時の目標✿
様々な授業や学内イベントに参加し、諸先輩方の経験談を聞く中で自分も交換留学に挑戦したいという気持ちが強くなったことがきっかけです。もともと小さいころから漠然と日本とは違う国の事情を知りたい、日本とは異なる環境で生活してみたいと思っていましたが、当時は具体的にどういう風にそれを実現していくかまで考えていませんでした。先輩方の体験を聞き、旅行や短期研修では得られない、日常に根付いた文化や価値観を学ぶには交換留学が最適だと考え、応募を決意しました。留学先は、異なる文化で育った学生と生活を共にすることで自分の視野を広げたいと考え、学生寮があり、かつ学びたい授業が受講できる大学に絞って探しました。その中で University of Nebraska at Kearney を選択しました。留学中は、とにかく現地の習慣や文化を理解し、自分の視野を広げることを目標としました。フットワークを軽くし、友人とカフェテリアで食事を共にするような日常的な交流から、州をまたいでの旅行まで、大小さまざまなことに積極的に挑戦しました。
✿語学勉強方法(参加して良かった学内講座等)✿
アウトプットを意識して学習に取り組みました。特に LEAPとECZを活用することで、学んだ知識を実際に使う機会を増やしました。入学当初はリスニングとスピーキングに課題を感じていましたが、LEAPで学んだ表現をECZで試してみたり、逆にECZで教わった表現をLEAPで活用したりすることで、インプットした知識を自分のものとして定着させていきました。
ECZで出会った方々は皆とても気さくで、多少表現を間違えても優しく受け止めてくれたため、ミスを恐れずに話すことに挑戦できました。その結果、1年生の春学期が終わるころには、自信をもって英語で会話できるようになりました。
また、リスニング力の向上にはLEAPの課題が大きく役立ちました。具体的には、自分で選んだ英語のインタビュー動画など(5分程度)を視聴し、その感想を英文で提出するという内容です。この課題を毎週2〜3回継続することで、リスニングスキルが格段に向上しました。加えて 海外ドラマの視聴を取り入れました。まず1度目は日本語字幕付きで視聴して内容を理解し、そのうえで2回目は英語字幕で視聴して表現や言い回しを学ぶという方法です。好きな作品を繰り返し観ることで負担なく継続でき、楽しみながら効果的にリスニング力を鍛えることができました。
✿参加して良かった学内イベント(国際交流イベント等)✿
ECZ 留学フェア
✿留学から得られたもの、成果✿
留学を通じて得られた最大の成果は、自分の可能性が大きく広がったこと・選択肢が増えたことだと感じています。語学力はもちろん、留学の経験から、異なる文化の中でも積極的にコミュニケーションをとり相互理解に努めることで信頼関係を築けることを学びました。さらに学生寮での共同生活や友人との日常的な交流を通じて、文化や価値観の違いを受け入れ、柔軟に対応できる力を培うことができました。こうした経験を通じて、異なる文化の中でも生活し、学び、成長していけるという実感と自信を得られたことは、何より大きな成果です。この経験が日本にだけでなく海外でも活躍したいという気持ちへとつながっています。実際、現在勤務している会社では海外研修生として再びアメリカに派遣されており、学生時代とは異なる立場で学びを継続する機会を得ています。留学に挑戦した経験があったからこそ、この研修も前向きにとらえ、自らの成長の機会として積極的に取り組めていると実感しています。
✿今振り返って、学部生時代に取り組んでおけば良かったと思うこと✿
語学学習や留学だけでなく、大学が提供しているほかの分野の講座も受講しておけばよかったと思います。社会人になると何を学ぶにもお金がかかり、時間を割くのも難しくなります。時間があり、かつそういったリソースにアクセスしやすかった学生時代にビジネススキルや何か資格などの講座受講や勉強をしておけばより一層、自分の成長につなげることができたのではないかと感じます。もちろん語学のスキルや留学の経験はプラスになりますが、語学や異文化を理解する能力はあくまでコミュニケーションのツールだと考えています。そのツールを使って何かユニークなスキルが発揮できればより他人との差別化が図れて、さらに自分の可能性を広げることができたのではないかと思います。またこれは自分や大学がコントロールできない問題でしたが、コロナウイルスの影響でフィールドトリップなど現場に足を運ぶ機会が少なかったことももったいなかったなと思います。もっと自分で実際に見て・聞いて・話して学ぶことができれば、より深い理解や洞察につなげることができたのではないかと感じます。
卒業後の進路:就職
✿現在のお仕事✿ 国際総合物流企業
私は国際物流業に従事し、お客様の国際輸送をサポートしております。入社後3年間はカスタマーサービス担当として、航空貨物の輸入業務(輸入通関から配送手配、納品まで)を一貫して担当してまいりました。 4年目からは海外研修生としてアメリカ法人シカゴ支店に赴任し、航空・海上を問わず、見積作成、配送手配、航空会社・船会社へのブッキングなど輸出業務全般に携わっております。
✿この就職先を選んだ理由✿
「誰かの日常を支える仕事に就きたい」「グローバルに働きたい」という思いから、この就職先を選びました。就職活動当時はコロナ禍の最中で、人の移動は厳しく制限されていましたが、一方でモノの流れは国内外を問わず止まることなく続いていました。それを目の当たりにし、物流が人々の生活や社会、インフラを維持するために不可欠であり、大きな責任を伴う業界であると感じました。また、学生時代には交換留学をはじめ、たくさんの学内イベントに参加し異なる文化や価値観に触れる経験を積んだことで、将来は世界を舞台に活躍したいという考えるようになりました。国際物流企業として世界中に600以上の拠点を有する弊社であれば、そのグローバルなネットワークを活かして多くの人々の日常を支えることができると同時に、自分自身も世界を舞台にグローバルに働くことができると感じました。加えて、海外研修の制度や駐在など実際に海外でも働くことができるチャンスがあることも魅力に感じました。以上の理由から弊社を就職先に選択しました。
✿就職活動中に留学の経験をどのようにアピールしましたか?✿
異なる文化や背景で育った人ともコミュニケーションをとれる(=異文化コミュニケーション力)をアピールした記憶があります。交換留学時には現地の学生と一緒に授業を受ける中で異なる考え方や価値観を肌で感じました。特に学生寮では現地の学生や他国の留学生と共同生活をしていく中で、お互いの価値観や意見を尊重しながらコミュニケーションをとり信頼関係を構築していきました。これらの経験から、単に語学力を強みとするのではなく、語学をツールとして相互理解を深め、異文化間の円滑なコミュニケーションや関係構築に貢献できる力を培いました。国際物流の現場においても、海外の現地法人や顧客とのやり取りは欠かせないと考えました。規模は異なるものの、留学や4年間の学生生活を通して得た経験は、国境を越えた信頼関係の構築やスムーズなコミュニケーションの実現に活かせると考え、就職活動で強調しました。
✿大学での学修や留学経験が、今の仕事にどのように活かされていますか?✿
上述の通り、異なる価値観を持つ人とも信頼関係を築ける点や語学力は、現在の仕事に大いに役立っています。国際物流の現場では、世界中の従業員とコミュニケーションをとり協力しながら、一つのサービスを提供する必要があります。その中で英語で問題なく意思疎通を図れることは、業務を進める上で大きな強みとなっています。現在はアメリカ法人で勤務していますが、現地従業員と密に連携しながらスムーズに仕事を進められているのは、留学時の経験が大きく影響していると感じています。もちろん現地スタッフが温かく受け入れてくれている点が一番大きな要因ですが、学生時代に異なる価値観を持つ学生と共に授業を受けてディスカッションを行い、学生寮で共同生活を送った経験があったからこそ、異国の新しい環境でも臆せずコミュニケーションをとり信頼関係を築くことができていると感じています。留学中に教えてもらったユーモアなや経験談もよいアイスブレイクになっており、留学の経験は大きく役立っています。
✿今の仕事の「やりがい」を教えてください✿
お客様に感謝されたときや、大きな案件を成し遂げたときに大きなやりがいを感じます。繰り返しになりますが、国によって商習慣や規制・ルールは異なるため、各国の従業員と密にコミュニケーションをとり、情報共有をしながら仕事を進めていく必要があります。時には複雑な案件で数週間から数か月にわたり調整ややり取りを重ねることもあります。また、その過程では困難や想定外のアクシデントに直面することも多く、大きな時間と労力を費やすことになりますが、最終的に関係者全員の知識や経験を結集し、力を合わせて問題なく案件を完了できたときには、国境を越えて一つのチームとして成果を上げられたという大きな達成感を覚えます。その努力が認められ、お客様から「本当に助かりました」「ありがとう」といった言葉をいただけたときには、苦労が報われた思いがして、さらに強いやりがいを実感します。これからも自分たちのサービスを通してお客様の課題解決に貢献できるよう、様々な案件に挑戦し知識と経験を蓄積していきたいと思います。
✿あなたの就職先への就職を目指している後輩へアドバイスをお願いします✿
とにかくいろいろなことに挑戦し、自分の興味や関心を広げていただけたらと思います。弊社は国際物流企業のため、語学力や留学経験は大きなアドバンテージになります。ただ弊社が扱う貨物は、皆さんが普段使うような日常品から工場で使われる巨大な装置まで多種多様です。語学力や留学経験に限らず、自分の興味・関心ひいては知識を広げることで、より興味をもってお客さんとお話ができたり、自分の仕事に主体的に取り組むことができるようになると思います。何より大学の4年間は学内外問わず、いろいろなことに挑戦できる良い期間です。大学が提供している支援やサービスをうまく活用して学生時代にしかできない経験をすること、そしてその経験を自分の言葉で伝えることができるようになるとより素晴らしいと思います。一見興味を持てなさそうな分野でも、まずは挑戦してみることが良いと思います。思いがけない発見から興味が広がったりすることもあります。自分が得意なのか不得意なのか、興味があるのかないのかも、挑戦しない限りわかりません。ぜひチャレンジ精神をもって日々の学生生活を過ごしていただければと思います。自戒の念も込めてアドバイスとさせていただければと思います。もしご縁があれば、いつの日か一緒に働くことができるのを楽しみにしております!